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2023年10月

2023年10月12日 (木)

藤井聡太八冠を見直す

にわかラグビーファン。にわかバレーボールファン。

日本選手の活躍のたびに、テレビが生み出す、にわかファン。

ひごろ、将棋の話題なんて、少なくとも私の周りでは一切聞かない。

それなのに、藤井聡太棋士の活躍の度に将棋が大きな話題になる。

達成するだろうという、大方の予想通り藤井名人が八冠を達成した。

昨日の夜のニュースから、今朝のワイドショー、藤井八冠誕生がトップニューだった。

イスラエル、ハマスの戦争より、大きなニュースとなっていた。

藤井棋士が大きなタイトルを取ったときのインタビューへの解答が、すこぶる謙虚であると言われるが、斜め目線の正確の悪い私には、藤井棋士の謙虚な回答を素直に受け取れなかった。

一見、謙虚に見えるけど、自分の力はまだまだこんなもんではないのだという自慢に聞こえてしまうのだ。

今朝の朝日新聞では、藤井八冠誕生に1面の3分の2を割いていた。

さらに、話題の人をとりあげる「ひと」というコーナーでも、藤井棋士を取り上げていた。

「ひと」は署名入りの記事だが、記者は藤井棋士が話題になりはじめた16歳の頃のインタビューに対する藤井棋士の答えに思いをはせていた。

改元前の年、記者は、将棋の世界で三年小記録を続ける藤井棋士に対して、平成で最も大きな出来事は何だと思うか、と尋ねた。

長考に沈んだ後、当時16歳の少年は言った。

「9・11の(米同時多発)テロはすごく大きな出来事だったように感じます。アメリカとソ連のイデオロギー対立からの世界の変化の象徴だったのかなあと」

生まれる前年のニュースを挙げる関心。高校生らしからぬ視点。

突拍子もない質問と2分以上も向き合い、答えを導く真摯(しんし)さが、問うた記者の心に今も残っているとあった。

この記事を読んで、私の藤井感は大きく変わった。

この記事を読む前に、私が同じ質問を受けていたらなんと答えただろう。

平静で最も大きな出来事と言われて、なにを思い出したか。

9・11は思い出さなかった。

敢えて、今、落ち着いて考えたとき、私が一番大きな出来事として思い出すのは3・11の東日本大地震だろうか。

実際には、私は、急な質問に頭が混乱してなにも思い出せなかったかもしれない。

私が「ひと」を読んで感じたのは、藤井棋士が9・11を一番大きな出来事として答えたことより、むらがるインタビュアーたちの、将棋のことだけにおさまらない突拍子もない質問にも真面目に答える藤井棋士の態度だった。

私のねじ曲がった藤井感は間違いだったようだ。

彼は、彼が発する言葉通り、真摯に人生を生きているのだと見直させられた。

同時に、私は、すこぶるいい加減に生きてきたなと反省させられる今日の出来事であった。

2023年10月 9日 (月)

スポーツの日

今日はスポーツの日。

昭和39年の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を体育の日として、昭和41年に制定された祝日で、令和2年にスポーツの日に名称変更された。

私たちの年代としては、10月10日が体育の日として記憶づけられているのだが、今は移動祝日として今日、10月の第2日曜日がスポーツの日に定められている。

昨日の、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で、安住さんも自分たちの世代では「体育の日」と言われたた方がしっくりくると言っていた。

そしてやはり、10月10日の体育の日が長かったからと言いかけて、「10月10日が長かったといっても、10月10日じゃなくなってからも23年たっているんですよ」と笑いながら言っていた。

これには私も驚いた。数年前にスポーツの日に名称変更になったときに移動日になったかのように思っていた。

げに、時の経つのは早いもの。

2023年10月 8日 (日)

イスラエルにミサイル2500発 ガザ地区へ報復の空爆

昨日の夜、テレビをつけると、新たな空爆のニュースが報道されていた。

一瞬、空爆の被害の様子を映し出すテレビの画面を、ウクライナで戦闘が拡大したニュースだと思って見ていた。

テレビかのアナウンスに、イスラエル、ガザ地区、パレスチナという単語が流れる。

これは、ウクライナではなかった。

ロシアのウクライナ侵攻だけが戦争だと思っていたけど、世界で戦闘状態を抱えているところはウクライナだけではなかった。

今朝の新聞を見ると、一面、二面に、対中国防衛力強化のために日米が一体化して軍事防衛ラインの強化をしているという記事。

三面に昨日のイスラムでの戦闘の記事。

イスラムの問題について私は不勉強で、おぼろげにしか問題を理解していないが、イスラムではずっと戦闘状態が続いている。

昨日は、パレスチナ自治区ガザ地区から、イスラエルに向けて大量のロケット弾が発射され、イスラエル側で少なくとも40人が死亡、500人以上が負傷したとのこと。

これに対してイスラエル軍は、報復としてガザ地区への空爆を開始。

パレスチナによると、ガザ地区や周辺で161人が死亡、931人が負傷した。

 

無防備では、国家の安全は守れない。

国家の安全保障のためには、防衛力の強化不可欠だとは思う。

他国からの侵略や攻撃から国を守るために防衛力を整備することは必要だ。

強力な防衛力を持つことで、領土、国民、資源、国の利益を守ることができる。

外部からの脅威や攻撃に対処し、国の主戦を維持するために、強力な防衛力を強化することは必要だ。

強力な防衛力を持つことは、他国による攻撃の抑止力として機能し、戦争を防ぐ役割を果たすという。

そのことは私も理解する。

しかし現実を見ると、防衛力を強化しても戦争は起きる。

相手が強力な防衛力をもっていても、戦争をしかけていく国はある。

自国より強力な戦力を持つ国が戦争をしかけてきた場合、勝ち目がないからと戦わずに従う国はない。

互いに徹底抗戦して、結局弱い立場の国民が命を失い、傷つき、強い国も弱い国も、ぼろぼろになるまで戦い続ける。

戦いを指揮する人は安全なところにいて、国民の命を戦闘の駒として戦わせる。

 

現実の戦争を見ると、防衛力の強化が疑問に思えてくる。

 

国家は、為政者、権力者、上級国民のために運営されているわけで、だから人間は戦争をまぬがれることはできないのだ。

 

 

2023年10月 7日 (土)

男子バレー オリンピック出場を決める

面白いテレビ番組が無くて、だったらテレビを消せばいいのに、あちこちチャンネルをまわしていて、結局、男子バレーを見ることになった。

パリ五輪予選権ワールドカップ。

日本は現在、予選リーグの2位。

今日のスロベニアにストレートで勝つとパリ五輪出場が確定するのだという。


日本が世界ランク4位で、スロベニアは7位。

試合開始直後、スロベニアに連続得点されて5点差がついてしまった。

形勢不利。

スロベニアに1セットでもとられると五輪出場権は確定しない。

大した興味もなく見始めた試合だが、だめかと思うとつい応援に力が入る。

ここから日本は怒涛の猛反撃。

結局スロベニアにストレート勝ち。

最後は拍手をしてしまった。

 

良くも悪くも、まだまだテレビの力は強大。

テレビの功罪。

罪だけでなく功もある。

その力を人類の幸せのために使ってもらいたいもの。

2023年10月 6日 (金)

季節が無くなったのはテレビのせい

このところめっきり秋らしくなってきた。

朝、夕はちょっと肌寒く感じるが、日中は暖かくて心地よい。

私は、このころの季節が好きだ。

テレビでは、異常気象で猛暑の夏が終わらず、残暑残暑と、季節が無くなってしまったかのように騒いでいたが、しっかり季節はめぐって秋が来た。

最近、いい気候になりましたねという時期が無いように感じるが、それはテレビのせいではないのか。

何時までも暑い、暑いと大騒ぎして、異常気象だと煽り立てる。

そんな中でも、ちょっと涼しい日があっても、安心してはいけません、まだまだ暑い日は続きますと人を安心をさせることはしない。

そんな口の先が乾く間もなく、ちょっと肌寒い日が続くと、富士山や北の国の初冠雪の映像をかき集め、一気に冬が来るかのような予報に変わる。

季節の変わり目は、暑い日があったり涼しい日があったりするものなのに、暑くて大変と寒くて大変の間を引きずりまわす。

涼しくなりましたね。いい気候になりました。なんて、人がほっと安らぐ会話をすることを許さない。

私が小中学生の頃、10月10日は体育の日が運動会だった。

運動会の開会式では、偉い人が長々と祝辞をするのが恒例だったが、ある年はもう10月だというのに今日は夏のような暑さですと言い、ある年は、まだ10月だというのに冬を思わせるような寒さです言っていたという記憶がある。

テレビは、ことさらに異常を見せつけたがるが、それに踊らされてはいけない。

自然はゆっくり動き続けている。

2023年10月 5日 (木)

盛る 推し 引く

先日、文化庁が2022年度の「国語に関する世論調査」を公表した。

今年取り上げられていた新しい言葉として、よりよく見せようとする=「盛る」、お気に入りや、応援している人や物=「推し」、異様だと感じてきれる=「引く」などは、80%の人が気にならないと回答していた。

私も、「話を盛る」とか、異様な状況に対して「引く」とかいう言い方は使っている。

言葉は時代とともに誤用されることがあって、誤用されていた言葉がいつの間にか普通の使い方となっていくということを繰り返してきた。

テレビのバラエティー番組や、インターネットの世界で、誤用を無理やり流行らせようとして一時期的に使われて、結局誤用が定着しなかった言葉もある。

近年で、私が非常に不快に感じていたのが、「やばい」という言葉を、すばらしいとか、美味しいという賛辞の表現に使うことだった。

数年前に若者が使いだしたのをマスコミがとりあげ、それを芸人や若手タレントたちが若かぶって使っていた。

乗り遅れまいと若くない芸能人たちも使いだして、例えば木村拓哉くらいの年代のタレントたちが使いだしたときは、やめてくれと耳をふさぎたかった。

私の想像では、賛辞の表現に「やばい」を使うことは定着しないですたっていくと思っていた。

しかし残念ながら、「やばい」は生き残りそうである。

もう一つ、今、定着してもらいたくない言葉に、むずかしいことを「むずい」という言い方。

「むずかしい」というかわりに「むずい」と、5音の2音を省略することに、何の便利さを感じるのだろう。

これは言葉の破壊でしかない。

今日の最初に書いたが、言葉は時代とともに変化していくもの。

頑固に従来の使い方に固執するのは老人のこだわりなのだろうか。

私がテレビなどで感じる、言葉を壊す犯人は、人気お笑い芸人たちが多いような気がする。

言葉が時代とともに変遷してくのはしかたのないことだが、「やばい」や「むずい」のような無理くりの変化は勘弁願いたい。

 

 

 

2023年10月 4日 (水)

初インボイス領収書

10月1日からインボイス制度が始まった。

インボイス制度はは何か。人に説明をできるほどは理解していないが、なんとなくその趣旨は分かっている。

要は、国が消費税をきっちり取り上げるために作られた制度のようだ。

とにかく法律で決まってしまったのだから従うしかない。

今日、当社は初のインボイス様式での領収書を発行した。

恥ずかしながら、当社は市販で一番普及しているヒサゴの領収書を使っていて、税率10%と8%に区別されている。

今まで気が付かなかったが、領収書の下の方に「登録番号」という印字がある。

そこにインボイスの登録番号を記載しなくてはいけない。

先送り悪癖を持つ私は、10月になって領収書を切ることになって初めてこのことに気が付いた。

領収書を発行する相手の方は個人の方で、インボイス制度は関係ない相手様だったが、領収書にインボイス登録番号を記載して発行した。

13桁の数字を毎回書くのも手間だから、遅ればせながら、インターネットで登録番号のゴム印を注文した。

お上が国民からきっちり税金を取り立てるのは結構だが、小さな金を幅広く拾い集めて、ドカッと無駄遣いしないようにお願いしたいものだ。

 

2023年10月 3日 (火)

嬉しい 大谷 ホームラン王

常に気持ちを明るくさせてくれるのが大谷選手のニュース。

今季は、終盤戦で故障して休場して、シーズン中に手術をするという大きなアクシデントがあった中でのホームラン王。

ホームラン王になったことは嬉しいニューだけど、そのことについて、敵も味方も、エンゼルスのファンはもとより他のチームのファンからも、すべての野球解説者からも祝福の声があがっている。

その、大谷を祝福する声の一つ一つを見聞きするたびに、嬉しい気持ちにさせてくれる。

大谷選手は、心のビタミン剤だなあ。

来年からの活躍も確信している。

おめでとう。そして、ありがとうである。

2023年10月 2日 (月)

それをお前が言うか

今日の夜のワイドショーニュースは、各局とも、ジャニーズの性加害問題についての記者会見について多くの時間を割いていた。

記者会見場では、質問の時間が回ってこない記者たちが、大声を上げて騒ぎ立てる一幕もあった。

今やマスコミは、深い傷をおったジャニーズに集団で襲い掛かり、皮を食いちぎり内臓をえぐり取るかのような、すざまじい攻撃を浴びせている。

今回の悪の根源はジャニー喜多川だということに間違いはないが、その悪行を知りながら口をつぐみ続けていたマスコミはジャニー喜多川と同等の責任を負うのだという反省はないのか。

お前らがどの口をもって人を糾弾できるのか。

多少両親のあるコメンテーターたちが、「私たちも反省しなければならない」と、さらりと定型句のように言い訳の言葉を発することはあるが、それは傷を負って死に体となった獲物をなぶり殺しにするための上等文句でしかない。

マスコミがやるべきは、罪をあらわにして同じ罪を繰り返させないこと。

それ以上にやるべきことは、自らのジャーナリストとしての反省だ。

芸能ネタだけでなく、他にも追求しなければいけないことが山ほどあるはずだ。

 

 

 

 

 

2023年10月 1日 (日)

10月1日

今日は10月1日。

今年もあと3カ月である。

年を重ねるたびに、時間が経つのが速く感じるが、9月は今での人生の中で一番早く過ぎてしまった。

手帳を開いてみたが空白の日が多くて、30日間なにをしてきたのか判然とは思い出せない。

9月は、私が利用している市立図書館の年に一度の蔵書の整理日で4日から29日まで休館日となっていた。

私は8月の下旬に3冊本を借り出したのだが、休館日が重なって返却日まで1カ月以上の期間があった。

1カ月もあるからと、のんびりしていたら、気が付くと返却日が明日に迫っている。

読まないまま返却することになるだろう。

私の感じる時間経過の感覚では、この1カ月は1週間くらいのスピードで過ぎてしまった。

やらなければならないことは山積している。

毎度のように懺悔しているが、私の最大の悪癖は、なにごとも先送りすること。

とにかくとりかかるのが遅い。

やることを、きちんとやっていたら・・・

つくづく、人生を無駄にしてきたなと悔やんでいたら、東京にいる友人から久しぶりの電話が入った。

とりとめのない話をしている中で、私が、「私は怠け癖が治らなくて、人生を無駄にしてしまったよ」と愚痴を言うと、友人は、「なんだかんだで、この年まで生きてこれたら幸せだよ」と言った。

その言葉に、私が、「君が知っている通り、おれはなんでも先延ばしにする癖かあって、もっと真剣にやってみればよかったって思うんだよ。今さらあがいてもどうにもならないけどね」とさらに愚痴ると、「そんな愚痴を言えるってことが幸せなことなんだよ。早く死んでしまったやつらは、そんなことを考えるひまもないまま死んでいったんだからね。そんなやつらにくらべたら、悔やむことができだけ幸せなんだよ。」てなことを言われた。

いつも、この友人から電話があると、とりとめのない内容で1時間くらいの長話になるのだが、今日はいい話をしてもらった。

「今日は、いい話をありがとう。感謝する。」といって電話を切った。

さあ、今月も今日から。

そして、幸せに悔やみながら明日を迎えることにする。

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