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2022年11月 3日 (木)

北朝鮮のミサイルに日本は対応出るのか

今朝起きてテレビをつけると、ただならぬ様相。

韓国のハロウィン圧死事故になにか新しい動きがあったのかとテレビに目をやると、北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射し、Jアラートを通じ、宮城、山形、新潟各県の住民を対象に建物や地下に避難するよう警報を発令したと報じていた。

寝ぼけ眼で、すわ戦争勃発かとテレビを中止した。

なんでも北朝鮮のミサイルが日本上空をとびこえて太平洋へ通過したということのようだ。

朝のワイドショーは北朝鮮ミサイル事件一色。

毎度のことながら、あいまいな情報が行き交って混乱している。

これも毎度のことだが、混乱しているのはマスコミだけではない。

当の日本政府も混乱している。

ミサイルがどこを通過して太平洋に向かったのか、どこに着水したのか、情報は大混乱。

騒ぎが飯の種のテレビは喜ぶ。

朝の騒ぎからしばらく時間がたって、太平洋に通過したと言っていたミサイルは、日本の領地に達する前になにかの原因で消滅したとの発表に変わった。

先日、北朝鮮のミサイルが日本近海に打ち込まれたとき、防衛相はミサイルが発射されたときからその弾道は詳細に追跡で来ていて、日本国土に影響がないとわかっていたから迎撃態勢は取らなかったと言っていたはずだ。

その時私は(おそらく多くの人が)、防衛大臣の言葉を、ほんまかいなと疑って聞いていたが、残念ながら、やっぱり日本の防衛システムは信頼に値しないようだ。

 

日本の防御は2段階で、高い高度で領空に入ったミサイルを海上からイージス艦で迎撃する。

撃ち落とせず落下してきた場合は地上の地対空誘導弾パトリオットミサイルがこれを打ち落とすということになっている。

イージス艦やPAC3、戦闘機は自動警戒管制システム「JADGE」につながっている。

弾道ミサイルの動きを全国のレーダーが捕捉し、JADGEを通じて共有しているという話。

そのために1兆円以上の予算を割いているのではないか。

あーそれなのに、それなのに。

jアラートは誤発信続き。

国民の安全を守るために過敏な警告があってもかまわないのだけど、ミサイルが発射されたと思われることはわかっているようだが、発射された後のミサイルの追跡は全くできていないようにしか思えない。

数兆円をかけた防衛システムはどうなっているのか。

防衛システムの整備は、オリンピック開催にからんで施設の建設費や運営費を使い込むのとは問題の大きさが違う。

防衛予算が、利権保有者たちのために使われて、できそこないの防衛システムになっていたのでは国民の安全は守れない。

 

昨日までのワイドショーの主役は韓国のハロウィン圧死事故。

これは他国での、警察怠慢の事故。

人の不幸は蜜の味。

一般大衆の興味をそそり視聴率が取れることをいいことに、国民の目を他の重要事件からそらそうとする権力者側にマスコミが加担しているかのような報道姿勢。

北朝鮮のミサイル問題は無法者の許しがたい悪行ではあるが、これもまた国民の目を非常識な無法な行動ばかりに集中させ、日本の防衛体制の不備から目をそらさせる報道で終わらせないように、国民は冷静に監視しなければならない。

 

 

 

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