世界中、権力者のための政治
アメリカは大統領選の真っただ中。
日本は次期総選挙を目指しての自民党総裁選。
イスラエルでは、ガザで人質6人が殺され、ネタニヤフ首相の停戦交渉の進め方に不満が高まり30万人がデモに参加。「戦争をやめろ」「最も大切なのは人質の生還だ」という国民の声が高まっている。
しかしネタニアフは攻撃の手を休めようとはしない。
「ネタニヤフ氏は選挙で負けることを恐れて戦争を続けている」とも言われているとおり、ネタニアフ首相の岩盤支持層はイスラエルのパレスチナ攻撃の支持者だからだ。
ロシアのプーチンが絶対安全なところにいて自国の若者を戦地に追いやり、ウクライナで殺戮を続けているのはわかりやすいが、それに徹底抵抗するウクライナのゼレンスキーも、自分は死なない場所にいて戦争継続の声を発し続けている。
ウクライナ国民の本音は、戦争の勝敗よりも停戦を望んでいるはずだ。
戦争に負けてたとしても、苦痛と死の恐怖からは免れられる。
ネタニアフも、プーチンも、ゼレンスキーも違いはない。
そしてアメリカも、日本も、ある意味大きな違いはない。
なにがアメリカのためだとか、何が日本のためになることだとか、何が人類のためになるのかということで政策を講じるのではない、どうすれば選挙に勝てるかということで政策は練られるのだ。
大統領選は、どのような政策を掲げることが大統領の道に近づくのかということで演出をしている。
日本でいまやっている自民党の総裁選は、誰に日本の将来を託すことが国民の幸せなのかということより、次の総選挙で誰を自民党の顔にすれば自分たちが選挙で勝てるのかということで自分たちの代表を選ぶのだろう。
太古の昔から、為政者は自分に都合のいい世のために権力を手にしようとするのだ。
平民は、今できる範囲で、自分たちの権利を主張できる世を維持するにはどうしたらいいかを考えることだ。
仮想敵国を作り、国防の重要性を強調し国民を国防増強に向かわせる。
しかし、国防増強を進めて侵犯してくる敵国と戦うことになると、国民は国のためという名のもとに死地に向かわされる。
それを指揮する権力者たちは絶対に弾の飛んでこない安全なところで作戦を立てている
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