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2024年5月20日 (月)

おつかれさまです 琴恵光関

当地(宮崎県の北端の町・延岡市)出身力士、琴恵光関が引退を発表した。

今日の地元夕刊紙に、琴恵光関の晴れ晴れしい顔の引退写真が掲載されている。

まったく悔いのない、とりきったという満足そうないい顔だ。

こんな素敵な引退の写真は見たことが無いほどだ。

 

幕内在位29場所。

身長177cm 体重125キロの小兵力士だった。

幕ノ内力士の中では、2位か3位くらいの軽量力士だった。

最軽量で人気のあって炎鵬のような派手さはなく地味なお相撲さんだった。

金星や3賞という華々しい記録もないがが、私は今の大相撲の世界で模範となる、一番立派な相撲取りだったと思っている。

お酒に弱く、遊びも苦手で、相撲一筋。

軽量を補うために独自の筋力トレーニングをした。

小さい体で、初土俵から1043回というのは、立派な誇れる記録だ。

その相撲に対する取り組み方は、小兵の名横綱千代の富士に匹敵すると思っている。

常に先に、しっかりと手をついて、どんな大きな相手とも正面から取り組んだ。

今の相撲で、こんなにきれいな立ち会いをする力士はいない。

体に恵まれていながら、勝負に勝つことしか考えていない、ずるい立ち会いをするようなことはなかった。

解説や司会が、この立ち合いを話題にしないことが私は不満だった。

昨年の11月場所、初場所から1044場所目の相撲で膝を痛めて、それが回復しないままの引退となった。

残念でたまらなかったが、琴恵光の引退会見の晴れ晴れしい表情で「17年間、真摯に相撲に向き合うことができた」という言葉を聞いて、私は尊敬の念を覚えた。

琴恵光の相撲は、まさに言葉の通りだった。

小さな体ながら、飛んだり、逃げたりせず、常に真っ向勝負。

十両と幕ノ内を行ったり来たりしていた時、私は、後援会の事務長さんに、「たまに飛んだり逃げたりする立ち合いをして、相手を迷わる立ち合いをしたほうがいいのじゃないか」と提言したことがある。

その時の答えは、「どんなに強い相手であっても、正面からあたる相撲を続けることで力をつけていきたい」というのが琴恵光の信条ということだった。

その言葉の通り、常にしっかり両手をついての立ち合いだった。

大横綱白鳳より、横綱に匹敵する立ち合いだったと思う。

相撲協会は、琴恵光の相撲を立ち合いの手本としてとりあげてもいいくらいだ。

 

おつかれささまでした。琴恵光関。

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