原発事故処理はできるのか
昨日、22日。福島原発の燃料デブリの取り出しの試験的作業にかかるというニュースが報じられていた。
なんと、東日本大震災から13年もかかってやっとのことでデブリの取り出しが始まるのかと思っていたら、手順のミスで取り出しは中止になったとのこと。
導電の責任者が、安全が大事だから無理に進めるよりは、手順のミスを発見したことであったとも思える他人ごとのような発言をしていた。
今回の作業は、本格的なデブリ撤去の作業ではなく実験的な作業だ。
予定では、たった3グラムを取り出すだけ。これに1週間もかかるというのだ。
回収しなくてはならないデブリは880トン。
880トンというのは何gだ?。電卓をはじいてみたら8億8
最長で40年と言っていた。
予定では10年後にデブリ取り出しが始まるはずだった。
それが3年遅れて、やっと22日から取り出しを始めることになっていた。それも実験的な取り出し作業だ。
その予定は、あっさりくずれてしまった。
そもそも40年という期間は根拠があってのことだったのか。
5年10年でできる話ではない。
少なくとも責任の立場にある役職、政治屋たちはあと20年くらいはある。
30年もすればこの世にいない可能性が高い。
自分たちが生きている間の責任を先延ばしする期間として50年は長すぎるけど、40年も経てば死んでこの世にはいない。
死んだ後の責任までは追及されないだろう。
とにかく自分たちが生きている間の責任逃れの期間が40年という数字ではないのか。
処理しなくてはいけないデブリは約9億グラム。
現状の技術で今回取り出せる予定だったデブリは3グラム。
デブリから発生する放射線量は人を数分で命を失う線量。
取り出したデブリはどこに保管するのか。
なぜか、国も電力会社も、責任を40年50年先に先送りして、原発の稼働を急いでいる。
総理大臣交替、政権交代と騒いでいるが、裏金問題より派閥問題よりもっと重要な争点があるのではないか。
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