キルギスからの便り
小さな荷物が届いた。
大きさは12cm四方で、プチプチの封筒。
発送票を見ると海外からだ。
一瞬なんだろうと思ったが、すぐに思い当たった。
先月の終わりころにAmazonで注文した品だ。
販売者は海外だろうとは思っていたが、発送国を見て、びっくり。
Amazonで中国、台湾を中心とした東南アジアからの物はよく見かけているのだが、今回のはどこだか一目ではわからない。
印字は6ポイントくらいの小さな活字で、老眼鏡をかけても判読できない。
虫眼鏡で見てみると「Kyrgyzstan」とある。
キルギスタンと読むのか?
キルギスって国があったような?
どこにあったっけ? (頭の中で考えるときは標準語になる)
発送国住所のなかにЯという活字がある。
Rという文字の左右をひっくり返したような文字。
ロシア語で見かける活字だ。
大瀧詠一の『さらばシベリア鉄道』の歌に出てくる、「スタンプにはロシア語の小さな文字」という歌詞が浮かぶ。
旧ソビエト連邦の国か?
Google地図で確認してみる。(こんなことには、すぐにとりかかるのだ)
ロシアの南方、中国の西方、インドの北方。
カザフスタン、ウズベキスタン、アフガニスタンに囲まれた国だった。
地図をながめていたら、キルギスの人の姿が見えてきたような気がした。
シルクロードの世界から、遠路はるばる届いた品物。
中身はピルカッター。錠剤を割る道具だ。
なんと、価格は76円と送料21円。
日本郵便の定形郵便だと送料だけでも84円なのに。これで商売になるのだろうか。
1カ月かかったからって不満なんか言えた筋合いではない。
届けてもらえるだけで、ありがたい。
拙たちは、なんという幸せな時代に生きていることか。
幸いにも拙は、商品が届かなかったこともないし、使い物にならない商品が届いたこともない。
しかしご用心。
通販の世界では、代金を払ったけど商品が届かないとか、使い物にならないインチキ商品が届いたという話が溢れている。
Amazonだからと安心していても、Amazonを利用した悪党も山ほどいる。
通販をなめていると、手痛い被害を受けることもある。
くれぐれも、詐欺師たちにはご用心。
キルギスからの郵便物に、世界の物流システムの不思議を実感させられた今日の出来事だった。
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