高齢閑話 金持ちのおじいさんはかわいそう
本をながめていたら、面白い見出しが目に留まった。
「お金があるおじいさんはかわいそう」との見出し。
最近の雑誌は高齢者を相手にした記事が主流。
若者の本離れは、雑誌にも及んでいる。
400円もの金をだして週刊誌を買うのは中高年だけなのだろう。
したがって週刊誌は高齢者に向けての記事ばかりだ。
週刊誌記事の最近のトレンドは、子供に対しての相続対策の話から高齢者自身の生活対策に移行してきている。
曰く、老後の資金がないと悲惨。
老後世話になるからと思って、子供に住宅資金や孫の教育費をどれだけ援助していても、いざ面倒を見てもらおうと思ったときには子供たちにそんな余裕はない。
自分たちの生活でいっぱいで、迷惑がられるだけ。
お金を持っていてこそ、子供や周りは面倒見てくれる。
お金は自分のためにしっかり握っておきなさいという風潮だ。
「お金=老後の安心」のはずなのに、「お金持ちのおじいさんはかわいそう」ってどういうことだと記事に目を通してみた。
曰く、お金がある人が再婚しようとすると子供たちが絶対にダメと猛烈な反対を受ける。
これが金のない親が結婚するというと反対はされないというのだ。
だから、「金持ちのおじいさんはかわいそう」というわけだ。
なるほど。
財産を持っている親に再婚されると、その瞬間に親の財産の半分は再婚相手のものになり、子供たちの取り分は半分になってしまう。
しかし、金のない親だと、再婚相手に親の老後の面倒を見てもらえて、自分たちが老後の面倒を見ないで済むというわけだ。
だから、年を取ってきた親の結婚は、むしろ歓迎されるのだろう。
60歳を過ぎたくらいで連れ合いを亡くしたら、残された者の人生は20余年。
ドラマで、親に「まだ若いんだから再婚相手でもみつけなさいよ」というのは大きな財産をもたない家庭の場合の話。
20年も親の面倒見れないし、60歳と言えばまだ若い。
「まだまだ、これからの人生を楽しんだら」ということになる。
しかし、親に多大な財産がある場合は、すんなりこうはならない。
「お父さん、いい年をしてなによ。身の回りのことはお手伝いさんでも雇って自由に気ままに暮らせばいいじゃない。今さら、新しい人をお母さんなんて呼びたくないよ」などと猛反対されることになるだろう。
それもそのはず。
仮にこの親に2億円の財産があったとして、子供さんが2人だったら、親が再婚しないままだとそれぞれが1人億円ずつ相続できる。
親が再婚すると、2億円の半分の1億円は奥さんが相続。
残りの1億円を2人のこどもで半分ずつの5000万円となる。
親が若い嫁さんでももらって子供でも出来たら、その子供も入れて1億円を分けることになるので、さらに取り分が減ってしまう。
命がけでも再婚を阻止しようとするのもむべなるかなである。。
、「金持ちのおじいさんはかわいそう」となるのである。
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