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2024年9月 6日 (金)

河野さんを総理大臣にしたら大変だ!

次期自民党葬参戦に立候補している河野デジタル大臣が、年末調整を廃止し全国民が確定申告をする仕組みを導入することを公約に掲げている。

この人、自民党の異端児といわれ、実行力、突破力を売り物にして官僚を引っ張りまわして、新しい世の中を作ってくれるかと期待していたのだが、どうもスタンドプレーの人のようでガッカリしている。

デジタル大臣になったときには、突然保険証を廃止してマイナンバーカードに置き換えると言い出して、作成は任意だったはずのマイナンバーカードを、実質強制的なものとした。

私はこの時、近々保険証が廃止になるのであればポイントをもらったほうがいいと思ってマイナンバーカードを作った。

しかし、私の行きつけの病院でマイナンバーカードが使えるようになったのは河野さんが言っていた保険証が使えなくなった時期よりはるかにあとのこと。

前日社会でのマイナンバーカード導入にあたっての混乱にの解消には、河野さんの姿は見えなかった。

印鑑廃止もそうだ。

押印が必要な行政手続きが14,992種類あって、この99%以上の14,909種類を廃止すると高らかに打ち上げたが、現実社会ではまったくその成果を感じない。

私は仕事柄、役所に申請書をだしたり証明書を取りに行ったりすることが多いのだが、印鑑廃止の効果を感じない。

実際、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)市役所で、お客様に依頼された証明書を取る際に認印を求められることが多いのだが、その認印は市役所内の売店で販売している。

こ市役所の窓口で認印の押印を要請されることがあるのだが、受付窓口のすぐそばにある売店で認印を購入して押印し、その書類を提出したら証明書を交付してもらえるという局面がいくつもある。

私はひねくれものだから、その場で購入してきて押印したとわかるようなタイミングで申請書を提出したりするのだが、それをとがめられたことはない。

故河野さんのいう、市販の認印でも住むような印鑑は不要というのは、実に正しい。

ただ、それは見せかけだけのスタンドプレーで終わっている。

 

国民全員が確定申告するなんて言っているが、河野さんはマイナンバーカードでの混乱をどう感じているのだろう。

混乱したら、担当者をどなりつけるだけなのでは?

自分が思いついたことは、その結果を十分検証せずに口に出し、自分が口にしたことは強引に押し通す。

総理大臣になって、こんな政策をやられたのでは国は大混乱することになる。

岸田さんが、総理大臣になることが総理大臣になった理由だと揶揄されているが、河野氏も似たようなもののようだ。

総理大臣になるために、突拍子もない政策を振りかざしているようにしか思えない。

 

 

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