悪徳不動産屋日記 愛用の手帳用ボールペン
これは私のお気に入りのボールペンの1つ。細くてかっこいい。手帳用のボールペン。
ジェットストリームの3色ボールペンと比較してみると、細さがわかるだろう。
金属製のボディで、ずしりと心地よい重量感がある。安物しか買わない私にとっては高級感のあるボールペンに見える。
これが無料のノベルティだった。
去年、不動産仲間と大相撲の九州場所の観戦に行ったとき、宿泊したホテルの室内の備品だった。
にはメモ用紙や便箋といっしょに供えられていたボールペンだ。
私は一目でデザインが気に入った。
手に取ると、金属製でずしりと重い。
ボールは太字でこれも私の好み。
ペン立てに差してあって、他のホテルにあるいかにも安物のボールペンとは違う。
黙って持ち帰ろうかななんて思ったが、地元(宮崎県の北端の町・延岡市)の不動産仲間と同宿している。
私は悪徳不動産屋。私だけだったら、無料のノベルティーだと勘違いしたと、黙って持ち帰ってもいい。
しかし、たかだかこんなボールペンで延岡の不動産屋の面汚しをするわけにはいかない。
フロントに問いあわせたら、ノベルティで持ち帰ってもいいというのかもしれない。
小物の不動産屋だもので、こんなちっぽけなもののことで悶々とする。
次の日の朝の出発の前、持ち帰りを断られたら有料で分けてもらえないかと思ってフロントに電話した。
すると、何ということでしょう、優しい声で「どうぞお持ち帰りください」との返事。
同伴者は8人。私は、同行していた全員に電話をかけて、ボールペンを持ち帰るようにお願いしようと思ったが、全員に電話をするのも気が引けた。
それで、特に気の置けない3人だけに電話した。
電話してみて、もう一つの素敵なお土産を手に入れた。
私が、「サイドテーブルにボールペンがあるよね。それを持って出てくれないか。」という、3人とも、「そんなことをしたらダメでしょう」と言ったのだ。
なんという道徳心の高さ。どこかの国の団体客に爪の垢を提供したい。
私の仲間の不動産屋たちの道徳心の高さを改めて感じさせられた。
「大丈夫。フロントに聞いたら、『どうぞお持ち帰りください』ということだったんだよ。だから、お願いね。俺、絶対に欲しくてフロントに聞いたんだから、俺にちょうだいね」
この私の話に、3人とも快く協力してくれた。
やはり、私がつきあっている不動産屋は全員良いやつらだ。
自分への良いお土産になった。
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