8月1日 いつになく楽しい月の始まり
8月1日。
何度も書いているが1日(ついたち)は、私にとって特別の日。
怠惰に過ごしてきた時間をリセットして、今日からやるぞとなる日。
この日だけは、義務的にでもブログを更新してきた。
しかし、今日の1日(ついたち)は、ここ数年にないちょっと気分のいい月の始まりだった。
1か月前から入っていた、工事の一つの山場の予定日。
工事現場の工程の都合で、近所の月極駐車場の契約車両約20台をこの一日いっせいに移動してもらわなければならなかった。
協力のお願いはしてきていたが、全員の方が忘れることなく約束を守ってもらえるか。
実は、先週の木曜日からまったく動いていないままの車が一台あった。
予定日前日の昨日、他の車は全部移動してくれているのだが、夕方になっても1台の車だけ停まったままになっている。
気になって夕方から1時間おきに見に行っていたのだが、夜9時になっても停まったまま。
明日の朝までに移動してもらえなかったら、レッカー車で移動させてもらってもいいのだろうか。
そんな不安に押しつぶられそうになっていたら、夜9時半、見に行くと車がいなくなっていた。
そこで、さっそく駐車場の入り口を閉鎖した。
そして今日、無事予定工事は終了した。
ここ数年にない良い気分を味わっているのは、このことだけが原因ではない。
この1,2週間ほど、去年の10月から悩まされていた脊柱管狭窄症の強い痛みが治まってきたのだ。
立っていると下肢がしびれ痛みが走る。
5分も歩くと太ももからふくらはぎやすねにかけてしびれや痛みが出て歩けなくなる。
少し休むと治まってまた歩けるようになるため(これを間欠跛行という)、歩いたり休んだりすることを繰り返さなければならない。
ここ数年、そんな痛みと共存しながら暮らしてきていた。
幸、私の仕事は不動産業。
重いものを持ったり、立ちっぱなしをしなくても仕事はできる。
長時間は歩けないが、ちょこちょこ腰かけながらでも仕事はできる。
不動産屋でよかったな、なんて、そんな深刻に考えこむことなく、やり過ごしてきた。
ところが去年の10月。(だったかな)
どうにもこうにも、どんな姿勢をとっても、腰から足先まで痛みが走った。
歩くことも、立っていることもできない。
こんな時に限って、暦は連休。
連休明けに、なんとか痛みをこらえて病院に駆け込んだ。
すぐには治らなかったが、痛み止めの薬と適切な治療でなんとか1週間くらいで、少しは動けるようになった。
そこからは、また痛みと共存しながらの生活。
病院の先生の治療と生活指導。それに加えて、何冊かかった腰痛本の中で自分の症状にあった腰痛体操を続けてきた。
他の人たちの深刻な病気と比べたら自分はまだ幸せだと思いながら仕事を続けてきた。
気が付くと、この1週間くらい、間欠跛行が無くなっている。
ためしに軽くウォーキングをしてみたら、1時間くらい歩ける。
生来私は、健康には自信があったのだが、ここ1,2年は脊柱管狭窄症の痛みに悩まされ、健康の自信が揺らいできていた。
そこで、「70歳からの〇〇」とか「80歳を乗り切るための〇〇」的な健康本や、雑誌の生地を読み漁ってきた。
世は高齢者向けの健康本ブーム。
そんな中に、私より一回り以上年上の方が元気で暮らしている生活本を何冊か読んだ。
ベストセラーになった佐藤愛子さんの「90歳何がめでたい」「98歳戦いやまず」
樋口恵子さんの「老~いどん」「老いの福袋」も面白かったが、私が一番力をもらったのが「87歳 古い団地で愉しむひとりの暮らし」と「89歳 お金がなくても幸せな日々の作り方」の2冊。
普通の87歳の女性と普通の89歳の女性。
ご自分の生活をYouTubeやTwitterで綴りながら、新しい人生を歩いておられる。
一番私が影響を受けたのは、「89歳1人暮らし」の大崎博子さんが、なんでもいいから毎日1つはつぶやいてきたという言葉。
私は、どこかに、何かいいこと書こうというスケベ心があった。
だから、更新のためだけの意味のない文章を書くことが多くなってきて、それでは意味がないなと思って、書くことから遠ざかっていた。
今日はいい天気で気持ちがいい。今日はなんにもしなかった。
なんでもいいから一言書く。
それもいいなと思って、今、キーボードをたたいている。
なぜか脊柱管狭窄症の間欠跛行がなくなって、1時間でも歩けるようになった。
代わりに肩が痛くなったのだけど、ここ数年悩んできた脊柱管狭窄症に痛みがなくなったことのほうがうれしい。
仕事も順調。
頭も動き出して、アイデアも湧くようになって体も動く。
私は酒も飲めないし、趣味もない。
遊ばないから友達も少ない。
女性にも奥手だった。
仕事をやめたらすることがない。
だから死ぬまで現役で動けたら幸せ。
そうできたらいいなと願っている。
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