これでいいのか 防衛費・原発政策の新聞報道
最近忙しくて、ゆっくり新聞を読んでいなかった。
見出しだけに目を通すだけのことが多かった。
そんなことで、今朝の朝刊を今読んでいる。
新聞は朝日新聞。
一面に、「防衛費、『GDP比2%』」「廃炉原発の建て替え明記 『60年超運転可も』」の見出し。
最近の、ウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイルによる防衛不安。
石油・天然ガスの高騰。電気料金の値上げ。電力不足に対する不安。
そんな状況下の中、政府はじわじわと防衛力の増強と原発やむなしの流れを作り出してきた。
拙は、原理主義的な平和主義者でも、原発反対論者でもない。
拙も、防衛力の増強と原発やむなしとは思う。
しかし、今日の朝日新聞の社説には防衛費の問題も、原発の問題もとりあげられていなかったことが気にかかる。
ネットで確認した限り、このことについて深く論説した新聞はないようだ。
防衛力強化、原発再開やむを得ずというのが世の流れではあるが、それについて論説する新聞があってもいいはずだ。
インターネットの普及で新聞を読む人が少なくなっている。
インターネットは、利用者が興味があることを分析し、利用者の興味のあること、利用者が好むニュースのみを次々と送り込んでくる。
利用者は興味のないこと、同感できない意見を見ようとは思わない。
拙は、新聞の良さは見出しにあると思っている。
右の意見も左の意見も、高尚なことも卑俗なことも、お堅い意見もくだけた話も、ランダムに掲載している。
新聞の見出しを眺めていて、あれっ?と思って詳しく読む。それが紙の新聞の良さだ。
新聞にはその会社独自の意見や主張があり、記事にはその社の意見や主張が反映される。
意見、主張そのものを書くのが社説だ。
今日の1面見出しの報道について、本来の朝日新聞であれば防衛費、原発いずれかは社説でとりあげる問題ではなかったか。
ちょっと気になった今日の出来事。
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