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2023年1月

2023年1月25日 (水)

悪徳不動産屋日記 最強強烈寒波 異常無し

ここ数日、ワイドショー&ニュースでテレビの画面を独占していた「最強強烈寒波」。

南国宮崎の当地(宮崎県の北端の町・延岡市)も零下4度の予想が出ていた。

テレビでも、気温が零下4度になると水道管の凍結の恐れがあると、おどろおどろしく報道していた。

当地で気温が零下4度を記録するのは数年に1度、あるかないかといったことである。

南国宮崎というが、それは観光誘致のためのキャッチフレーズで、天気予報番組を見ていると日々の気温は東京なんかとあまり違いはない。

それでも、気温が零下になることはめったにないことで、零下に対する対処には慣れていない。

ということで、水道管が凍るという経験をしている人は多くはない。

悪徳不動産屋としてはそれが心配の種。

不安の朝を迎えた。

自宅や事務所は水道管凍結予防のため、前日の夜から水道の水を少しづつ流し続けていたので問題はない。

少しの不安を抱きつつ自宅から事務所に降りる。

当事務所のお隣のお店は、店の前に水道の蛇口があって、水道の水をうけるポリバケツを置いているのだが、想像通りバケツの水はがっちり凍っている。

20230125_092733

試しに石でたたいてみたが、簡単には割れそうにもない厚い氷の塊になっていた。

20230125_100550

数時間してお隣さんが道路に捨てていたバケツの氷

水道管が凍っているようで、じゃ口をひねってみたがびくともしない。

悪徳不動産屋の不安は増すばかり。

不安の元は管理しているアパートや貸家だ。

なんの対策もせずに水道管を凍らせたり破裂させたりしてしまったアパートや貸家の入居人、はたまた、かつて中古住宅を購入したお客さんから、「水道管が破裂して水漏れしている」「水道の水が出ない」「室外に設置しているガスボイラーが破損して水が噴き出している」という電話が入るのだ。

それで困るのは、すぐに何とかしてくれという苦情めいた要望が少なくないことだ。

「何とかしてもらえませんか」というような言い方であればまだしも、「すぐに何とかしろ!」なんて、水道管を凍らせたのが管理している不動産屋にあるかのように怒鳴り込むような入居者がいることだ。

すぐに何とかしろと言われても、こんなときは水道屋さんは何件もの同じような依頼を多数うけているものだ。

すぐには対応できない。

そもそも、テレビで何日も前から10年に1度の猛烈な大寒波が到来するとくどいほど報じていた。

水道管凍結の恐れがあることも、その対策方法も詳しく何度も何度も報じていた。

それにもかかわらず、何にも対策をしていなくて水道管を凍らせてしまったあげく、それを不動産屋から不良物件をつかまされたかのような被害者意識で修理要請をしてくるような消費者様がいらっしゃるのだ。

経験したことのない水道管が凍結するという事態に遭遇して気が動転していることもあるのだろうが、拙は悪徳不動産屋、あまりにもひどい物言いをされると、優しい対応ができないときがある。

拙も年を重ねてきて温厚になってきたから今はそれなりに対応しているが、若いときは「目には目を歯には歯を」の対応となってしまうことがあった。

あまりにも聞き分けの無い言い方をする入居者に対しては、「電話をかけてくるところを間違えてますよ。水道管が破裂したのは天才。水道管の修繕は水道屋さんに電話してご自分でやってください」という気持ちになってしまうことがあった。

悪徳不動産屋といえども、その気持ちをそのままストレートにはぶつけられないのだけど、とうしてもそんな気持ちがのぞいてしまう対応になってしまう。

拙もこの年(実年齢は伏せさせていただきますが)になって、そんな無茶な対応はしたくない。

それで、昨日は問題になりそうなアパートや貸家には、凍結防止対策の注意書きを届けておいた。

それでも不安を抱えつつの朝を迎えて不安を抱きつつ目覚めた。

果たして、拙の不安は杞憂に終わった。

しかし天気予報ではこの寒波は明日まで。

このまま無事過ぎることを祈っている。

 

2023年1月24日 (火)

ひさびさにブログをあれこれいじってみた

先日、土曜日21日、のブログので青山眼科さんの建物を取り上げさせてもらったとき、以前青山眼科さんが病院をやっていらっしゃったときのきれいな写真を掲載しているすてきなホームページを見つけていた。

そのブログは「リンクフリー」とされていたので、拙のブログにリンクを貼り付けようと思ったのだけど、この数年ブログに身を入れてなかったもので、その方法がわからない。

今日、そのことを思い出してあれこれやってみた。

下記が、青山眼科さんのきれいな建物の写真が掲載されているホームページのリンクです。

「景観散歩日和」の中の青山眼科さんの画像

そこに掲載されている写真の一部がこちらです。

青山眼科医院_b0199742_23112422.jpg

青山眼科医院_b0199742_23154980.jpg

景観散歩日和」というブログで、宮崎県内にある身近な景勝地の写真を中心に紹介している、すてきなサイトです。

リンクを張るってのが、一昨日めんどくさくてできなかったことだが、とりかかってみたら20~30分でできてしまった。

やればできる!」お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行がギャグとして発する「やればできる!」である。

2023年1月21日 (土)

延岡のすてきな景観がひとつ消える

1月も早や20日。

あれよあれよというまに時が過ぎ、もう来年の足音を感じてしまいそうだ。

そんなこともを考えていた今朝、朝食をとっていると、外からカキンカキンと鉄パイプのぶつかる音が聞こえてきた。

あ、まずい。いよいよ始まった。

私は後悔の念をいだきつつ窓から外をのぞいた。

私の悪い予感があたった。

私の事務所兼住宅の窓から見える場所にある、私が好きな素敵な建物に足場を組む作業が始まってしまった。

この建物は、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)の延岡市景観賞最優秀賞をとった由緒ある建物だ。

この建物を取り壊して高層マンションが建つことになっている。

今年の3月に着工予定で、先日から建物解体の準備に入っていた。

解体される前に、建物の姿を写真に撮っておかねばと思っていつつ先延ばしにしていた。

これが私の致命的欠点。

さっさとやればいいことを、意味なく先延ばししてしまうのだ。

現場は複数の作業員さんたちが忙しく働いている。

写真を撮りに行けるような雰囲気ではない。

大いに悔やんでいたら、作業の音が止んだ。

作業員さんたちの姿が見えない。

そうだ、10時の休憩だ。

このタイミングを逃したら、また悔やむ。

私はすぐにカメラを手にして写真を撮りに行った。

          S230121-11

作業員さんたちの姿は見えなかったが、大きなトラックが2台入り口をふさいでいる。

それでも取らないよりはましと撮った写真がこれだ。

自分の致命的欠点をつくづく反省しつつ、事務所でたまった書類を片付けていてふと現場の方を見ると、先ほどのトラックがいなくなっている。

天の救いとカメラを手にし、再度写真を撮りに行った。

         S230121-4

トラックが退いて建物の全体像を写すことができた。

昭和初期の洋館風建物。

神戸異人館や長崎のグラバー園にありそうな建物だ。

青山眼科さんの眼科医院の建物。この建物の裏には立派な純和風の住宅が建っているはずだが、それは外からは見えない。
         S230121-7

建物正面入り口の左手上方にある『SINCE 1985 AOYAMA CONTACT』の看板も雰囲気を盛り上げている。

『SINCE 1985』とあるが、建物は昭和初期の建物だと聞いている。

1985年は青山眼科さんが院内にコンタクトレンズの会社を設立した年だと記憶している。

所有者の青山先生は、モダンでダンディーな方だった。

お話したことはないが、ちょくちょく姿を拝見することはあった。

休みの日などカジュアルな格好で、方にカメラをぶら下げて歩いている姿は建物同様洋風だった。

 

直接お話をしたことはないが、持ち主の青山先生は時々お見掛けをしたことはあった。

この洋館が実にお似合いになるおしゃれでダンディな先生だった。

 

余談ながら、子供さんは美人3姉妹で有名だった。

現在のインターネット社会では、ちょっときれいだったり可愛かったりすると、「きれいすぎる〇〇」だとか、「かわいすぎる〇〇」だとかすぐに騒ぎ立てるが、文字通りの美人3姉妹だった。

3女の方は劇団四季で主役をはったことのあるはつらつとした現代的な美人。

確か、長女の方は私の1級先輩。この方はいわゆる美人顔の美人。

次女の方が1級後輩。この人は優しいお顔の美人。(セクハラ的非難を覚悟していえば、私のタイプでした)

3人さんとも、それぞれにきれいな女性だったなあ。

 

新年に今年はかかさず更新してみようと思っていたのだが、冒頭に書いた通り1月もすでに20日。

ブログを確認すると更新を1週間も休んでいた。

私の感覚では4,5日は更新していないという感じだった。

このままでは、またすぐに来年が来るぞとあせる気持ちになった。

その矢先の建物解体の始まり。

これはブログ再開のきっかけにも、すぐに書こうと思って写真を撮り終ったのが今日の昼過ぎのこと。

書こう書こうと思いつつ夕方になってしまい、夕食の時間が来て自宅に上がり、明日でいいかと思っていた。

これが何度も反省するのだが、私の致命的欠陥。先延ばし病。

えいやっと踏ん張って、晩御飯の後に事務所に戻りパソコンのキーボードをたたいてみた。

やってしまえばどうってことないのに、バカは死ななきゃ治らないなあ。

2023年1月14日 (土)

中居正広さん元気な姿

今日の7daysニュースキャスターで、中居正広さんと安住紳一郎アナウンサーとの面白いやり取りを報じていた。

そのやり取りの中で、中居氏が安住アナに「俺のこと死ぬと思っていたんだろう?」と、笑いをとっていた。

「そんなことないですよ」とうろたえる安住アナに対して、「俺も、ネットで俺のことを死ぬ死ぬという話が飛び交っているのをみて、俺は死ぬのに、俺だけ死ぬことを知らされてないのかなと思っていたよ」と、さらに笑いを取っていた。

流石の中居氏。

インターネットのみならず週刊誌の報道も、「中井重病、復帰不可能」という報道だらけだった。

ネットや週刊誌の記事では、げっそり痩せてみる姿も無いということだったが、ほぼ以前と同様の姿だった。

それにつけてもインターネットや週刊誌報道の無法ぶりはなんとかならんもんか。

 

 

2023年1月11日 (水)

55歳現役 三浦知良選手

今、横浜FCの宮崎キャンプに三浦知良選手が参加している。

三浦選手はポルトガル2部のオリベイレンセから期限付きでのオファーを受けていて、それが実現しそうである。

55歳で、さらなる新天地での現役続行。

インタビューに、「体と頭をしっかり整えたい」と答えていた。

55歳だぜ!

倒れるまで現役宣言をしている拙も、「体と頭を整え」なくては。

キングには、はるかに及ばないにしても。

 

キングカズは、「皆さんに勇気を与えるために」なんてクズなことは言わない。

元気と勇気をもらうというのは、こういうことだ。

2023年1月 9日 (月)

ゲートがあいた

成人式の祝日の連休が終わって、実質的に明日が新年のスタートといった感じだ。

「泣いても笑っても」は「これが最期」の接頭語で、年の暮御用達の言葉となっているようだが、「泣いても笑っても」一年が始まってしまうのだなあという感慨を覚える。

「泣いても笑っても」も「感慨」も、年頭にはふさわしくない言葉なのかなあ。

拙としては、「泣いても笑っても」今年が始まったなという心境。

ゲートは開いた、転ばぬようにそろそろと走りだそう。

 

 

2023年1月 7日 (土)

成人の日

今年は9日が成人の日である。

拙の世代の人間にとって、長い間成人の日は1月15日で固定されていた。

いつからか成人の日は1月の第2月曜日となった。

今年は元日が日曜日で1週間後の8日が日曜日ということで、8日9日が休日。

土曜日が休みの会社は7日から3連休だ。

この祝日の決め方がどうにもよろしくない。

年明けの仕事のスタートにスピードがつかない。

ハッピーマンデーだとかなんだとかわけのわからない祝日の改正をして、そもそもの祝日の由来を無いものにしてしまって、役人と政治家は何をしようというのだろう。

 

 

 

 

 

2023年1月 6日 (金)

ウイズコロナの困惑

新型コロナウィルスの新規感染者が急拡大している。

当地宮崎県は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が1399.2人で全国1位となった。

病床使用率も過去最高の55.1%になった。

全国的にも爆発的な拡大をみせている。

しかし、国も地方自治体にも行動規制を取る様子はない。

当初のように重症化の恐れが無くなったこともあって、経済を止めることはできない、コロナとともに生活していくということだろう。

経済を止めることはできないということでは、中国がゼロコロナから完全に方向転換をした。

行動規制をとかれた中国市民が街にくりだし、中国では爆発的な感染拡大が進んでいるようだ。

1月22日から始まる春節の期間、中国から日本にも大量の観光客が押しかけてくるようで、日本の感染拡大のきっかけとなった者が急拡大している。

 

当地宮崎県は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が1399.2人で全国1位となった。

 

病床使用率も過去最高の55.1%になった。

 

全国的にも爆発的な拡大をみせている。

 

しかし、国も地方自治体にも行動規制を取る様子はない。

 

当初のように重症化の恐れが無くなったこともあって、経済を止めることはできない、コロナとともに生活していくということだろう。

 

経済を止めることはできないということでは、中国がゼロコロナから完全に方向転換をした。

 

行動規制をとかれた中国市民が街にくりだし、中国では爆発的な感染拡大が進んでいるようだ。

 

1月22日から始まる春節の期間、中国から日本にも大量の観光客が押しかけてくるようで、日本の感染拡大のきっかけとなった3年前の春節を思い出す。

どんな事態になるのか不安を覚える。

しかし、観光地の商業者は中国からの大量の観光客を切望しているようだ。

感染拡大の不安を経済効果がはるかに凌駕しているようだ。

命あっての物種よりも、お金あっての物種というのが現実なのだろう。

新型コロナ、げに厄介な病気である。

 

2023年1月 5日 (木)

いまさらの箱根駅伝

正月の2日、3日と感動でテレビに引き込まれてしまった箱根駅伝だったが、4日、5日とテレビに出まくっていたのは3位入賞の青山学院の原監督だった。

青学が最終10区で、8位から3位に順位をあげたのは流石だが、今年の箱根駅伝のレースを盛り上げたのは駒澤大学と中央大学。

拙が今年の箱根駅伝でスタート直後からテレビに釘付けになってしまったのは、オープン出場の学生連合、スタート直後からの育英大の新田選手の独走のせいだ。

スタートから飛び出して異常なスピードで独走する新田選手を2位集団の誰も追いかけない。

どうせすぐにつかまると思っているのか、テレビの映像も2位集団を映し出す時間の方が多かった。

しかし新田選手と2位集団の差は開くばかり。

このまま1区を1位で完走させたい、そんな判官びいきの目で応援してしまっていた。

残念ながら残り3㎞くらいで捕まってしまったが、見ている誰もが例年と違う異色の展開にいつもと違う箱根駅伝に目を引かれてしまったことだろう。

この新田選手も今年の箱根駅伝で注目に値する選手。

面白かったのは次の2区。

駒澤大学の田沢選手と中央大学の吉居選手の、ゴール直前からの抜きつ抜かれつの1位争い。

中央大学は拙の母校だとはいうものの、学生時代余り真面目な学生生活をしていなくて母校愛は薄い拙であるが、こんなときは中央大学を応援してしまう。

ゴール間際の2選手の意地の張り合い。

1位と2位が次々に入れ替わる。

そして、最後の100mの吉居選手の吃驚するスパートと、それに負けじと必死になって追いすがろうとする田沢選手の戦いは、箱根駅伝市場に残る名勝負になるに違いない戦いだった。

それから先のレース展開も主役は駒大と中大。

今年の箱根駅伝を盛り上げた立役者は駒大と中大。

さらに駒澤大学は大学3大駅伝3冠王者となった。

おまけに大八木監督は3冠達成を期に、後進に道を譲って監督を引退すると表明している。

それなのに箱根駅伝を取り上げるワイドショーでの主役は青学の原監督。

負けた原因と、来季の構想。さらにはこれから先の箱根駅伝の運営についてまでも持論を展開する。

優勝の駒大の選手と監督はどうなってるんだ。

テレビ局は原監督にしゃべらせた方が番組を作りやすいのだろうが、大学3大駅伝3冠を達成させた選手たちと、それを育てた大八木監督の扱いがあまりにも粗末に思える。

拙は、吉居選手や藤原監督の話ももっと聞きたかったし、中大が藤原監督のもと来年の箱根駅伝100回大会の優勝をめざして練習してきたこと。

その結果が今回の2位という成果をあげ、次回100回大会では優勝するのだという大きな目標をもっと取り上げて欲しかった。

何度も言っていることだが、テレビは視聴率を上げることだけを考えて番組を作っているから、人気のある者を引っ張り出すのは仕方がない。

例えば女子ゴルフなんかでは、やや人気にかける選手が予選1位通過した場合など、やっと予選通過した渋野日向子の動向に多くの時間を割いて、トップ通過は渋野の報道のつけたしのように名前だけ報じる。

スポーツの報道の場合、勝って涙した選手、負けて涙した選手に、そして優勝チームには最大の敬意をもった報道をしてほしいものだ。

2023年1月 4日 (水)

明日が仕事始め 悟りの境地

今年は、明日が仕事始め。

例年は一般の習いどおりの4日を仕事初めにしているのだが、同業仲間が5日から仕事始めとしているところも多いので、それに合わせて今年は5日を仕事始めにした。

今日は、明日の仕事始めにあたって、去年から持ち越している仕事の見直しをした。

溜め込んでいる仕事も多くて、いつもならあせっているところなのだが、なぜか気持ちが落ち着いている。

溜め込んだ仕事が多すぎて瞬時には片付かない。やれるところからぼちぼちと片付けるしかないと、居直れている。

諦めが悟りの境地に導いてくれたようだ。

 

2023年1月 3日 (火)

感動をありがとう箱根駅伝

箱根駅伝の最終ランナーがゴールのテープを切った。

2日、3日。感動を与えられっぱなしの12時間。

感動で、何度も何度も泣かされる。

優勝インタビューで、選手たちの「自分の夢を叶えられた」という言葉がすがすがしい。

「見ている皆さんに勇気と感動を与える」ために走るなんて言う選手はいない。

自分と自分の仲間たちのために走る姿に人は感動する。

2023年1月 2日 (月)

塊となって過ぎていく時間

元日、2日と、例年にない落ち着いた気持ちで過ごす正月である。

例年なら、やり残したことが山積していて、正月休みが終わったらどうしようと焦燥にかられる気持ちを抱いて過ごしている。

で、今年はやり残したことはないのかと思えば、やり残したことは山ほどある。

それが気にならないのはどういうことか。

長年にわたってやり残したことが溜まりに溜まってしまって、もうどうにもならなくなってしまって、気持ちに目隠しをしているのかもしれない。

昨日感じて書いたことだが、この2日間を思い起こすと2日分の時間が塊となって消えていっている。そんな気分なのだ。

光陰矢の如しというけれど、矢の動きは目で追える。

時間が塊となって消えてしまうというのは、知らない間にタイムマシンに乗せられていて、気が付くと2日後とか1週間後の世界に連れてこられて、目にしている景色や環境が微妙に違っているといった感覚なのだ。

拙はお世話になった方に、年末にお歳暮とカレンダーを自分で届けているのだが、去年の記憶が昨日のことのように思えたりする。

お歳暮はお歳暮の品を注文して記録があるからまだしも、カレンダーだけをお届けてしている方の何人かに、「今年のカレンダー持ってきてませんよね」と確認してしまった。

文字通りのデジャブな感覚である。

信長の境地とはまったく違うが、『敦盛」の「夢幻のごとくなり」の一節が脳裏を舞い踊ってしまう。

 

2023年1月 1日 (日)

2023年  平穏なお正月

今年はいつになく平穏な正月である。

今年は、じたばたすることなく正月を迎えたという感じである。

かといって、去年のことすべての決着をつけて正月を迎えたわけではなく、居直りして正月を迎えたといった感じである。

年末のテレビ番組を見ながら年を越してしまって、眠りについたのは2時前。

珍しく、夜中にトイレで目が覚めることなく朝までぐっすり眠ったようで、夜明け前に自然に目が覚めた。

時計を見ると6時35分。

当地(宮崎県の北端の町・延岡市)の日の出は7時15分頃だったはずだ。

家の近くの今山神社から初日の出を拝もうと思いたち、すぐに布団から抜け出し身支度をして家を出た。

我が家から今山八幡宮一の鳥居まで、徒歩で3分。

いつもなら、寝起きの1時間くらいは腰から膝にかけて痺れと痛みが走って歩くのに難儀する。

そろりそろりと、ゆっくり歩いていく。

しかしなぜか、今日はあまり痛みがない。

本殿まで長い階段をのぼっていくのだが、調子に乗って速足で階段を上っていると膝に痺れを感じ、歩みを緩めて登ることにした。

それよりなにより、息が切れて一歩一歩しかのぼれない。

階段の途中で小休止をとりながら、やっとのことで本殿にたどり着いた。

拙は、毎月1日と15日にこの今山神社に参拝している。

元日は年の初めの初詣。

初詣を済ませて、神社の一角の今山公園から初日の出を拝んだ。

いつもなら水平線には雲がかかっていて、その雲を抜けて太陽が顔を出すのだが、今日は雲が無く水平線からするりと太陽が現れた。

去年は帰省していた娘夫婦と初孫と、我家の屋上から初日の出を見たことを思い出す。

初詣をすませて家に帰ってから、仏壇に手を合わせ、そのあと妻の作ってくれた雑煮をいただていると、娘からラインが入る。

娘たちも初日の出を見に行ったたようで、孫と一緒に撮った写真が送られてきた。

朝食の後、届いている年賀状に目を通す。

ここ数年年賀状じまいをすることが流行りのようだが、30年以上、年賀状だけの付き合いになっている高校自体の友人から一言添えた年賀状をみるとうれしい。

迷惑かもしれないが、拙は、年賀状じまいの連絡をもらっている相手にも、こちらからはかまわず年賀状を出し続けている。

年賀状に目を通した後は、去年から今年に引きづいている仕事の見直しをして、今、久々にブログを更新している。

年末に池田先生から、「12月はブログの更新が1回しかないけどどうなっているのか」というメールをいただいていた。

実はこのところ思いがけない人から、「最近ブログの更新が少ないですね」と言われることがたびたびあって、実は12月は毎日更新し羅うと思っていて、実際には1日、2日、3日と3回更新している。

しかし、5日から9日まで旅行支援を使って孫に会いに名古屋に行っていて更新を休んでしまって、そのままなぜか大晦日を迎えてしまった。

このところ、あれよあれよという間に時間が過ぎ去る。

気が付くとすぐに3日、4日と過ぎてしまっていて、時間が塊となってドカンと去っていく感じである。

ということで、一年の計は元旦にありとばかりに、年の初めにあたって塊となって去っていった去年の出来事の整理をしている今年の元日である。

平穏なお正月だが、今年は歴史の大きな返還店になりそうな年になりそうな気もする。

身震いするような思いもするお正月でもある。

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