生まれて初めて年齢を感じたこの数日
私は、地球上で一番いい時代の一番いい国に生まれ、これまで生きてきたと思っている。
戦争に敗れ、日本中が着るものも食べるものも住むところもなくした。
そんな中からやっと、なんとか平穏な生活が送れるようになったときに私は誕生した。
父親は、無から商売を立ち上げ、私は何不自由ない生活をさせてもらった。
そして、高度成長。
バブル。
戦争もなく、飢餓もない。
世界で一番いい国の、いちばんいい時代を生きてきた。
おまけに、この年まで大きなケガも病気もしたことはない。
しかし、自分の子供には私が親にしてもらったことの10分の1ほどのこともしてやっていない。
ましてや、人のために役に立つようなこともしてきていない。
地球温暖化で50年後、100年後の地球はどうなるのかと不安な声もあがるが、私はそこまでは生きていない。
一番いい時代の一番いい国で生きてきた幸運の中で逃げ切れると思っていた。
そこにきてのパンデミックと戦争。
コロナとウクライナ侵攻は、これまで感じたことのないいやーな気分である。
それに輪をかけて、いままで体に不安を感じたことがなかったのだが、ここ10日余り得体のしれない痛みに襲われて、人生で初めての不安を感じている。
体はいたって丈夫だといっても、何度かは寝込むような病気はした。
しかし、いつも深刻な事態にはならなかった。
人は私を鉄人と言い、自分でもどこかに健康な体に戻れるという確信じみた自信があった。
ただ、今度の痛みにはちょっと参っている。
寝違いのちょっとひどいものだと思って、時間が治してくれると思っていたのだが痛みは激しくなるばかり。
耐えられずに、病院に行って薬をもらっても全く痛みが治まらない。
それでもなお、今は、あと数日したら自然治癒するさと欄干的にも思っているのだが、なにか悪い病気であったらという不安も覚えている。
人生で初めて年齢を気にしたこの数日である。
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