許しがたい回転寿司事件
正月から、若者の乱暴狼藉が問題になっている。
成人式で騒ぎ立てて式をめちゃくちゃにするバカ者たち。
交差点で車を爆走させて喜んでいるバカ者たち。
最近では、高校生が回転寿司屋さんで、湯呑をなめまくったり、唾を付けた指で回転する寿司をつつく動画が大問題になっている。
信じられない気分の悪い動画があふれかえっていて、日本の行く末はどうなるのかと不安になってしまう。
しかしこんな馬鹿者はほんの一部の者なのだ。
拙は去年の12月に名古屋にいる孫に会いに行ったときの、笑い話のような嬉しい出来事を思い出した。
拙とかみさんで、少し込み合い始めた電車に乗った。
3人掛けの席に2人の若い男性が座っていた。
1席空いていたので、空いた席の隣の人に軽く頭を下げてかみさんを座らせようとした。
すると、座っていた男性が2人とも立ち上がって席を空けてくれた。
恐縮して、「いや私はいいですから座っていてください」と、ご好意を断ったのだが2人とも座ろうとしない。
何度か、「私はいいんですよ」と座っているように促すのだが、2人とも頑なに座ろうとはしない。
無駄に譲り合うのも拙の性には合わない。
せっかくの好意を素直に受けて座席に座って、前の席の方を見て気が付いた。
そこは高齢者、障害者のための優先席だった。
拙はガツンと大きな衝撃を受けた。
老人が立っているのに気づかずに座っていた男性たちは、老人が立っていたことに気付きあわてて席を譲ってくれたのだ。
拙はすこぶる健康で、自分では年齢のことをまったく意識しないで生きている。
まだまだ足腰もしっかりしていて若いつもりでいたのだが、若い人から見ると立派な老人だったのだ。
喜ぶべきか悲しむべきか、初めての経験であった。
隣に座ったかみさんに、「高齢者としての優遇を受けたようだよ」と耳打ちして、二人で苦笑い。
テレビやインターネットでは、若者の乱暴狼藉のふるまいの動画ばかりがとりあげられるが、それは一部のできそこない。
大多数の若者は礼節を備えたりっばな人間だ。
やはり日本は世界に誇れる素晴らしい国なのだと感じさせられものだ。
動画のアクセス数を競い合って、羽目を外しすぎるバカ者たちには大きなお灸をすえることも必要だ。
それにしても、しばらくは回転寿司には行きたくない。
回転寿司店にとってこの影響は計り知れない。
こんなことが起こり得ることを知らしめた今回の事件の影響は莫大だろう。
数億円の損害賠償訴訟も成立する大問題だ。
1被害店舗のみの問題ではない。
これを、単なる若者の行き過ぎたいたずらと見過ごしてはいけない。
こんな事件が二度と起こらないように、厳しい民事訴訟を提訴することを提起する。
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