05不動産情報館日記

2018年10月 3日 (水)

悪徳不動産屋日記 先送りの悪癖  そして何時も天罰

 常々反省するのだけど、私の最悪の欠点は、何につけ、ぎりぎりまで先送りすること。

 そして、ぎりぎりまで放置していたことを片づけようとすると、新たな仕事が飛び込んでくるのも、いつものこと。

 昨日、今日と、9月30日までに終る予定だった仕事が終ってなくて、2、3日猶予をもらって片づけているのだが、昨日も、今日も、来店が相次いで、片づけることができない。

 日頃は、1日中来客が無く、まったく電話もかからないということも珍しくない(これはこれで心配するべきこと)のだが、昨日も、今日も、朝から夕方まで来客と電話に時間をとられている。

 反省だけなら猿でもできる。つくづく猿並だなーと、反省の昨日・今日。

 

2018年10月 1日 (月)

悪徳不動産屋日記 台風一過

 台風一過。

 当地(宮崎県の北端の街・延岡市)は、朝から気持ちのいい青空が広がっていた。

 私は、所有する建物3件で被害を被ったが、案じていた、管理している物件の入居者さんたちからの被災相談の連絡はなかった。

 自分が所有する物件は、家主として自分で費用負担すればいいことで、処理は簡単なこと。

 ところが管理物件だと、家主さんが負担すべきか入居者が負担するのかでもめることが多々ある。

 皆さん、お金を出すのは好きではないから、自分が出さなくていい理論を展開される。

 不動産屋は、その間で調整しなくてはいけない。

 かならず、どちらかに不利な判断をすることになる。

 そして、不利な判断を下された側のお客さんからは嫌われることになる。

 私は、物言いがぶっきらぼうで、ストレートに結論を伝える性癖がある。

 自分が正しいと思うと、相手の気持ちを考えずに自分の意見を強引に押し通す悪癖がある。

 最初は優しく説得しているつもりなのだが、相手が私の意見に納得しないと強引に自分の意見を押しつけるような感じがある。

 私は、言葉を言葉どおりにしか受け付けないという習性がある。

 それで、お客さんが私に対して、「あなたはどう思いますか?」という傾向の質問をしたときに、非常に嫌われてしまうことが多い。

 相手が私に対して「あなたはどう思うか」という質問だと、私は一切ためらうことなく「私はこう思う」と自分の思うことを答えてしまうのだ。

 それかだ質問者に不利な答えだったとしても、相手がどう思うかは考えないのだ。

 相手の質問が、「こんな場合は法律的にはどちらが正しいのか」という質問であれば即答はできない。

 ことに民事の問題に関して、私は、確定的な正答はないと思っている。

 どちらが正しいのかとか、私が正しいですよねという質問を受けた場合、私は常に、テレビ番組の「行列ができる法律相談所」の話をする。

 「行列ができる法律相談所」という番組で、法律問題について出演する3人の弁護士の意見がそろうことは皆無である。

 この番組の話をして、民事の問題は弁護士さんでも判断がまちまちになるので、一概に「これが正しい」という判断はできないのですと、複数の判断を示すことになる。

 しかし、質問が「あなたはどう思いますか」となると、「私はこう思います」という返答をしてしまうのだ。

 私は、自分が当事者で、どちらが負担すべきか確たる判断ができない場合、相手が金銭を負担する気がなくて、争っても水掛け論になって相手が納得しないと思ったら、自分が金銭を負担することで収まるのなら、自ら金銭を負担して処理することが多い。

 いいかげんな性格なのである。

 かくして、「あなたならどうするか」と言われると、自分ならこうすると思うことを答えるわけである。

 その私の答えが自分に不利な回答であった場合、質問者は私の意見はおかしいと憤って反論してくる。

 「私が間違っていると言うのか」と。

 私は怯むどころか、相手にくってかかることになる。

 「私は、あなたが私ならどうするかと聞いてきたから、私ならこうすると答えただけで、あたがそうしなければならないとは言ってない」と。

 かくして私はその方にとって悪徳不動産屋となるのだ。

 台風一過が変な話に進展したが、ともあれ今度の台風は私の身の回りについては大きな被害もなく過ぎてくれて胸をなでおろしている。

 多大な被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。 

2018年7月21日 (土)

悪徳不動産屋日記 大家業は人生貢献事業

 今日、「KAIUN」さんのお誘いで、空家対策セミナーに行ってきた。

 「KAIUN」さんというのは、私と同業の不動産会社の商号である。

 実家が海運業で、ご自分が開運することだ大好きで、その二つを合体させてアルファベットで「KAIUN」と名付けたのだそうだ。

 ちなみに、ロゴマークは花のひまわりと舟の操舵ハンドルを組み合わせてイメージしている。

 「延岡市 カイウン」で検索すると「KAIUN」さんのホームページが見れます。

 女社長で顔写真も掲載されてます。

 可愛らしい女の子って感じの写真で、修正はしていませんが、ちょっと上手く撮れ過ぎって感じもします。(失礼m(_ _)m)

 セミナーに参加させてもらったのは、私は、いくつかアパートを所有しているのだが、いずれも築年数が古いので、稼働率をあげるためのヒントをもらおうと思ってのことだった。

 大きな期待はしていなかった(またまた失礼)のだが、これが期待を裏切る?すばらしい講義だった。

 講師は、中西紀二さんという43歳の2代目大家さん。

 高稼働自主管理大家が語る「安定賃貸運営の秘訣」という講座で、実際に大家業をやっている大家さんの実践的な話しだった。

 2代目家主というから、それほど大したことは無いだろうと思っていたのだが、 悪徳不動産屋をうそぶいて、自分勝手でわがままな仕事をやっている私がガツンと殴り倒されるような衝撃を受ける内容だった。

 大家業は人生貢献事業という強い思いがあって、みずから入居者の中に飛び込んで行っている。

 私なんぞは、なるべく入居者と顔を会わせないようにしている。

 今日はちょっと時間がないので、講義の詳細はまた書かせてもらうことにするが、「先にある笑顔を想像できないような仕事をしてはいけない」という言葉には、私の35年以上の不動産業のとらえ方を根底から覆されるような思いだった。

 最近の若い人はすごいと思う今日この頃である。

 

2018年6月30日 (土)

悪徳不動産屋日記 寛容なつきあいをしたい

 朝一番で、新規に月極駐車場を計画している地主さんより電話が入った。
 
  地主さんは建物を取り壊して、月極の駐車場にするための工事をしている。
 
  この駐車場の近くで建築工事を予定してる建設会社が、現場作業員のための駐車場として一括で借りたいという申し込みが入っている。
 
 ぜひ借りたいということなのだが、その建築会社さんは個人規模の会社ではないため、正式契約のためには稟議書をあげて役員さんたちの了承をもらわなくてはならないとのこと。

たかだか車4台、月額2万円ちょっとの話なのだが、本社に稟議をあげて決済をもらわないと正式に借りる話にはならないというのだ。

それで、今月16日に、賃貸借契約書と見積書を作成し担当の方にあずけておいた。

それからもう2週間になる。

 時間がかかりすぎで、気にはなっていたが、この駐車場が借りれないと建築工事に支障があると言っていたから、キャンセルはあり得ないはず。

 7月9日を始期とする契約だから、来週に正式契約になるのだろうと思っていた。

 そんな矢先、地主さんから連絡が入った。

 「あの話どうなっているの?」

 「契約書と請求書を渡してるんですけど、まだ連絡が無いです。今日にでも連絡してみます」

 そんなやりとりをしていたら、こちらから連絡をする前に、担当の方が来社された。

「駐車場の契約はどうなりますか?」という。

「先日、契約書と見積書を渡してますよね。会社の印鑑は持ち出せないのでしょうから契約内容に別段意義がなければ、お渡している契約書に押印していただいて請求金額を入金してもらうことになりますね。」と答える。

「えーそれでよかったんですか。何も言って来ないからどうなってるのかと思ってましたよ」

この担当さんは現在の建設会社に入る前には、長いこと不動産会社に勤めていた。

現在の会社も宅地建物取引業(不動産業)の業務もやっている。

私は、「そんなこと、わからんことあるめー。ほんとは放置していたんじゃないか」と 心の中でつぶやきつつ、「ちょうど地主さんからも、どうなってるのかと問い合わせがあってましたよ。はやめに契約の手続きをお願いします。」と伝えた。

「早急に処理します」ということで話しは終りのはずだった。

なのに、担当の方はなんだかぐずぐずと口のごもっている。

「今本社の社長が出張していて、すぐには決済がもらえないと思うので、すぐには処理できない」というようなことを言っている。

結局、契約は契約開始時期ぎりぎりになりそうだということを言っているようだ。
 
1億円以上建築工事を請け負って、その工事をするためのの駐車場の契約だ。

駐車場の賃料は工事期間通算でも15万円程度。

建築工事請負額の1%にも満たない額。

なにをぐずぐず言ってるんだろう。
 
悪徳動産屋の私には、こんな相手の気持ちがわからない。

「借りるのであれば早く契約を終わらせてよ」

態度に出してはいけないと思っているのだが、担当さんを責めるかのごとく口調が荒くなる。
 
  間の悪い話は、重ねて間が悪くなったりするもの。
 
  建設会社の担当者と話しをしてから2時間後のこと、駐車場予定地の地主さんから工事が遅れるので契約の始期を1週間ずらせないだろうという相談が入った。
 
  あれれ、さっきこそ早く契約するようにせかせたばかりなのに、条件変更か。
 
  建築会社の契約が遅れていて幸いだった。
 
  契約締結後であれば契約内容の変更ということで、借主である建築会社にお詫びしてお願いするという手順になる。
 
  まだ契約前だったから、契約条件の変更であり、契約の始期が1週間遅れることで大きな支障はないはず。
 
  建築工事関係者のための駐車場で、工事着工してすぐに駐車場が不足するということはないから、1週間くらいだったら工事現場内におくなりの工夫をすればなんとかなる話しだろう。
 
  ということで、難しいことは想定せずに、すぐに担当者に連絡を取った。
 
  「そういうことならしょうがないですね」と即答すると思っていたのだが、「困りましたね。稟議をあげたあとですので、上の了解をとれるかどうかわかりません。なんとかならないですかね」と言う。
 
  私は、小さな点で間が悪いことが多々あるのだが、根本的にはツキがあると信じている。
 
  契約が遅れていて幸いというのが、このことだ。
 
  まだ契約もしていないし、稟議も通っていないのだから、それがダメなら契約しなければいいという話しだ。
 
  親切な不動産屋であれば、ダメを承知で、地主さんに駐車場の工事業者をせかせてなんとか最初の予定通り9日から使えるようにならないだろうかと相談をかけたり、当初の予定にあわせるように努力をしてみるところなのだろうが、それが無理だから地主さんから相談が来ているわけだ。
 
  担当者は上司に契約条件の変更を認めてもらうのがやっかいなのだろう。
 
  「なんとかなりませんかねー」となかなか承諾しない。
 
  ぐずぐずと同じ話しをしていて、一向に話しが進まない。
 
  私の悪い癖で、結論が見えているのに、相手の気持ちをなだめるために、無駄とわかっていても努力をする姿勢を馳せるというのは性に合わない。
   
  なにせ悪徳不動産屋なのだから。
 
  「幸か不幸か、まだ御社の方も賃貸条件を検討している状態だから、この条件で借りるか借りないかを検討してください」とつきはなした。
 
  この1年で、当社の周辺に3棟のマンションが建った。
 
  それらの敷地は、すべて月極駐車場だった土地である。
 
  それで当社の周辺では駐車場が不足している。
 
  いま商談している建築会社もそのことは重々承知している。
 
  やっとのことで見つかった駐車場用地だ。
 
  他に変わる物件は絶対に無いし、この建築会社が借りないのであれば、借りたい人はいくらでもいるという状況なのだ。
 
  担当者は、もったいつけて「条件変更で上司に相談して返事します」と言っていたが、結論は見えている。
 
   他に変わりになる土地は無いのだから、1週間の遅れくらいだったら、「いいですよ。なんとかします」と気持ちよく譲ってくれたらいいじゃないか。(というのが悪徳不動産屋ならではの考え方なのかもしれない)
 
  1時間後。担当者から「上の了解をもらいました」と連絡が入った。

 

2018年6月25日 (月)

日向灘を照らす美々津の灯台を見下ろす 中古住宅

  日向市美々津町にある灯台、通称美々津の灯台を見下ろす高台に建つ中古住宅を紹介します。
 
  美々津は日向神話の中で、神武天皇が東征のため、この地からお舟出をしたと言われている伝説の地です。
   
   美々津沖に、七ツバエ、一ツ上という岩礁があり、神武天皇はその2つの岩礁の間を通ってお船出をした。
 
  美々津の灯台は、昔の灯明台を模して作られています。

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 土地532㎡(160.93坪)  建物140.83㎡(42.60坪)

 木造セメント瓦葺二階建 昭和58年築

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ご紹介する住宅のベランダから美々津の灯台の写真を撮ったのだが、広角レンズのカメラで撮影したため、小さすぎてその形は判別できない。
  (後日、望遠カメラで撮影して、灯台のアップ写真を掲載します)
 
 
 物件詳細は当社ホームページに掲載していますが、写真の一部を紹介させていただきます。

 詳しくは、ホームページをご覧ください。

2018年6月19日 (火)

悪徳不動産屋日記 家具転倒防止とりつけのネジ穴の原状回復義務

 大きな地震があると、やっておこうと思うのが家具の固定。

 ホームセンターでも防災グッズの相談が増えているそうだ。

 なかでも多くなっているのは突っ張りポールの相談。

 突っ張りポールというのは天井と家具の間をポールで固定して家具の転倒を防ぐものだ。

 ただし、この突っ張りポールは横の揺れに弱く、万全とはいえない。

 東京都が都民全戸に配布した「東京防災」という本によると、家具の転倒、移動、落下防止はネジ止めが基本でL字型の金具でネジで家具を壁に固定することを推奨している。
 ここで問題になるのが、賃貸物件において壁に釘打ちやネジ止め禁止の規約があることが多いことだ。

 釘やネジで壁に穴を開けてしまうと、退去の際に原状回復を要求されることになる。

 どのくらいの費用を要求されるのかが心配で、ネジ止めはあきらめて、突っ張りポールで我慢するいう人が大半だろう。

 しかし、不思議なことにエアコンをとりつける際のネジ穴については原状回復義務を追わないというのだ。

 これは、エアコンをとりつけるのは一般的となっているので、それをとりつけるためのネジ穴は畳があせるのと同様に、通常損耗として取り扱われることになると、裁判での判例としても認められているところなのだ。

 面白いのは、都営住宅を管理する東京都の対応である。

 都営住宅は釘打ち、ネジ穴を開けることは禁止されているのだ。

 地震防災に取り組んでいる中野明安弁護士によると、借家契約では釘打ちやネジ穴について献上回復義務を定めていることが多い。

 それをなんとか改善しようとしているのだが、なかなか民間の家主さんから了解がとれない。

 それで思いついたのが、大家主である都営字住宅を管理する東京都にお願いすることだった。

 うまいアイデアだと思ったのだが、あにはからんや、東京都はこれを認めてくれなかったというのだ。

 中野弁護士の再三の要請に対して、必要性はみとめるが都営住宅の運用についての改定は5年に1度と決められているので、「あと4年待ってね」というのである。

 「東京防災」で、家具の転倒防止についてはL字の金具のネジ止めすることを強調しておきながらである。

 これぞお役所仕事。

 児童相談所が虐待児童の殺人に手を貸すのと似ている。

 救いは、港区が中野弁護士の意見を採用したこと。

 中野弁護士は地震防災活動を続け、セミナーでこのことについて喋りまくっていた。
 
 港区の防災担当者がそれを聞いていて、区内で協議し口調がそれを認めたらしい。

 権力者は、虚心坦懐に庶民の意見を聞くことだ。

 これが広まって、賃貸住宅での転倒防止のネジ止めは認めれるようになるといい。

 悪徳不動産屋としては、管理している家主を強引に説き伏せて、認めさせようと思っている。

2018年6月15日 (金)

悪徳不動産屋日記 ややこしくなる前に

 今朝、開店前に電話が鳴った。

 知人の奥さんからの電話だった。

 ちょっと教えてくださいとのこと。

 この知人が所有している土地の近くを工事するという業者が、工事期間中、駐車場として土地を貸してくれないかと言ってきているという。

 その業者は鹿児島の業者で、不動産会社か建築会社のようである。

 大手ハウスメーカーの仕事をしているということであるが、その業者の名前は知らない。

 奥さんは、こんなときはどうしたらいいのかと私に相談をかけてきたはずなのだが、大手ハウスメーカーの仕事をしているのだから、問題ないですよねと私に同意を求めてくる。

 別に問題はないとは思うが、名前も知らない業者の話しが大丈夫だと私が断然することもできない。

 私は不動産屋である。

 私にまかせてもらえれば、多少なりとも私の仕事につながるかもしれない。

 それで、心配なら、不動産のことはすべて私にまかせていると言ってもらえれば私が話しを聞いてみますよと伝えた。

 すると、奥さんは、「別に問題ないですよね。話しを進めてみて、心配なときはお願いします」とおっしゃる。

 ようは、自分の不安を消すための後押しの言葉をもらうためだけに私に電話してきたのだろう。

 なにごともなければ私の存在はまったく無いものとなり、もし後で問題が起きたら、だから相談したのだと問題の解決を頼まれることになるだろう。

 仕事になるといっても事務処理料程度の額にしかならないから、相談だけで勝手に貸してもどうってことない話なのだけど、話がこじれた場合のみ私に依頼するってのは、うれしい話ではない。

 親しくしている知人であるし、それでもいいと思って電話を切った。

 結局、その後すぐに電話があって、「おまかせするので、業者さんにおたくに電話するように言っておきました」ということであった。

 私は、悪徳不動産屋であるのに、都合のいい無料の法律相談所みたいに利用されることが少なくない。

 せめて、もめごとが大きくなる前に相談をかけてほしいのだなあ。

 

 

2018年5月19日 (土)

悪徳不動産屋日記 辞任の内田監督に助言

悪質タックル問題の日大の内田監督が辞任表明した。
 
  初期対応が悪すぎる。
 
  まず、当初、「あれくらいやらないと勝てない」と発言している。

 問題がここまで拡大するという自覚はなかったのだろう。

 その後、非難の声が大きくなると雲隠れ。

 「指導者の指導と選手との受け取り方に乖離があった」などと、選手側へ責任転嫁するかのような回答。

 それが、さらに傷を拡げることになった。

 そして、いきなりの辞任。

 言い訳。言い逃れ。

 嘘が暴露されて、言い逃れできなくなって罪を認めざるをえなくなり、追い詰められて辞任。

 財務省や防衛省をはじめとした政界の騒ぎと同じ轍を踏んでいる。

 ずっと権力者の立場にい続けると、謝ることができなくなるのだろう。



 権力者の方々に、社会の下の方を生きてきた悪徳不動産屋から、助言申し上げたい。

 過ちを犯したときの対応は、ただひとつ。

 まずは過ちを認め、心から詫びることだ。

 悪徳不動産屋の私が、不動産業で35年以上生き長らえることができているのは、失敗をしたときは、失敗や過ちを、相手から指摘される前に自分から相手に告げて、まずは素直におわびするようにしてきたからだと思う。

 人間、どう気をつけていても、失敗やミスはある。

 そんなとき、なんとかばれないように黙っていたいが、ほとんどの場合、結局はばれてしまう。

 私の経験上、相手に指摘される前に自分が非をみとめたほうが、相手の怒りはおさまりやすい。

 私は、25年くらい前に、次のような経験をしている。

 その時私は、重要な土地の商談をしていた。

 地主は名古屋の方であったが、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)に代理人なる人物がいて、その人物と条件をつめていた。

 その人物が、なかなか難しい人であった。

 私の前に、別な不動産会社が交渉にあたっていたのだが、半年以上かけても商談が進まなくて、私が変わって商談をすすめることになった。

 ある意味やくざより難しい人物で、その不動産会社の社長の言葉だと、その人物の名前を聞いただけで寒けがするという話しだった。

 確かに、不気味な雰囲気をもっている人で、上から目線で一方的な話しをする人だった。

 無茶苦茶な条件を提示し、その条件をのまなければ商談には応じないという。

 その条件をまるのみしないなら、もうあう必用はないと、たびたび玄関で門前払いという仕打ちを受けていた。

 個人的には、もうやめてしまいたかったが、どうしてもその土地の商談をまとめて欲しいという依頼を受けていたのであきらめずに訪問を続けていた。

 少しずつ話しの糸口が見え、やっとのことで面談ができるようになって、あれこれ条件を提示できるようになった。

 そんな最中、ある日、私は、その人物との面談の約束の時間を忘れて他の仕事にかかっていた。

 携帯電話が無い時代で、私は会社からポケットベルで呼び出しを受けた。
 
 会社に電話をいれると、「〇〇様から電話がありました。約束の時間を忘れているのではないですか。えらい剣幕で怒っていましたよ」とのこと。

 「わー!どうしよう」

 心臓がきゅっと縮まった。

 無理にこちらから面談の約束をとったのに、2時間近く過ぎている。

 お詫びして許してもらうしかない。

 怒られるのを覚悟で、私は、公衆電話のあるところに車を止め電話した。

 私の声を聞くなり、「何時間人を待たせてると思ってるんだ!どうなってるんだ!」と怒鳴りつけられた。

 「すみません。急に他の仕事が入って、ばたばたしていました。今から伺います」と言った。

 すると、「もう来なくていい。来ても話しは聞かん!」と、とりつく島もない。

 あれこれ言い訳をして、今からうかがいますので話しを聞いてくださいとお願いしたが、「いいかげんなことを言うな。来ても、うちの敷居をまたぐことは許さんからな」と怒鳴りつけられて電話を切られてしまった。

 その足で、お宅に訪問した。

 「話しを聞いてください」と玄関で声をかけるが、「話しはない。敷居をまたぐことは許さん。帰れ」のいっぽんやり。

 すごい剣幕である。

 しかし、依頼者のために、ここであきらめるわけにはいかない。

 私は、勝手に座敷に上がって行った。

 「何を勝手に上がって来よるのか。出て行け。1時間も2時間も人を待たせておいて、どういうつもりだ」

 物をなげつけられるかのような、怒りに満ちた声であった。

 私は、座り込んで手をついて頭を下げた。

 「すみません。すっかり時間を忘れておりました。申し訳ありませんでした。」と、素直にお詫びした。

 「なんだって!忘れてた?!」

 忘れていたなど、不届きなと、怒りが増すかと思いきや、一瞬に空気が変わった。

「忘れていたのならしょうがない」と言うではないか。

 私がみえすいた言い訳に腹がたっていたのだろう。

 その後も、紆余曲折はあったが、なんとかその商談はまとまった。

 それ以来、私は、失敗やミスをしたときには、下手な言い訳はせずに、率直にミスを認めてお詫びするようにしている。

 それですべて許してもらえるわけではないが、下手な言い訳するよりは、問題はこじれないと信じている。

 これが悪徳不動産屋の人生訓である。

 世を騒がすお偉いさん方には真似できないことなんだろうなあ。
 

2018年5月11日 (金)

悪徳不動産屋日記  裸の王様たちよ、私を顧問になさい。

 もう、なんとも、不愉快で、腹立たしく、どなりつけたくなる。

 「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と言っていた柳瀬元秘書官。

 参考人招致では、「加計学園関係者と面会した」たことを認めた。

 「記憶の限りではお会いしたことがない」と答えたことについての齟齬を追求されると、「愛知県、今治市の官憲者と会ったことはないかという質問だったから、愛知県、今治市の方にお会いしたことはないと答えた。(加計学園の)随行者の中に愛知県、今治市の方がいたかもしれない」と、自分の答えを正当化した。

 こんな屁理屈を納得するものがいると思っているのだろうか。

 エリートコースをまっしぐらに駆け上がってきてトップにたって、自分の意見に逆らうものはいない、まさに裸の王様状態だったのだろう。

 一般庶民の目には、「王様は裸だ」と、しっかり見えている。

 悪徳不動産屋の私は、言い訳ばかりの人生だが、ばれる嘘はつかない。

 いつかばれてしまうことは自ら先に告白してしまうことだ。

 嘘をついてはいけない。

 嘘はつかない代りに、言い訳には自信がある。
 
 もう一つ、嘘にならない嘘のつきかたというものもある。

 具体的にどうやるのか?

 それは、企業秘密。明かすことはできない。

 お偉い裸の王様の方々よ、許してもらえる言い訳とばれない嘘をつく方法を教えてもらいたかったら、私を顧問に据えて、教えを乞うことだ。

2018年5月10日 (木)

悪徳不動産屋 カシオがコンパクトデジタルカメラ事業から撤退

 カシオが、コンパクトデジタルカメラ事業から撤退する。

 高機能カメラつきのスマートフォンに押されて、年間の出荷台数は、ピーク時の1割いかに落ち込んでいるのだそうだ。

 コンパクトデジカメは、高機能、軽量、薄型と進化を続けてきた。つね

 カシオが02年に発売した「EXILIM(エクシリム)」は薄さを極め、画素数やズーム倍率を競った。

 しかし、スマートフォンの進化は驚くべきで、スマートフォンがデジカメと遜色のない高機能をもってしまって、コンパクトカメラを持ち歩く意味は無くなってしまった。

 それにても、一世を風靡したカシオブランドのカメラが店頭から姿を消してしまうというのは寂しい。

 今の世の中、変化についていけないと生き残ることはできない。

 不動産業もまた同じ。

 大きな変化の渦の中にある。

 私は、その渦に翻弄されながら、なんとか沈没をまぬがれている。

 このまま悪徳不動産屋をまっとうしようと思っているが、先行きに確信は持てない。

 私の師匠が、若いころから、「何もしなければジリ貧」と言って、いつも自分から大きな波を作っていたが、今さらながらに、その先見の鋭さに感服している。

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