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2024年9月 9日 (月)

兵庫県知事 出直し選挙で再選はあるか

パワハラなどの疑惑で告発されて大炎上してる兵庫県の斎藤元彦知事に、兵庫県議会の第2会派である「兵庫維新の会」が斎藤知事に対し、辞職を求めた上で、「出直し選挙」で民意を問うべきだとする申し入れを行ったそうだ。

果たして斎藤知事は辞職するだろうか。

すんなり辞職するとは思わないが、辞職して出直し選挙で民意を問うべきだという兵庫維新の会の意見がなんとも腑に落ちない感じだ。

県議会で県知事の不信任案が可決されると、不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することがでる。

知事は解散しなければ失職するから、死なばもろともとばかりに議会を解散するかもしれない。

兵庫維新の会の意見がまわりくどいのは、斎藤知事が兵庫維新の会を支持母体としているからだ。

議会に不信任案を提出されて不信任案が可決されたら、この知事がすんなり辞職するとは思えない。

県議会で不信任案を提出されとしたら、維新の会としてもそれに反対票を投じざるを得ないだろう。

そうなって議会解散となって県議会の選挙となると、知事を支持してきた兵庫維新の会は議席を大幅に失うことは目に見えている。

知事が自ら辞職してくれれば、県議会の解散はないから、当面の県議会での議席は確保される。

こういうことだから、兵庫維新の会は裏では必死になって辞職を呼び掛けていることだろう。

取引条件として、出直し選挙では裏で応援するなんてことも言っているかもしれない。

 

つらつらと、こんな知事の再選はあるだろうかと考えるのだが、ないとは言えない。

かの、常習的脅迫・暴力行為法違反の罪に伏した、暴露系ユーチューバー・「ガーシー」氏は、支援団体無しで参議院選挙で当選した。

恥ずかしながら、私の郷土宮崎県の宮崎市議会議員選では、後に性的暴行の罪で実刑判決を受けたスーパークレージー君を宮崎市民は2位で当選させた。

斎藤知事も、やりかたをうまくやれば、東京都知事選で蓮舫氏を破って2位の得票を得た石丸氏の立ち位置を取れたのではないか。

斎藤知事の失態を見て、石丸氏は同じ轍は踏まないだろうが、石丸氏の安芸高田市長時代の過激な発言の動画がYouTubeで話題となっての都知事選の結果だった。

私は、石丸氏のYouTubeの動画を見ていると、斎藤知事と似た色を感じてしまう。

トランプさんしかり。

小泉さんにもそれを感じる。

インターネットの世界は、過激に一方向に極端に偏った言動が、一部の一定数の強力な支持を得ることで全体を掌握するという傾向が見られる。

 

結局、選んだのは選挙民であることを選挙民が自覚することだ。

結果は自らが選んだ結果であることを。

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