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2017年8月22日 (火)

シンガーソングライター・松山千春さんの「神対応」に、インターネット上で称賛の声

 シンガーソングライター・松山千春さんの「神対応」に、インターネット上で称賛の声が寄せられている。

 2017年8月20日正午ごろ、松山さんは新千歳空港から大阪(伊丹)空港行きの便に乗った。

 だが飛行機は、出発予定時刻を過ぎても出発できず、乗客は約1時間待たされることになった。

 出発が遅れたわけは、保安検査が大渋滞になっていて、この便に乗る予定の方々が巻き込まれてしまって、その方たちの搭乗を待つためだということ。

 ぎりぎりになって保安検査場に行ったから渋滞に巻き込まれたわけで、余裕をもって保安検査を受けていれば、待たされることは無かったはず。

 待たされること1時間。

 それにしても、搭乗が遅れた人を1時間も待つというのはひどい。

 機内の雰囲気はだんだん悪くなってきた。

 その雰囲気を察知した松山さんは、「皆の気持ち考えたら、何とかしなきゃ、みたいな」気持ちになった。

 そこで松山さんは、キャビンアテンダントのところに行って、「すみませんが、みんなイライラしています。マイクを貸していただけますか」と言った。

 キャビンアテンダントが「機長に伝えますので」となって、「機長さんからOKが出ました」となったらしい。

 「じゃあ、ここを押して話してくだい」とマイクの使い方を教えてくれて、それから松山さんの神対応となった。

 「千歳発伊丹行きにご搭乗の皆さん、松山千春です。もうシートベルトされてから1時間以上も経つ。いらだつでしょう、むかつくでしょう。しかし、安全に飛んでくれることを自分たちは信じていますし、皆苦労していますから待ちましょう。『旅は道連れ』ですから、一緒に旅行を終えましょう...と言って、『果てしない 大空と~』と歌った。

 松山さんは歌い終わると、「皆さんのご旅行が、またこれからの人生が、すばらしいことをお祈りします。もう少しお待ちください。ありがとうございました」と話し、乗客からは拍手が巻き起こった。

 乗客の1人によると、「歌われた後は、場はなごみ、乗客のいらだちが歓声に変わって、即席コンサートのようなものになってました」という。

 そして、「それまでの事は何処かに吹っ飛んで、旅のエンディングが素晴らしいものになった」。

 まいったね。

 私は、松山千春さんの歌は大好きで、トークも好きだけど、なんかこのところ若干横柄な雰囲気を感じて、れれれ、と思っていた。

 でも、やっぱり良いやつだった。

 私も、一昨年の正月旅行で、搭乗予定のお客様を待つために出発が30分以上遅れたという経験をしている。

 そのとき遅れて乗車してきたのは、リッチそうな男女のカップルだった。

 遅れてきたくせに(遅れてきたためにといったほうがいいのか)、二人とも両手一杯にバッグや手荷物を抱えていた。

 満員の乗客を30分も待たせているにもかかわらず、悪びれた態度もとらず、当然頭も下げない。

 そして、あわてる風もなく、両手いっぱいに抱えた旅行鞄や手荷物を荷物入れに乗せ、堂々と最前列のプレミアムシートに座った。

 私は前から10列目くらいの席に座っていたが、「こらー!みんなを待たしやがって、すみませんの一言ぐらい言わんか!」と叫びたかったが、黙って耐えた。

 乗客の多くが、私と同じ気持ちだっただろう。

 そんな経験があるから、なおさら、松山千春さんの神対応はすごいなーと感じるニュースであった。

2017年8月14日 (月)

全日空37便。緊急着陸。

 一昨日8月12日、全日本空輸の羽田発伊丹行きNH37便が羽田を離陸直後、伊豆半島付近で与圧系統に不具合が起きた可能性があると計器表示が出て、羽田に引き返した。

 NH37便は羽田を午後6時6分に出発し、同24分に離陸したところ、コックピット内の計器に、機内の気圧を保つ与圧系統の不具合が発生した可能性があるとの表示が出たことから、航空管制上の優先権を得て羽田へ午後6時51分に緊急着陸し、午後7時10分に戻った。

 機内で煙や火は確認されていなかったが、機長の操作により酸素マスクを落下させた。
 幸いにも、乗客262人と乗員11人に、けがはなかった。

 今日のワイドショー・ニュースでは、乗客が撮影したたくさんの動画や画像が公開されていた。

 動画には、天井から酸素マスクが落下してぶら下がっている映像と、「ただいま緊急降下中です。マスクを強く引いて付けてください。ベルトを占めてください」という音声が流れていた。

 驚いたのは、立ち上がったり騒ぎ立てる乗客がが一人もいなかったこと。

 生命の危機を感じただろうに、みんな冷静に対処していた。

 日本人だからこその対処だったのではないだろうか。

 個人主義で感情をあらわに出す外国での事故だったら、「どうなってるんだ!」と乗務員にくってかかったり、「ヘルプミー!」だとか、「オーマイゴッド」と泣き叫び、大騒ぎする輩がいたのではないか。

 それにつけても、何事もなくてよかった。

 日本に生まれ、日本で暮らすことの幸せを再認識させられたニュースでもあった。

2017年8月12日 (土)

お盆の帰省ラッシュ。道路も、飛行機も、新幹線も大混雑。

 世は、お盆休み。

 去年から、8月11日が「山の日」という祝日になったせいで、お盆休みがゴールデンウィークに次ぐ大型連休になった。

 当地(宮崎県の北端の街・延岡市)の不動産会社は、従来は13日・14日・15日をお盆休みにしているところか多かった。

 しかし去年、突然8月11日が祭日になって、11日からお盆休みにした不動産会社が多かった。

 これは全国的なことのようで、テレビで取り上げるお盆休みの交通混雑のニュースの時間が増えているようだ。

 お盆の帰省ラッシュの大混雑といえば、高速道路に空港、そして新幹線。

 その新幹線について、今週の「週刊SPA!」に「本当はあぶない新幹線」という記事があった。

 新幹線がかかえる、さまざまな問題点を取り上げていた。

 その一つが帰省ラッシュでの大混雑。

 「お盆の新幹線と言えば帰省ラッシュでの大混雑がおなじみ。指定席が満席で自由席は通路からデッキまで立っている客ですし詰め状態。数時間立ちっぱなしで過ごすなんてこともザラだ」とあった。

 もう一つ、「新幹線なら大雨が降っても安心して移動できる。そう思っている人は多いだろう。だが、それは大間違い。」という問題も取り上げていた。

 記事には、「今年6月21日には集中豪雨とそれに伴う架線の断線の影響で東海道新幹線が6時間以上の大遅延。お得の人が新幹線の車内で一夜を明かした。
過去に車内で一夜を過ごしたことのある体験者は『生き地獄』だったと話す。『座席をめいっぱい倒しても足腰の痛みがスゴかったです」とあった。

 私は、この記事を読んで、今の日本人はなんとヤワなんだろうと思った。

 私の学生時代、親から仕送りを受ける身では、飛行機は超贅沢品、新幹線も贅沢品だった。

 学生に限らず、多くの人が利用していたのがは急行「高千穂」だ。

 東京駅発。東海道本線、山陽本線、日豊本線経由で、西鹿児島まで1595㎞を29時間以上かけて走っていた。

 私の故郷・延岡までは25時間弱。

 午後2時半過ぎに発って、到着は次の日の3時過ぎ。
 
 14両編成で、1両は食堂車、4両が指定席。残りすべて自由席という信じられない編成。

 冷房は無くて、日豊本線に入ると電化されていない区間になると蒸気機関車がひっぱるものだから、すすがひどくて窓も開けられない。

 扇風機がまわっていたけど、暑い空気をかき回すだけで、車内は蒸し風呂状態だった

 宮崎方面への直通列車(このころは日豊本線は電化されていなかった)はこの「高千穂」と寝台列車の「富士」しかなかったから、指定切符はプラチナカード。

 指定席、寝台券をとるためには切符発売日の前日から徹夜で並ばなければいけなかった。

 自由席で確実に座ろうとしたら、やはり出発の前日の夜から並ばなくてはならない。

 汽車(日豊線沿線に住んでいた私たちは、電車を知らなかったから汽車と言っていた)で座っていくために、椅子も無い待合室の通路に徹夜で12時間以上並ぶというのもおかしな話だった。

 切符を買うために駅の通路に15~16時間も並ばなくてはいけないのなら、汽車の中で24時間を我慢するのも同じことに思えた。

 それで私の帰省手段は「急行高千穂」だったのだが、そこで過ごす25時間は、新幹線の車内で過ごす一夜とは比べようも無いほど過酷なものだった。

 車内での一夜が地獄だって? 座席をめいっぱい倒して足腰の痛みがスゴかっただって?

 甘いよ。こちとらが経験したのは25時間だぜ。

 座席は向かい合わせの4人がけ。背もたれは直角で、リクライニングなんて機能はない。

 通路に座ろうにも、座る余地が無い。

 なんとかすき間を見つけて座り込もうとしても、乗客がひっきりなしにトイレにいくから、とても座ってなんていれない。

 名古屋までが6時間くらいかかって、このころになると、みんなでいっしょに苦痛に耐えていると、なんだか周りの人たちとの連帯感が生まれてくる。

 そうやって、京都、大阪あたりになると夜もふけてくる。

 乗客も眠りについて、通路を通る人も少なくなって、通路に座ったり寝ころんだりすることができる。

 深夜になると通路にざこ寝。

 布団代りに、通路に新聞紙が新聞紙をひいてね。

 今思えば酷いもんだったけど、あのころはこれが当たり前だった。

 通路にざこ寝しているとき、隣に若い女性がいて、動いた拍子に一瞬肌が触れたら、なんかツイテルナーって感じがしてうれしかった。

 ドキドキして眠れなかったりして、疲れと睡眠不足のダブルパンチ。

 そんな経験と比べたら、冷房がついた車内で、リクライニングの椅子での一夜なんて屁みたいなもの。

 あの頃は、みんなが貧しいと思っていたから、苦労も耐えられた。

 今は、みんなが贅沢な暮らしがあることを知ってしまったから、苦労にたえられないのだ。

 週刊誌の新幹線の記事で、若いころの苦しい列車事情を懐かしく思い出した。 

2017年8月10日 (木)

おめでとう!聖心ウルスラ学園。

 おめでとう!聖心ウルスラ学園。夏の高校野球、初戦突破。

 私は、格別野球ファンでは無いのだが、高校野球だけは別だ。

 とりわけ、今年みたいに地元の学校の出場となると、なおさらだ。

 今日は、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)の聖心ウルスラ学園の第一回戦。

 先に点をとられると逆転を祈って興奮するが、先に点をとると、このまま終ってくれと、これまたはらはらする。

 今日の試合は、2回の表で1点を先取。

 「ヤッター」と喜んでいたら、4回に4点の追加点。

 前半で5点のリードで、最後まで安心して見ることができた。

 野球ファンでなくても、高校野球には感動させられる。

 負けて泣き、勝って泣き。

 それを見て、いっしょに涙してしまう。

 がんばれ!ウルスラ学園!

 

 

 

2017年8月 9日 (水)

 お見事! アッパレ! 上西小百合議員。

 なにかとお騒がせの上西百合子衆議院議員。

 このところ、彼女の自撮り写真のインスタグラムに批判か殺到しているらしい。

 同氏は、摂津市の夏祭に参加したとしてハッピを着用した自撮りの写真が非難の的。

 私は個人的に、今私が知っている限りの人間の中で上西氏が一番嫌いな一人なのだ。

 だから、国民全員が上西氏を嫌っていると思っていたのだか、そうではないみたいだ。
 「ハッピ姿がいいですね」だとか、「ずいぶん精力的にまわってますね。体調壊さぬ用に」だとか、支援のコメントも寄せられているそうだ。

 しかし、コメントの半数以上は、「気分が悪い」、「気持ち悪い」だとか、「今さら良い議員ぶっても、後のまつり」といった過激な非難コメント。

 また、写真について、「加工すんな」「毛穴なさすぎて違和感」という批判も数多いようだ。

 私もその一人だが、彼女について批判をすることは、世間で言われているように、これが上西氏の「炎上商法」だとすれば、その作戦に乗せられてしまっているわけで、彼女の「炎上商法」は見事に成功しているわけだ。

 本気で中西氏を葬り去ろうとするのなら、彼女の一切の動向を無視することが最良の策なのだが、敵はさるもの、下衆なマスメディアの指向を熟知していて、見事に「炎上商法」を繰り広げている。

 口惜しいけど、「アッパレ」と、負けを認めざるを得ない。

2017年8月 8日 (火)

ミニストップの駐車禁止措置にやりすぎの批判。 何が悪い。べつにいいじゃん。

  東京都府中市のミニストップの店舗で、店側が駐車場の車のタイヤをロックし
「はずしてほしかったら4万ください」などと貼り紙をした。

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 衝撃的な写真だが、これは無断駐車への注意喚起のために店側が用意した車だった。

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 ミニストップの広報によると、店員が今月4日、自ら用意した乗用車に「ミニストップご利用者以外駐車禁止」と書いたコーンを乗せ、後輪をロックした上で「はずしてほしかったら4万円ください」などと書いた貼り紙を貼ったという。

 同社によると、この店舗では、近くでイベントが開催されるたびに無断駐車が相次ぎ、警備員を雇うなどしていたが、これまでの対応では抑止効果が得られなかったため、店員が過激なアピールをしてしまったのだと説明していた。

 5日朝、目撃者がツイッターに車の写真を投稿すると、同社のコールセンターに「不快」「やりすぎ」などの批判が寄せられ、店側は翌6日までに車を撤去した。

 さらに「批判を受け、店舗も反省している」と話しているというが、反省なんかいらん!

 お客様用の駐車場に長時間の無断駐車をされて迷惑しているのだから、当然のことだと主張すればいい。

 不快に思うヤツは、ときどき無断駐車をしているヤツか、この店を利用していないヤツだろう。

 この店を利用しているお客さんであれば、利用客以外の迷惑駐車は自分にとっても迷惑な話。

 お店の利用客が店側の行為に批判はすることは少ないはずだ。

 店側は、少数の批判にたじろぐことなく、「当店は長時間の無断駐車で非常に迷惑しています。今後は、迷惑駐車についてはタイヤロックを施し、タイヤロックをはずす際には4万円いただきます。」と堂々と主張すればいい。

 ちなみに、当社が管理している月極駐車場の看板には、「迷惑駐車については、タイヤロックを設置し、とりはずしの際に5,000円いただき、『子供の森を作る会』に寄付させていただきます。」と明記している。

 さらには、「タイヤロックのとりはずしについては、すぐには対応できませんので、ご了承ください」と付け加えている。

 『子供の森を作る会』というのは、私の知人がやっていたボランティアの会だ。

 ある病院で、無断駐車については1万円いただき、社会福祉協議会に寄付させていただきますというのを見て真似したものだ。

 罰金をとるのは、迷惑駐車を抑止するのが目的で、金銭が目的ではないはずだから、罰金は社会福祉的な団体や、今なら大雨の被災者に寄付することにすれば、気後れすることなく罰金を徴収できるだろうし、非難の声も少なくなるのではないか。

 実際にタイヤロックをつける事態にはなっていないが、長時間迷惑をかけられたら、断固として注意書きとおりタイヤロックをとりつけるつもりでいる。

 

 不特定多数のお客さんを相手にする大企業ともなると、すべての人に対して「ご無理ごもっとも」で、正しいと思っても自分の意見を押し通すことは難しいのだろうなあ。

 しかし、非難の声より支援の声の方が多いと思うのだけど。

2017年8月 4日 (金)

台風5号。 大災害にならないことを心から祈る。

 細野豪志氏が民進党を離党し、新党を結成する意向を表明した。

 先日私も、こんな動きを望むということを書いた。

 しかし、今日の細野氏の離党、新党結成については、あまりにも唐突な印象を受ける。

 日本に限らず、今、世界の政治は混乱し、重大な局面を迎えているようだ。

 それにつけても、「問題は今日の雨」。台風5号の動向。

 奄美大島付近でずっと停滞している。

 このまま停滞が続けば、奄美地方での雨量は1000mmを超えるという報道もある。

  北九州で豪雨災害があったばかり。

  ひたすら、大災害にならないことを祈るしかない。

2017年8月 3日 (木)

台風情報 予報円

 支持率急低下の安倍経験の内閣改造。

 籠池さんの裁判。

 斉藤由貴W不倫疑惑。

 そして突然飛び込んできた築地場外の火災。

 大きな事件が立て続けに起きているが、私にとって当面の「問題は 今日の 台風」

 昨日のブログで、「台風は九州直撃がなくなった」と喜んでいたのに、途中で進路を九州に向けるという予報になっているではないか。

 私は、台風の風向き次第で雨漏りするビルを所有している。

 強い東風のときだけ、年に数回だけポタポタと雨漏りする。

 鉄筋コンクリート5階建ての建物で、2階の1部だけが雨漏りするのだ。

 ひどい雨漏りではないのだが、借家人からはなんとかしてくれと苦情が入る。

 苦情は当然のことで、なんとかしたくて、建築業者や雨漏りの業者にも見てもらっているのだが、雨漏りの原因がわからないのだ。

 台風5号の進路予想図は九州の西部を通過しそうだ。

 台風が西を通ると東からの風が強くなる。

 強い東風が吹くと雨漏りするかもしれない。

 それで気になる台風情報なのだが、予報円は九州の上を通過しそうだ。

 今晩からビクビクして過ごさなくてはいけない。

 今日、進路予想図を見ていて、台風は予報円の中心を通るわけではないということを改めて知らされた。

 予報円の左弦を台風が進んでくれて、さらに次の予報円の左弦の方向に進んで行ってくれたら九州からは遠ざかることになる。

 そうだったのか。そうなることを祈ることにしよう。

2017年7月31日 (月)

天気予報は、ずーーーっと晴れ。 なのに大雨警戒情報

 スマホのお天気アプリの画面は、これから先1週間ずーっと晴れ。

 オレンジのお日さまマークが、ずらーりと並んでいる。

 思い起こせば、このところ、ずーっと雨らしい雨が降っていない。

 なのに大分県日田市には記録的短時間大雨情報が出ている。

 日田市も当地(宮崎県の北端の街・延岡市)から、そんなに遠くはない地。

 全体的な天気予報でも、雨が降っているのはその周辺のみ。

 記録的短時間大雨情報は日田市のみの一点集中。

 記録的水害が、いつ我が身に及ばないとも限らない。

 ただひたすら我が身の安全を祈ることは不遜か。

2017年7月30日 (日)

日経新聞らしい食レポ。 ウナギの代替品「ウナギもどき」のウナギ度は?

 夏のスタミナ食といえばウナギ。

 ウナギといえば土用の丑の日。

 今年は土用の丑の日が7月25日と8月6日の二回ある。

 そのウナギだが、世界の科学者らで組織する国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定され、取引が規制される可能性が高くなっている。

 近畿大学の有路昌彦教授は「ヤンバルクイナを食べるようなものだ」とまで言っている。

 そうなると、今でも高級食材となっているウナギが、庶民にはまったく手の届かない存在になるかしれない。

 そこで、ウナギに代わる「ウナギもどき」が数多く出回っている。

 その「ウナギもどき」のウナギ度を試すとして、日経新聞の土曜日別版「プラス1」に食レポ記事が掲載されていた。

 完全養殖マグロで有名な近畿大学の「近大発ナマズ」。一正蒲鉾のウナギ風味蒲鉾「うな次郎」。野菜系の「ナスの蒲焼」。肉系から「豚肉の蒲焼」。ナマズ系の「パンガシアス」。

 テレビ大好きおじさんとしては、登場しているすべての「ウナギもどき」をテレビ番組で見ている。

 テレビの食レポレポーターによると、どれも「すごーーい。まるでウナギですねーー。」であった。

 テレビの食レポ番組を見ていて、私が一番食べてみたかったのが風味蒲鉾「うな次郎」。

 インターネットで調べたら、通販でも手に入りそうだったから、そのうち注文してみようと思っていた。

 「ナスの蒲焼」も、行列ができる有名店があった。

 「近代発ナマズ」は、養殖マグロに続いてウナギとばかりに、ウナギの肉質に近いナマズにたどりついたというふれこみだった。

 食レポレポーターは、「うわーー。ウナギと見分けがつかないですねー」と絶賛していた。

 「豚肉の蒲焼」も「パンガシア」というナマズも、みーーんな、「まるでウナギ」という感想であった。

 果たして、日経新聞の大久保潤記者の取材やいかに。

 まずは、「近大発のバチもん(ニセモノ)でんねん」と、自虐的に「ウナギ味のナマズ」をPRする「近大ナマズ」。

 近大の有路教授は、ブラックバスや雷魚まであらゆる淡水魚を蒲焼にしたが、「まずくて食えずことごとく失敗した」のだそうだ。

 養殖の現実味も考えてナマズに落ち着いたが、餌によって味が全くかわることがわかった。

 試行錯誤を重ね、6年かけて、泥臭さがなく脂が乗ったウナギの肉質に近いナマズにたどりついたというものだ。

 この「近大発ナマズ」は2016年にイオンが販売を始めている。

 「近畿大学有路教授監修なまずの蒲焼」として売られている。

 大久保記者は、この蒲焼を買って帰り、自宅で温めてご飯に乗せて食べてみた。

 その感想は、「食感と味は高級な白身魚という感じ。悪くはない。ただ、目をつぶって食べても、うな重と間違うことはない」というものだった。

 6年の試行錯誤を重ねた結果が、「うな重と間違うことはない」という代物だった。

 ベトナム産のナマズ「パンガシウス」というのも、イオンが販売している。

 近大ナマズよりもふっくらとした味わいで、記者の娘さんは「おいしい」と歓声をあげたらしい。

 記者による結論は、淡白な白身魚なら、甘辛いウナギのタレで蒲焼にするとウナギっぽい味になるということだった。

 次にスーパーのウナギコーナーで売られていた「炭火焼き風 豚蒲焼」については、こんな感想を述べていた。

 「豚肉がウナギの代替品?と思いつつ食べた。甘辛いタレで焼いた豚肉。うまいにきまっている。でもこれは豚丼だ。」

 じつにストレートでわかりやすい感想。

 「ナスの蒲焼」についての感想が、私がこの記事を取り上げたくなったものであった。
 「わくわくしながら食べる。食感も良いしご飯も進む。でもこれは甘辛いナスだ。目を閉じて食べる。ナスだ。夏のナスはうまい。」

 一刀両断。実に潔い食レポだ。

 テレビの食レポに何度だまされたことか。

 身をよじって、「うわーーー。おいしーーーい。まるでウナギですよねーー」となる。

 それで、私が一番気になっていたのが、テレビで紹介されていて、通販で買ってみようかと思っていた風味蒲焼「うな次郎」。

 テレビの食レポーターによると、言われなければウナギだとばかりに絶賛していた。

 風味かまぼこの象徴ともいえる「カニかま」のシェア1位の「一正蒲鉾」が、昨年の土曜の丑の日に合わせて発売しているものだ。

 大久保記者の「うな次郎」の感想はこうだ。

 「一口食べると(かぼぼこ特有の)ぷりっとした食感が無い。『かまぼこ感はないですね』というと、一正蒲鉾のマーケティングかの小林さんは『それは褒め言葉です。うなぐの独特の食感に近づけるのに7年かかりました』と言う。皮目もウナギに似せ、見た目のウナギ感は強い。ご飯との相性も浴、最後までおいしく食べられた。

 残念ながら食味についての記述がやや不明朗である。

 記述の中で「見た目のウナギ感は強い」と書いてあるが、味については「ご飯との相性が良く、最後までおいしく食べられた」という表現で、食味がウナギのようだとは言っていない。

 見た目はウナギ感が強いと強調していて、食味にそれがないのは、食味はウナギそのものとはいえないというところなのだろう。

 冷静になってみると、通販だと数量をまとめないといけないし送料もかかる。

 期待し過ぎて取り寄せてみて、食べてみたらがっかり、支払った金額考えると本物のウナギを食べた方が良かったということになっていただろう。

 ウナギが食べたければ、スーパーの蒲焼を買うか、ちょっと奮発してウナギ屋さんで食べることにして、「ウナギもどき」の「うな次郎」については、スーパーに出回ってくるのを待つことにしよう。
 
 それにつけても、こんな冷静な食レポ記事を書いてくれるから、日経新聞の記事が公正で正確に見えるんだなー。

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