« 2025年8月 | トップページ | 2025年10月 »

2025年9月

2025年9月23日 (火)

高市早苗さん   「ジャパン イズ バック」

高市早苗さんの自民党総裁選挙の出馬表明の記者会見は、「私、高市早苗は、日本と日本人を心底愛するものとして日本と日本人の底力 本当に信じてやまないものとして再び 自民党総裁選挙に立候補 いたします」と言う言葉から始まった。
 
1時間余にわたる記者会見発表において、「日本」「日本人」という言葉を100回以上繰り返されていた。
 
また高市早苗氏は、自らの公式ホームページで「日本人の手による新しい日本国憲法」の制定を目指しています」
「天皇陛下の『権威と正統性』の源である『皇統』をお守り申し上げます」と表明している。
 
また、総裁選所見発表演説会でも「私高市早苗、日本をかけがえのない国にしてきた、この古来の伝統を守るために体を張ります」と宣言されていた。
 
まさに日本の保守層を代表する政治家の一人だ。
 
その高石さんが、出馬記者会見で「これからの日本の立ちなおしにあたって『ジャパン イズ バック』こう声高らかに言わなくてはなりません」と強い言葉で演説をされていた。
えっ?えっ?えっ?「ジャパン イズ バック」?
一瞬、「何を言っているかわからない」
「Japan is  back」ということなのだろうか。
悲しいくらいに英語が苦手な私には、その言葉がしっかりとは理解できない。
 
私がまず思ったのは、安倍元首相の言っていたキャッチフレーズ「日本を取り戻す」という言葉だ。
高市氏の「ジャパン イズ バック」という言葉の意味は、「昔の日本を取り戻す」ということなのだろうか?
 
正確にはどうなんだろう?
「Japan is  back」で検索をかけてみた。
すると、やはりこの言葉は安倍元首相が言っていた言葉でもあった。
 
『AERA』に安倍元総理の、この言葉が取り上げられていた。
 
いわく、「2013年2月、安倍首相が訪米し、オバマ大統領と初の日米首脳会談を行った後の講演の演題に由来する。Japan is Back.<「日本は戻ってきた」という意味で使っているのだと思いますが>、一方では<「日本は後れている」とか「日本は後戻りしている」とかいう意味にも受け取れるのです>ということだ。
見識者においても、Japan is Backという言葉は、何を意図するのかがはっきりしないようだ。
そもそも、日本の保守の旗頭たる方々が、なぜ自らが誇りに思っている国の国語を使わないのか。
日本の伝統文化を重んじ、日本を運営する人たちがなぜアメリカ語を使うのか。
私が、今一つ日本語として体感できない言葉として「アイデンティティ」という言葉がある。
何度も聞いて、その都度調べてみて、感覚的にはこの言葉の意味するところは理解しているのだが、「アイデンティティ」という言葉は、日本語で的確に代る言葉が無い。
「アイデンティティ」使う局面においては、「アイデンティティ」を使うしかない。
しかし、日本語に置き替えることが難しい言葉は多くは無い
しかし、今の日本はまるでアメリカ語が地球標準語で、その中の日本語であるかのような状況である。
 
私は英語がからっきし苦手なもので、偉い人たちや知識人と言われる人たちが、ごく日常的に使われるカタカナ語には理解できないものも多いし、なぜこんなことを日本語でなくアメリカ語を使うのかという違和感を感じることが多い。
なぜ、「日本第一」「日本が一番」でなく、「ニッポン ファースト」なのか。
なぜ、「侍」という日本古来の文化を代表する言葉に「ジャパン」をつなげて「侍ジャパン」とするのか。
「侍日本」と叫ぶのが日本を愛するということではないのか。
日本の国を牽引していただくお歴々の方々、まず日本語を語を大事にすることから始めていただけませんか。

 

2025年9月22日 (月)

悪徳不動産屋日記 ちょっと何言ってるかわからないんですけど

当地(宮崎県の北端の町・延岡市)では、旧市街地商店街の空き店舗解消のため、指定するエリアにて空き店舗や空き事務所を借りて新たに事業を行う方に家賃の一部および改修資金の一部を補助する「まちなか回遊促進空き店舗解消対策事業」を実施している。

当社も、指定エリア内に入居者募集をしている店舗物件がある。

先週末、その物件の一つを案内した。

まだ若い、20代の女性だった。

このお客さんも補助金のことは知っていて、補助金をあてにしての開業計画であった。

補助金の内容は、家賃の3分の2(上限2万円)を3年間。また店舗改装の工事代修繕費の3分の2(上限70万円)を補助するというものだ。

案内した物件は、家賃44,000円(内消費税4,000円)。 ※注 消費税については補助の対象にならない)

ただ、家賃3万円であれば3分の2が上限の2万円になるわけで、現実問題として3万円以下の家賃の物件にはお目にかかったことが無いので、いぼすべての物件に対して家賃2万円の補助があるといってもいい。

従って、内見してもらった物件は3年間の実質家賃は月々24,000円となる。

これに別借予定の駐車場代が5,500円。

この物件は、直近まで当地出身の大相撲幕内力士『琴恵光』関の後援会事務所として使われていたもので、事務所として使うのであれば店舗改装は必要ないというくらいきれいなのがウリである。

内見したお客さんの業種を聞いてみたら、大きな改装は必要なさそうであった。


前向きに検討したいということで別れ、その後の返答が入った。

おっ、借りてもらえるのかなと期待して電話をとった。

「見せてもらった物件のことですけど、借りようとおもっているんですけど」ときた。

はい、はい、そうでしょうね、と思いつつ続く話しを聞いた。

「それで、お願いがあるんですけど、駐車場代を含めて半額になりませんか」と言う。

「えっ?駐車料を含めて半額?どういうこと?」思わず、人気お笑いコンビサンドイッチマンの富澤の「ちょっと何言ってるかわからないですけ土」というセリフが頭をよぎった。
「えっ。駐車場代を含めて半額というのはどういうことですか?補助金がでるので実質家賃は24,000円になるんですよ。言ってる意味がよくわからないんですけど」

すると相手さんは、平然と、もともとの家賃を半額にできないかというのである。それも駐車場代まで含めての半額ということのようだ。

私は、唖然とした。24,000円にして、それで補助金を受ければ自分が実質払う家賃は1万円くらいで済むという考えのようだ。

不動産歴43年の経験で初めての想定外の交渉だった。

幸いにも私は今回の物件の家主。

迷うことなく、「その条件では貸しません」と即答した。

お客様からの依頼を受けた仲介物件でも断る話で、家主さんも断るに違いないが、自分の所有ではない物件の場合、一応家主にはお伺いを立てないといけないが、自分が家主だから即答できた。

電話の相手は、断られたことが不思議そうで、なにか怪訝そうな雰囲気だった。

インターネットなんかでは、家賃は値切れなんて話が溢れているから、そんな影響もあるのだろう。

駐再度「値引きはしません」と伝えると、不快そうな感じで電話は切れた。

駐車場が別借になるので、駐車料の半額分くらいは値引きしてあげようかなと思っていたのだが、それも受け付けないぞと固く誓いつつ、私も電話を切った。

悪徳不動産屋を凌駕する善良なる消費者様とのお話でした。

 

 

 

2025年9月15日 (月)

懐かしの214曲

今日の朝刊、通常のラテ面である裏一面がカラーの全面広告だった。

通販の商品は、「永遠のフォーク大全集『青春の歌』」。全12巻、214曲のCD。

宣伝コピーには、「1960年代~1980年代に青春時代を過ごした❝フォーク世代❞CD『永遠のフォーク大全集』をご紹介します。
収録曲はなんと214曲。総勢141組の豪華アーチストがあなたの心を青春時代へと誘います」とある。…

豪華アーチストを代表して、『よしだくたろう』『井上陽水』『南こうせつとかぐや姫』の3組の大きな写真。

Vol.1 (第1巻)収録の曲名を見ると、
①若者たち ザ・ブロードサイドフォー ②星に祈りを ザ・ブロードサイドフォー ③あなたのすべてを 佐々木勉 ④今日の日はさようなら 森山良子......全部で18曲

「若者たち」? 曲名はあれかなと思いあたる。「ブロードサイドフォー」は一瞬思い出せなかったが、そういえばこんなグループがいたかなという気はする。

②の「あなたのすべてを」は曲名はあれかもしれないと思ったが、「佐々木 勉」という名はまったく記憶にない。

③の「今日の日は」は森山良子さん(今は森山遼太郎のお母さんと言った方がわかりやすいのかもしれない)の歌。

さらりと目を通してみたが、知ってる、歌ったことがあるというものと、なんとなく知ってるかなという曲とアーチスト名が混在している。

Vol.2 に目をやると、荒木一郎に始まり、高石友也、5つの赤い風船、チェリッシュと知ってる名前が続く。井上陽水は流石で4曲も収録されている。安全地帯もいる。

広告にはVol.12までの12巻、全214曲の曲名が掲載されている。

全曲、曲名とアーチスト名にさらりと目を通したが、8割は曲名とアーチストが一致して、メロディーも歌詞も思い出せる。

何曲かユーチューブで確かめてみたら、全曲歌詞カード無しでもなんとか歌えた。

残りのうち1割は、なんとなくこんな曲ではなかったかなといった感じで、曲名とアーチスト名を見て、まったくどんな曲か1割くらいあった。

わからなかった曲をユーチューブで聞いてみたが、歌詞カードなしでも歌える曲の方が多かった。

さすがに、全曲をユーチューブで確認することはしなかったが、広告にある曲名をみたかぎり、まったく耳に覚えのない曲は3.4曲といったところだろう。

あの時代は、ラジオとテレビから流れる歌を老若男女・全国民がいっしょに聞いていた。

だから、めったにいかないが、今でもカラオケスナックで70年代から80年代の曲がかかると、ほとんどの曲が一緒に歌えてしまう。

今日の新聞広告のCD全集は買わないが、広告掲載の曲名をもとにユーチューブを楽しむことにしよう。

 

 

2025年9月13日 (土)

ちょっと訳あって

お盆から身内が体調をこわして、ずっと病院に付き添ったりで、仕事が手に付かない状態が続いていました。

そして入院。

三日前に見送りました。

 

この間、ずいぶん仕事も溜まってしまって。

こんな時に限って、難しい商談が飛び込んできていて。

まだまだ気持ちの整理は尽きませんが、明日からの連休を使って気持ちを整理して、仕事に復帰します。

このブログも読者が少なくなってしまって、読者の方に報告する必要はないのかもしれないが、自分を鼓舞するために更新しました。

 

2025年9月 7日 (日)

悪徳不動産屋日記 不良空き家解体に対する補助金②

9月2日のブログの「不良空き家解体に対する補助金」について、導入部の話が長くなって補助金の話ができなかった。

相続した空き家の売却と解体についての相談をされて、けっこうな手間と時間をかけてお答えしたまま、その後うやむやに話が中断していた人から突然電話があった。

1年くらい前に売却を前提に、売却方法、建物解体、その他諸々の相談を受けた人だ。
売却にあたっては非常に売れにくい条件が重なる物件だったので、その旨の説明をして、概略の想定価格、さらに建物解体費用についての概算の話をしてあげた。

すると、相続人間で話し合いをするのに、価格査定書と解体見積もりをしてくれとの要請があり、急がされて査定書を作成し、簡易な解体見積もりもした。
それについては、登記事項証明書、公図も取った。土地が複数あって私道がも絡むので登記事項証明の費用だけで実費で2,000円以上かかった。
その負担も請求しないまま、なんとか要望に合わせて査定書を作成し送ったのに、その後連絡が無いので問い合わせをしたら、自分は直接の相続人ではなくて、私が送った書類は相続人に渡してあるので、どうするかまだ決まらないので、また連絡すると言ってそのままになっていた。

良くある話で、その後私からは連絡を取らなかった。

携帯電話に名前は登録していたので、あの時の人だとはわかった。

私は、相続人の話がまとまって売却の依頼になるのかなと思って電話をとった。

すると、いきなり、「ブロック塀の撤去について市に申請して補助金を受けられることになった。家の解体の補助金も受けようと思っていて、市との現地立会があるので連絡をしました」と言う。

なんのこっちゃ?と思ったけど、内容は理解できた。
人が通行する道路に面して築いているブロック塀が、崩壊、倒壊する危険がある場合に、その撤去費用の一部に市の補助金が出る。
家の解体費用の補助金というのは、市が倒壊等の危険のある不良な建物だと認定した建物については、解体費用の一部を市が負担するということだろう。

ブロック塀除去については、工事費の3分の2の補助金(工事費の上限356,000円)が出る。
今回の物件のブロック塀については、私の判断でも補助を受ける要件に該当するだろう。
案の定、これはすでに認定が出たということだ。
ブロック塀の解体撤去費用は30、40万円だろうから、自己負担は10~20万円で済む。

今日の電話は、建物解体については審査がまだ終わってなくて、建物調査の現地立会日が決まったので私に連絡をしたのだと言う。
だから一緒に立ち会ってくれということなのかもしれないが、私が立ち会う権限も意味もない。

そもそも、なぜ家を壊すことになったのかもわからない。
家が売れたのであれば、家の売却にかかわった不動産会社に頼むべきこと。

それで、なぜ家を壊すことになったのかと聞いたところ、補助金で解体できるから壊しておきたいということのようだった。
私の知識では、再建築できる土地に建っている家の解体は補助金の対象にならないはずだ。
なぜなら、古い家を壊して立て替える人のための費用を税金で支援することはできないからだ。
相談の物件は建て替えが可能な土地だから、対象にならないはずだ。

そう思ったが、国をあげての空き家対策で、新たな制度ができたのかもしれない。
それで、市のホームページで確認してみたら、再建築可能な地域でも、使われないない空き家が危険であると判定されたものに付いて補助金が支給させれるという制度ができていた。

ただし、補助を受けた年度の次の年度末まではその土地には建築はできないという制限がついていた。

これで納得。補助金があるうちに家を解体しようということなのだろう。

 

ところで、電話をかけてきた人の相談だが、市役所の調査の現場立会をしてもらいたいようだが、さすがに今回はご勘弁願いたい。

私はなんの権限もないし、私が立会する意味ありませんから...といって丁重にお断りした。

相談者は多少不満のようで、どうしたらいいのかということを聞いてきたが、そんなことを言われても、まずこの方がどうしたいのかがわからない。

そもそも、以前相談を受けたとき、家を壊して土地にしてしまうと売れないので、家を壊すことは止めていた。

なぜなら、この住宅が面する道路に沿って大きな用水路があって、この住宅のすぐ目の前に「警告」「ここは土石流発生の危険があります」という大きな警告看板が設置されているのだ。

土石流の危険があるという警告看板の目の前の土地に1,500万円~2,000万円かけて新築する人がいるだろうか。

さらには、北側は山が被っていて土砂災害危険区域に指定されている。前面道路は離合できない細い道。土地は水路からあふれた水害を予測して道路より一段高くなっていて駐車しにくい地形になっている。

悪条件のオンパレード。

私の提案は、現境のまま、とにかく「安いなー」と思う価格で販売をかけてみるこというものだった。

価格の安さで、がまんしてここに住んでみようかという人がいないとも限らない。

ただし、悪徳不動産屋としては、この悪条件を包み隠すことなく、むしろ重要事項説明書で詳細説明した上で、それを納得したお客さんにしか購入してもらえませんよということまで説明している。

売主さんにとっては、欠陥を暴露する悪徳不動産屋となってしまうが、私・悪徳不動産屋は欠陥を隠して売ることはしない。


相談者に市役所との立ち合いは私の仕事ではないことは理解してもらったが、建物解体についての相談が続く。

やはり、補助金を使って解体したいということなのだ。
人は、なんと補助金という言葉に弱いのだろう。
補助金=もらわなければ損 という人が多い。

建物解体の補助金は限度額60万円。
おそらく、この家の解体費用は200万円超になるだろう。
差引140万円の出費となる。

140万円かけて近隣の安全のために家を撤去するという尊いお考えなのだろう。
ご立派なことで、頭が下がる。

感服したところで私が話しを打ち切ろうとするのだが、話しが終わらない。

解体の見積もりをしてもらえないかというが、前回の件もあるので、見積もりについてはご自分でお取りくださいとお断り。
どこに頼んでいいのかわからないとおっしゃるので、スマートフォンで「家、解体、見積もり」と検索するとすぐに見つかりますよと教えて差し上げた。

たくさんあってどこに頼んでいいかわからないというので、複数の業者さんから見積もりが取ってみるといいですよ。
見積をしたからといって、工事はしなくていいのですよ。
その後実際工事をすることになったら、私に相談してください。
そのときは、その見積もりのどこよりも私が安いところをみつけてあげます。

これで話を打ち切ろうとしたのだが、さらなる質問を受けた。
「売るのにやっぱり家は壊したほうがいいですよね?」

えっ!近隣の安全のために家を壊すんではなくて、売るために壊すのか。

ここで私は、また余計な助言をしそうになった。
売るためだったら、高い金をかけて、あわてて家を壊す必要は無いんじゃないですか。
土地にしてしまうっても、なかなか売れませんよ。

そう思ったが、私は言葉にすることを留めた。

私は悪徳不動産屋。

 

 

 

 

 

 

2025年9月 4日 (木)

自分のこだわりです

読者がすっかり少なくなってしまった私のブログですが、私としてはまだこだわりを抱いているのです。

お盆の最中に、独り暮らしの弟から急に、体調をこわしてしまってもう10日以上も何も食べていないとの電話が入りました。

物が無くて食べていないのではなくて、固形物はおろかスープやゼリーも食べられないというのです。

あわてて病院に連れて行きましたが、治療しようにも、何も食べられないという状態だから治療のしようもない。

とりあえず点滴をしてもらうしかなくて、それ以来、毎日、病院に連れて行って、点滴をしてもらって連れて帰るという毎日。

なにか他に手立てはないかということで、昨日、病院の紹介で宮崎大学病院で診察を受けてきました。

診断の結果、今、延岡で通っている病院に入院することになりました。

 

そういうことで、しばらく更新を休むことになるかもしれません。

このブログも、今は訪問者も数少なくなってしまっているので、こんなこと書くまでのことではありませんが、私にとっては多少のこだわりが残っているのです。

 

今日は、朝から弟の入院に向けての診査と手続きにかかりきりで、やっと入院させていただけることになって今、帰社したところです。

このブログで、新しいテーマを展開してみたいなと思っていたところだったので、もうちょっと落ち着いたら、そのテーマを展開していきたいと思っています。

 

私の井の中の蛙的なこだわりのつぶやきです。

 

2025年9月 2日 (火)

悪徳不動産屋日記 悩ましい現実 不良空き家の解体に対する補助金 

日、弟の付き添いで病院にいたとき電話が入った。
電話の表示を確認すると、1年半ほど前に中古住宅の売却の相談を受けた方だった。

宮崎市在住の方で、ご自分のご主人の実家の相談であった。
宮崎の方がなぜ当社に相談をしてきたのか、商談動機をおたずねすると、自分の知人のところにかけてあったカレンダーを見てのことということであった。

ということは、過去に私が取引したお客様の関係の方ということになる。
悪徳不動産屋としては、がぜん親近感と喜びを感じ、丁寧な接客を心がけることになる。

突然のことであったが、今日は延岡市に来ているので、今すぐにでも来てもらえないかとのことだった。
日ごろ忙しくない不動産屋だが、今すぐと言われると多少の差支えはある。
そこをこのお客さん優先にして現地に赴いた。

小生、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)専門の不動産会社で、住所を聞けばだいたいの場所はわかる。
残念ながら、非常に売りにくい物件だった。

まず、道が狭いこと。一部離合が困難の箇所がある。
古い造成地で、住宅不足の時代に、山を削っていい加減な造成をしているので公図が混乱しているところがある地域であること。
敷地が山を背負っているので、土砂災害危険区域に指定されている所が多いということ。
道路面より敷地が高いひな壇的な土地が多いこと。

当社のお取引したお客様に毎年お届けしているカレンダーが取り持ってくれた話でありがたい話なのだが、売れにくい。

そんなことを思いながら現地に向かう。
カーナビには表示されないので、ゼンリンの地図を頼りに行ったが、ゼンリンの地図も現地をうまくとらえていなかった。
それで道路の広いところに車を置いて、歩いて近隣の家の表札をみながらやっとのことでたどり着いた。

現地に到着すると、さらに極悪の条件が目に飛び込んできた。
全面の道路に添うように水路が造られている。水路には水が勢いよく、大きな音を立てて流れている。
いかにも山の湧水を流すための水路だと思われる。

そこで、嫌でも目に付くのが「土石流警戒の看板」。
「この水路は土石流が発生する可能性が高いので警戒が必要です」という、横2メートル、縦1メートルくらいの大きな警告の看板である。

そんな看板が、相談の家の目の前に立っているのだ。

家は、長いこと空き家だった様子。

声をかけて依頼者にお会いして、内見したが、家は古く保存状態も悪い。
中古住宅としてそのまま買うようなお客さんは少ないだろう。
かといって家を解体して更地にしても、非常に危険ですという警告が出ているところに2000万円もかけて新築する人はいないだろうと想定してしまう。

カレンダーが結んでくれた縁の方だからと、悪徳不動産屋としては懇切丁寧な接客を心がけた。

親身になって答えているのだが、悪徳不動産屋は、相手の気持ちを考えずに思ったことをそのまま喋ってしまう癖がある。
「これは、なかなか売れにくいと思います。家を解体費用は200万円以上かかります。しかし、土地にしてしまうと、住宅用地としての売却は私はまず難しいと思います。
資材置き場等にするにしては、道が狭く大型車が入らないのでそれも難しい。

私としては親身な回答をしていたつもりなのだが、欠点ばかり言われるようでお客さんは警戒気味になる。
話しの中で、もう一社同じ相談をしている会社があるという。

それは私にとっては結構な話。
売りにくい物件なので、当社一社で依頼を受けると荷が重い。
何年も売れないことになったときに、他社も預かってもらっていれば気が楽だ。

「どうぞどうぞ、その会社にも相談してもらっください」と言いつつ、どうして売ったらいいか私なりの案をいろいろ話て差し上げた。

私の案は、「超格安の中古住宅として売ること」
超格安でとりあえず住める家として売れば、資金が無くてとにかく自分の家を持ちたいという層の人が買うかもしれない。
多少の予算のある方は、まずこの場所は買わない。

経験上、超格安(300万円、400万円)という中古住宅は問い合わせの数は多い。
そんな家は補修に手がかかりすぎる家が多いので、なかなか売れるものではないが、とにかく問い合わせや内見は多い。

この家だったら、贅沢言わなければ、多少の手をかければ住める状態だから売れる可能性もある。

現地で、そんな話をしてあげた。

その時相談者は、いたく感謝の言葉を述べてくれたのだが、同時に私は直接の相続人ではないので、この話を持って帰って相続人になる主人とその兄弟に話してみるということであった。

私としては、売却いらいを受けても、こんな危険な所を売る自信はないし、積極的に依頼をいただきたいという気持ちは無かった。
相続人の方に話して、また何かあったらいつでも相談してくださいということでその日は分かれた。

すると数日後、相続人に話したら売る方向なので査定書を作ってもらえないかとの要請があった。
それも、すぐにということ。
それは承知したのだが、忙しくて2,3日そのままにしていたら、「査定書はまだできないんですか」との督促の電話をもらった。

悪徳不動産屋は、「なんとも厚かましいお客だなあ」と思いつつも、査定書を作り郵送した。

すると、その後返信は無く音信不通。どうなっているものか相談者に電話してみた。

すると、自分は直接の相続人ではないから、なんとも言えない。
査定書は渡したが、兄弟間で他にも相談しているようで、売るようになったらまた連絡しますとのことであった。

これも良くあること。

私、こんな商売をしていて催促の電話が得意ではない。
その後、こちらから電話することは無かった。
想定通り、相手からの連絡はなかった。

連絡はなかったものの、これは印象に深いできごとで、この件を忘れたことは無かった。

 

そして今日、1年半以上ぶりに、携帯電話登録しているこの方から電話が入った。

 

またしても相談。

 

話しの導入部が長くなってしまったので、続きは又後日。

2025年9月 1日 (月)

9月1日

今日は9月1日。

「1日」は単独だと、「いちにち」と読む。

「9月」とセットになって「9月1日」となると、「ついたち」となる。

文章の中で「ついたち」と読んでもらいたいのに、単独では「いちにち」と読まれてしまうのではないかと思うときは読み仮名をつける必用を感じてしま。

「ついたち」には「朔日」という漢字表記があるのだが、「朔日」は、私にもなじめない感じだし、調べてみると「朔日」は「さくじつ」という読みもあるようで、これもよくない。

なんとか単独で「ついたち」にふさわしい表記を作ってもらえないものか。

 

日本語には、このように読むのに困る単語がいくつもある。

「今日」も「きょう」と「こんにち」。

こんな文字は、文章の前後の流れで読み変えなくてはいけない。

読み変えるのは、やぶさかではないのだが、自分の文章を間違えて読まれてしまわないようにすることに気を使ってしまう。

 

月の初めの「ついたち」にふさわしいブログを書こうと思ってキーボードを叩いていたのだが、こんなときに限ってちょっとやっかいな問題の相談が入ってしまった。

 

これも、私がまだ現役でいることの証。

喜んで問題解決に向かわなくてはいけない。

 

ということで短くブログを切り上げます。

 

さあて、9月はがんばるぞー。

 

 

 

« 2025年8月 | トップページ | 2025年10月 »

2025年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ