悪徳不動産屋日記 最強強烈寒波 異常無し
ここ数日、ワイドショー&ニュースでテレビの画面を独占していた「最強強烈寒波」。
南国宮崎の当地(宮崎県の北端の町・延岡市)も零下4度の予想が出ていた。
テレビでも、気温が零下4度になると水道管の凍結の恐れがあると、おどろおどろしく報道していた。
当地で気温が零下4度を記録するのは数年に1度、あるかないかといったことである。
南国宮崎というが、それは観光誘致のためのキャッチフレーズで、天気予報番組を見ていると日々の気温は東京なんかとあまり違いはない。
それでも、気温が零下になることはめったにないことで、零下に対する対処には慣れていない。
ということで、水道管が凍るという経験をしている人は多くはない。
悪徳不動産屋としてはそれが心配の種。
不安の朝を迎えた。
自宅や事務所は水道管凍結予防のため、前日の夜から水道の水を少しづつ流し続けていたので問題はない。
少しの不安を抱きつつ自宅から事務所に降りる。
当事務所のお隣のお店は、店の前に水道の蛇口があって、水道の水をうけるポリバケツを置いているのだが、想像通りバケツの水はがっちり凍っている。
試しに石でたたいてみたが、簡単には割れそうにもない厚い氷の塊になっていた。
数時間してお隣さんが道路に捨てていたバケツの氷
水道管が凍っているようで、じゃ口をひねってみたがびくともしない。
悪徳不動産屋の不安は増すばかり。
不安の元は管理しているアパートや貸家だ。
なんの対策もせずに水道管を凍らせたり破裂させたりしてしまったアパートや貸家の入居人、はたまた、かつて中古住宅を購入したお客さんから、「水道管が破裂して水漏れしている」「水道の水が出ない」「室外に設置しているガスボイラーが破損して水が噴き出している」という電話が入るのだ。
それで困るのは、すぐに何とかしてくれという苦情めいた要望が少なくないことだ。
「何とかしてもらえませんか」というような言い方であればまだしも、「すぐに何とかしろ!」なんて、水道管を凍らせたのが管理している不動産屋にあるかのように怒鳴り込むような入居者がいることだ。
すぐに何とかしろと言われても、こんなときは水道屋さんは何件もの同じような依頼を多数うけているものだ。
すぐには対応できない。
そもそも、テレビで何日も前から10年に1度の猛烈な大寒波が到来するとくどいほど報じていた。
水道管凍結の恐れがあることも、その対策方法も詳しく何度も何度も報じていた。
それにもかかわらず、何にも対策をしていなくて水道管を凍らせてしまったあげく、それを不動産屋から不良物件をつかまされたかのような被害者意識で修理要請をしてくるような消費者様がいらっしゃるのだ。
経験したことのない水道管が凍結するという事態に遭遇して気が動転していることもあるのだろうが、拙は悪徳不動産屋、あまりにもひどい物言いをされると、優しい対応ができないときがある。
拙も年を重ねてきて温厚になってきたから今はそれなりに対応しているが、若いときは「目には目を歯には歯を」の対応となってしまうことがあった。
あまりにも聞き分けの無い言い方をする入居者に対しては、「電話をかけてくるところを間違えてますよ。水道管が破裂したのは天才。水道管の修繕は水道屋さんに電話してご自分でやってください」という気持ちになってしまうことがあった。
悪徳不動産屋といえども、その気持ちをそのままストレートにはぶつけられないのだけど、とうしてもそんな気持ちがのぞいてしまう対応になってしまう。
拙もこの年(実年齢は伏せさせていただきますが)になって、そんな無茶な対応はしたくない。
それで、昨日は問題になりそうなアパートや貸家には、凍結防止対策の注意書きを届けておいた。
それでも不安を抱えつつの朝を迎えて不安を抱きつつ目覚めた。
果たして、拙の不安は杞憂に終わった。
しかし天気予報ではこの寒波は明日まで。
このまま無事過ぎることを祈っている。
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