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2022年10月 4日 (火)

先生と呼ばないという議決

大阪府議会が議会運営委員会で、議員を「先生」と呼ばないことを決めたそうだ。
なんとも、もっと議会がやることはあるだろうに、つまらないことに時間をさいているものだ。
私は行政書士で宮崎県行政書士会に登録している。
といっても、私の本業は不動産業で、行政書士の仕事は仕事に絡む農地転用の仕事を年に数件と、知人から相続の相談を受けて遺産分割協議書の作成の手伝いをする程度だ。
それでも、行政書士の仕事をする限り、行政書士登録をして行政書士会の行事には参加している。
そこで違和感を感じるのが
「先生」という呼称だ。
行政書士会の会合に出ると、互いに「先生」「先生」と呼び合っている。
行政書士は、司法書士とか土地家屋調査士を兼業している人が多い。そのほかに税理士や、まれに私のように宅地建物取引士といった資格の兼業もいる。
そのような他士業兼業の人は「先生」の呼称をつけて呼び合うことは少ない。
私は仕事柄、司法書士との付き合いも多くて、仕事に際しては「〇〇さん」と、さんづけで話をしている。
ただし、不動産取引において所有権移転登記の立ち合いに際しては、司法書士がお客さんから権利書を預かったり実印を扱ったりという仕事をする関係上、お客さんを安心させるために、立ち合い司法書士を「先生」と呼ぶ。
それは仕事をスムーズに進めるための方便である。
しかしなぜか、行政書士の集まりでは行政書士の「先生」たちが、互いに「先生」の呼称をつけて呼び合う。
私が行政書士会に入会して20年以上になるが、私はいまだにこれに違和感を感じる。
不動産屋として、不動産取引に関わる資料や書類を取りにいったり相談に行くことがあるが、そのときは「赤池さん」と名前で呼ばれる。
しかし、行政書士として農地転用の許可申請に行くと「先生」と呼ばれる。
私はこれが、実に気味が悪く居心地が悪い。
かといって私は、「先生と呼ばないでよ」という勇気もない。
こんな時、思い出すのが女優から参議院議長にまでなった扇千景さんのことだ。
扇さんは人気女優から参議院議員選に出馬しめでたく当選した。
まだ芸能人が政治家に進出することが珍しかったころのことだ。
時の人となった扇さんには多くのマスコミが押しかけた。
早速「先生」とマイクをつきつけられた扇さんは、可愛らしい声で甘えるように「いやだー。先生なんて呼ばないで」と純情そうに答えていた。
それから数十年。大臣も経験し、参議院議長にまでなったが、とりまく記者やコメンテーターを威圧するような大先生になられた。
ここまでなってしまえば先生であろうが、世の中には、大したこともしていないのに先生と呼ばれないと怒る人がいるらしい。
先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし。
先生と呼ばれることに慣れて、先生と呼ばれないと馬鹿にされたとでも思うのであろうか。
大阪府議会が貴重な時間を割いてまで、「先生」先生と呼ばない相手をどなりつけたり、先生と呼ばれて偉くなったと勘違いして一般の常識を逸した行動をとる輩を制するためには必要なことだったんだろうなあ。

 

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