間違っていたセコロジー
私は毎朝、コーヒーミルで豆を挽いてペーパードリップでコーヒーを淹れている。
私は変なところでケチで、というか自己弁護的にはもったいない精神の強い正確なもので、紙のコーフィーフィルターを一度使っただけで捨ててしまうのに抵抗がある。
コーヒーフィルターは使い捨てが原則で、安いものなら1枚1円、高くても1枚2,3円だ。
しかし私は、限りある紙資源を、一杯のコーヒーをいれただけで捨ててしまっていいのだろうかと悩みながら使っていた。
コーヒーフィルターの紙はしっかりしているから、洗って使えば何度でも使えそうなのである。
それで、コーヒーの出がらしを捨てた後のコーヒーフィルターを、ドリッパーに張り付いていたまま流水できれいに洗いながして、そのまま次にコーヒーを淹れてみた。
すると、別に特別コーヒーの風味が悪くはならない。
といっても、4,5回これを繰り返すと、細かい粉でペーパーが目づまりするようで、コーヒーの抽出液の落ちるスピードが遅くなり、コーヒーの風味も悪くなる。
ただ、コーヒーフィルターを取り換えるのが面倒なのと、ケチな精神で、コーヒーフィルターの交換は1週間1回程度にしていた。
そんなことをやりながら、こんな疑問も持っていた。
フィルターを使い捨てにしたあとは燃えるゴミに出す。
濡れたままのフィルターの紙としての資源の無駄遣いプラス償却処分に係る燃料代との合計、フィルターを水洗いすることによる水資源の無駄遣いと水道料、汚した排水を下水に流すわけだが、汚れた水を浄化するための費用の合計、のどちらが地球環境を保持する観点からはエコなのか、そんな疑問がいつもあった。
そこで今日、インターネットで当地(宮崎県の北端の町・延岡市)の水道料を調べてみた。
すると、水道料の基本料は水道管の大きさで多少価格差があるが、私の払っている料金は1㎥あたり788円であった。
しかし、1㎥の水を使用すると1㎥あたり672円の下水道料を払わなくてはならない。
つまり1㎥の水は1,460円ということである。
1㎥というのは1000ℓ。
すなわち、私が使っている水道水は1ℓ1.46円ということになる。
そこで、コーヒーフィルターを洗うのにどのくらいの水の量を使っているか量ってみた。
すると、1枚のフィルターを洗うのに1.5ℓ以上の水を使っている。
ということは一枚のフィルターを洗う水の代金は2円以上となる。
使いまわし4回目5回目の場合は、目詰まりをとるため、おそらく2ℓ以上の水を使っていることだろう。
私の使っているコーヒーフィルターは1枚約1円。
これは、コスト的にはコーヒーフィルターを毎回取り換えたほうが安い。
ということで、今日からコーヒーフィルターは毎回使い捨てにしようと決めた今日の出来事。
« 知り合いだったかな? | トップページ | 東北・北陸で豪雨 命を守るための行動 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 袴田事件再審開始決定(2023.03.20)
- 大谷選手は最高の清涼剤(2023.03.08)
- マイナイバーカード狂騒劇②(2023.03.04)
- マイナイバーカード狂騒劇(2023.03.02)
- 痛い3月1日(2023.03.01)
コメント