05不動産情報館日記

2022年8月 3日 (水)

悪徳不動産屋日記 100パーセント儲かる計画なら銀行へ

んお笑いコンビTKOの木本氏の投資トラブルが話題になっている。

FX取引と不動産投資の名目で集められた被害総額は6億円を超すともいわれる。

詐欺事件に広りそうだが、そもそも年利10パーセントを超すような投資話はない。

私は悪徳不動産屋。

年利10パーセントも20パーセントも確実にもうかる話があるわけない。

 

私がお付き合いさせてもらっているお客さんに、不動産を多数所有しているお客さんがいる。

私は何度か売買をさせてもらっただけだが、お金持ちの商売のやり方は実にシビアーだ。

売るときはより高く、買うときはより安くである。

私は悪徳不動産屋を自称しているから、相手がお金持ちであっても特別扱いはしない。

お客さんがあまりにもひどい交渉をしてきたら、「〇〇さんそれは言い過ぎでしょう」と、とっとと撤退してしまう、情けない不動産屋でもある。

私が嫌いなのは、「売ってやる」「買ってやる」という態度のお客さん。

そんなお客さんは願い下げとしている。

そんな横柄な態度をとったとき、私は悪徳不動産屋とそしられる。

 

しかし、お金持ちの気持ちもわかる。

当地(宮崎県の北端の町・延岡市)のような小さな地方都市では、5千万円、1億円を超えるような高額の物件を買える人は限られている。

だから、不動産好きな大金持ちのところには、5千万円1億円といった高額物件が格安になったりして、いい物件です。格安の掘り出し物ですよ、と不動産屋が物件を持ち込んでくる。

腐るほど不動産は持っているのだから、別にあわてて買う必要はない。

持ち込まれる不動産について、あれこれ買わない理由を並べていると、速く売りたい事情を抱えてる不動産屋はどんどん値下げしてくる。

経済的に困って売らなくてはいけない事情のお客さんを値切り倒すのだ。

強気を助け、弱気をくじく。

これが儲かる立派な不動産屋さんのやりかた。

お金持ちのお客さんが値切り倒しているわけではない。

自分が儲けたい不動産屋が、お金に困って売る売主を値切り倒しているだけのこと。

 

10数年前、私がおつきあいのあるお金持ちのお客様のところに出入りしているとき、そのお客さんからこう聞かれた。

「〇〇不動産屋っていうのを知っちょるけ?」

もちろん名前は知っている不動産屋だった。

大型物件をときどき動かしているが、しょっちゅう問題を起こしている不動産屋だった。

「知ってますけど、何か話をもってきたんですか?」と聞いてみた。

すると、「先日、2億円の土地を買ってくれと来ていた」と言う。

場所を聞くと、えらいな辺鄙なところ。

そこに大きな墓地の造成計画があって、売主が土地を売り急いでいる。

造成計画の許認可も取れて間違いない話なのだが、工事にかかるのに時間がかかっている。

造成計画は必ず進む。買っておけば3億円以上儲かるから、買っておいてくれないかというような話だった。

「赤池君、〇〇不動産屋というのは面白いやつだな。2億円出してくれれば3億円必ずもうかるというのだよ」と笑いながら話をする。

詐欺師の特徴は、話し上手ですぐに相手のふところにとびこむ。そんな話に騙されてはいけない。

止めなければと思っていたが、お客さんは話を続けた。

「本とに面白いやつだよ。2億円で3億円も儲かる話を私に持ってくるんだからな」と笑いながら話を続ける。

「だから、俺はその不動産屋に言ってやったよ。あんた来るところを間違っているよ。すぐ近くに銀行があるからそこに行きなさいと言ってやったんだよ。」

すると、かくの不動産屋は意味がわからずに目をぱちくりとしていたそうだ。

「あんたね。今時、2億円の投資で3億円必ずもうかる事業計画があるんだったら、その事業計画書は私のところでなくて、すぐ近くの銀行に持ち込んだほうがいいよ。銀行が喜んで貸してくれるはずだよ」と切り捨てた。

その不動産屋が事業計画書や計画図面等の資料をひろげて説明をする間、そのお客さんは、信じられないとか、そんないい話そそとか、詐欺じゃないのか、ペテン師野郎とかは一切言わず、いい話だなと聞いてやったそうだ。

そしてひとしきりしゃべらせた後のセリフが「あんた来るとこ間違ってるよ。こんな立派な計画なら、そこの銀行が貸してくれるよ。すぐに行ってきなさい」と言い放って相手にしなかった。

毅然いい放ったお客さんに対して、かくの不動産屋は何も言えずに退散したそうだ。

役者が一枚上。金持ちになる人の対応は素晴らなと思った昔の思い出である。

 

何倍も儲かるような、そんなに上手い話はない。

あなたは、ほんとうに自分が儲かる話があったら、そんないい話を人におしえてあげますか?



わしゃ、知らん

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2022年6月 8日 (水)

悪徳不動産屋日記 これは不動産屋の仕事ではありません

当社で、日向市美々津町に中古住宅の売却の依頼を受けている。

美々津は神武天皇が大和の国(奈良県)へ向かわれたときのお舟出の地として知られている。

売却依頼を受けている中古住宅は、美々津を走る国道10号線から100メートルくらい坂を上った高台にあり、太平洋を一望できる。

お船出の神話にちなんでデザインされた石灯籠型の灯台、通称美々津の灯台を眼下に見下ろす景勝の地で、私は気に入っている物件なのだがなぜかなかなか売却が決まらない。

そんな中、久しぶりに先日問い合わせが入ったと思ったら、庭に置いてある大きなコンテナ倉庫のみを売ってもらえないかという話だった。

思いがけない問い合わせで、正直相手にしたくはない話だった。

売りに出している中古住宅の倉庫だけを売ってもらえないかとわざわざ電話してくる心境が私に理解できなかった。

倉庫なんてホームセンターかなんかで買えばいい。

売りに出している中古住宅の倉庫なんてなくてもいいはずだから安く譲ってもらえるのではないかというくらいの発想だろう。

私は悪徳不動産屋。こんな話を売り主さんに相談するのはメンドクサイ話でしかない。

私が売り主であれば即座に断るはなし。

しかし物件は私の所有物ではない。

なにがしかの対価の支払いがあるのであれば売り主さんは売りたいと思うかもしれない。

それで、「売ってくれという話ですが、いくらくらいであれば買いたいと考えていますか」と聞いてみた。

すると、「相場はどのくらですか」ときた。

こんな倉庫が頻繁に取引されているわけではない。

繰り返し言うが私は悪徳不動産屋。ストレートに「こんなもの相場もへちゃちゃもないですよ。いくらなら買ってもいいと思っているのですか」と聞く。

すると、「売り主さんはどのくらいなら売ってくれるでしょうかね」と聞いてきた。

悪徳不動産屋は答える。「売り主は倉庫だけを売るなんて考えはないのだから、高ければ売ってもいいと思うだろうし、タダみたいな値段を考えているのだったら売らないでしょう。大した金額を考えている訳ではないだろうし、そんな話の間をとって調整するのもメンドクサイ話で、いくらなら買ってもいいという数字を出せば聞いてあげます。」

すると、「10万くらいだったらどうでしょう…」というので、「10万ですか」と、おそらく私のことだからぶっきらぼうに確認すると、「15万円くらいまで考えます」とのこと。

家がなかなか売れていない状態で、倉庫のみの売買の話で手数料なんかもらえる話ではない。

私にとって手間はかかるが、残念ながら善良なる消費者様から感謝されることもないので楽しい話ではないが、売り主さんとしては15万円なら売ってもいいと思うかもしれない話だ。

それで、売り主さんにはそのまま意向を伝えた。

売り主さんの第一声は「どちらがいいと思います?倉庫があった方が売りやすいか、なくてもいいか。どう思います。」

私が今まで、案内をしたお客さんは、全員倉庫があることはセールスポイントとしてとらえてくれていた。

私は、それを強調した。

倉庫があるとなにかと便利がいいというお客さんばっかりで、倉庫がないほうがいいというお客さんはいなかった。

だから倉庫だけ売ってくれという話は断りましょうかと誘導するつもりで話をした。

売り主さんは考えて返事をしますとのこと。

しばらくして電話があり、15万円なら売りますとのこと。

売り主の返事を、倉庫購入希望の方に連絡。

これまた、考えて返事しますとのこと。加えて、一度コンテナの中を見せてもらえますかとのこと。

ほれほれ、中も見ないで買いますってことにはならないよね。

それから2日、返事がなかった。

15万円なら購入したいといったものの、よく考えたらやめますってことかな。

悪徳不動産屋は、むしろ、そうなってくれることを希望していた。

ところが今日の朝まだ開店前に倉庫のお客さんから(私に収益をもたらせない人なのだけど、お客さんなのか)電話が入った。

今日、中を見せてもらえますかとのこと。

美々津までは車で片道約1時間。

行ってきました。

コンテナについて私は説明を求められても答えるすべを持っていない。

挨拶をかわして、コンテナのシャッターを開けて、勝手に見てもらうしかない。

いろいろ質問を受けても答えようがないので、「私は不動産屋で、これは不動産屋の仕事ではなくて、ホームセンターか古物商の分野の仕事ですから、質問を受けてもお答えできません。どうぞこころおきなく見てください。」と先制宣言。

お客さんは「それは、そうですね」と快諾。

何にコンテナを使うのか。今どちらにお住まいなのか。もともと美々津のご出身なのか。この近辺の土地相場はどのくらいだと考えていますとか、私の聞きたい情報収集をさせていただいた。

結局、想定通りコンテナの購入については即決はされず、検討してご返事しますということで別れた。

往復の時間と内見の時間の3時間とガソリン代を使って、どちらに転んでも私は1円の収入にもならない話であったが、売却依頼を受けているお客さんへのご奉仕と思っての仕事。

ただ、このお客さんとの会話の中で思いがけない情報収集ができ有意義な時間となった。

果たして、倉庫は売れるのかな。

売れることになると、商品の受け渡しと代金の授受。責任は負わされそうだが、その見返りのない仕事。わりにはあいません。

こんな愚痴を言うからこその悪徳不動産屋。

双方がこのブログを見るかもしれないけど、腹に一物は私の主義に合わないものでご容赦いただきたい。

ただし、裏をかくようなことは絶対にしない。

悪徳不動産屋を自負しているが、漫画の正直不動産の主人公の考え方と行動が私に似ているなと思っている今日この頃。

 

 

 

 

テレビドラマは見ていないが、単行本は現在14巻

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2022年6月 7日 (火)

悪徳不動産屋日記 写真は同じ?

先週に引き続き今週の日曜日にも賃貸物件の案内を希望する電話が入った。

お客さんが「今日は休みですか」と聞いてきたので、「一応休みです」と答えた。

「一応」をつけるのは私の小さいな良心。

先週の日曜日のように、どうしても今日案内してほしいと言われればその要請に応じるつもりである。

このお客さんは、私のわがままをすんなり了解してくれて、「明日は何時からやってますか」と聞いてきた。

結局10時半に案内することになった。

案内にあたっては、まずは当社事務所に来ていただいて同行案内するのが原則なのだが、物件の場所はわかっているので直接現地に行ってはいけないかとおっしゃる。

この物件は、住宅街から入り込んでいて、東と南と西が山に囲まれている。

そんな立地だから、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)の家賃の相場からして格安にしているのだが1年くらい空いたままになっている。

超格安な家賃設定のせいで内見を希望するお客さんは多い。

不動産屋から見て、家賃を考えたらそこそこ優良物件だと思うのだが、ホームページの写真写りが良いのでお客さんの期待値が高すぎるのか、なかなか決まらないのだ。

この1年で30件以上の案内をしたが決まっていない。

決まらない一番の理由は立地。

このお客さんは、この物件の近くに住んでいて場所は知っているという。

立地が気にならないのであれば、家自体は気に入るはずだ。

やっと決まると思って、約束の時間の15分前に到着。

玄関を開け、室内の窓も前回にして空気を入れ替え、お客さんの到来を待った。

約束の10時半になったがお見えにならない。

宮崎は、日向時間と言って時間の約束にルーズなところがある。

お客さんが10分くらい遅れるのは当たり前のこと。

そう思いつつも、いらいらしながら到着を待つ。

この物件は場所が入り込んでいるといったものの、徒歩6、7分のところにセブンイレブンがある。

だから、せめてセブンイレブンで待ち合わせにしたかったのだが、お客さんか場所はわかっているので現地で待ちたいというので、この物件のすぐ近所に住んでいるのか、もしくはすぐ近所に親せきか知人の家があるのだろうと思っていた。

歩いてこれるところにいるのだから、15分以上遅れることはないだろうと思って待っていたのだが、まだこない。

さすがに、これはおかしい。

電話を入れてみる。

「〇〇様ですか。今日10時半のお約束だったですよね」と尋ねると、「はい。私は物件の前で待っているのですが、どうなっているのかと思ってました。」と言う。

「えっ!どこで待たれてるんですか?」というと、セブンイレブンの近くだと言う。

セブンイレブンのすぐ近くらしい。

なぜ、そんなことになったのか。私は混乱した。

「場所は知ってますということだったけど、そこではないですね。」

ということでセブンイレブンにて落ち合うことにした。

お客さんは、恐縮して私の方に駆け寄ってきた。

手にしているIpadの画面を開いて私に見せた。

「この家でしょう?お宅の会社のホームページの写真と同じ家でしょう?」と、私を責めるように言う。

家の形は似ているといえば似ている気もするが、形も壁の色も屋根も周囲の景色も違っている。

決まると思って喜んで案内に来たのだが、これは無理。

ここで解散しても良かったのだが、お客さんは一応見てみたいということで案内。

予想通り気に入っていない、と私は感じた。

お客さんは、「ちょっと考えてから返事します」とのこと。

私は悪徳不動産屋。そんな言葉を期待して連絡を待っているのは時間のロス。

「私は、こちらから押しかける営業はしませんから、連絡はいたしません。お客さんも、借りたい時だけ電話してください。断りたいときは連絡はいりませんから」と伝えた。

なんと愛想の悪いことだろう。

お客さんから、「猫ちゃんかわいいですね」なんて言われてしまった。

このお客さん、当社のホームページから私のブログも見られたようだ。

このブログも読まれるのかもしれない。

これゆえに、私は悪徳不動産屋と言われるのだ。

 

 

かわいいって言われたのは、どのこだ?

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2022年6月 6日 (月)

悪徳不動産屋日記 連絡をしない不動産屋

先週の日曜日。

私の店は日曜日は定休日。

全国的に不動産会社の定休日は水曜日が標準のようだが、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)では日曜日を定休日にしている不動産会社が多い。

社員5人以上の会社は日曜日もやっているところがあるが、個人経営的な不動産屋はほとんど日曜日を休みにしている。

不動産会社は同業他社の物件も紹介しあって成り立っているので、同業他社の大半が休みをとる日曜日に開けていても仕事にならないという局面もあって、それを口実に当市では大半の不動産業者が日曜日を定休日にしているのだが、実のところ日曜日に休みたいから休んでいるというのが本当のところだろう。

少なくとも、私はそうだ。

ということで、私はお客様の要望は無視して休みにしているのだが、電話はすべて転送にしてどうしても日曜日に商談をしたいというお客さんには対応するようにしている。

そもそも結構ヒマな不動産屋だもので、めったに日曜日に案内してくれとか日曜日に相談に期待というお客様は少ない。

電話がかかっても、不要不急の話しであれば、「今日は休みです」とまず答えると、ほとんどのお客さんはこちらの都合に合わせてくれる。

というか、こんなやる気のない不動産屋は相手にしたくないということで他の不動産会社に行ってしまうのかもしれないが。

先週の日曜日には、それが通用しないお客さんから電話が入った。

知らぬ中ではないお客さんで、といってもお客さんの定義を当社に利益を与えてくれた人とすると、当社では制約をしたことはない人で、飲食店をやっていてその店を利用して私はその店に利益を与えているから私がお客さんなのかもしれない、そういう意味ではお客さんというよりも知人とするべき人からの電話だった。

要件はその方の経営している飲食店の近辺にワンルームの賃貸物件は無いかということだった。

職業がら、不動産会社に知り合いが多いようで、私もその他大勢の不動産屋の一人として物件情報を求められてきた。

それもありがたい仕事だが、私は悪徳不動産屋。休みの日にはなるべく仕事はしたくない。

一件要望に該当する物件があるのだが、「今日は休みで、今(隣町の)日向市に来ているところだから明日ではいけないか」と聞いてみると、なんとか今日案内してくれないかとのこと。

「なんとか今日」という理由は、今日、他の不動産屋からも近くを案内してもらうことになっている。できたら一緒に済ませたいので、今日にならないかと言うことなのだ。

私が管理している部屋は、この人の店から徒歩1分の場所にある。

決まる可能性は低くはない。

しばらく空いたままになっている物件なので、せっかくのチャンスだからと思って、日向市から早々に帰ってきて案内をした。

内見には同伴者を連れてきていて、私が紹介した物件のほうが距離的には断然近いのが利点だという言っていた。

即決しそうな感じだったが、「もう一つの物件と比較して、明日連絡します」ということで別れた。

私の感想は、決まりだろうなと思った。

しかし、次の日連絡はなかった。

私は、「またか!」と思っただけ。

この人には、物件情報の問い合わせは何度も受けてきている。

探している最中や相談事があると、しつこく(失礼、訂正)熱心に連絡をしてくる。

しかし、私は仕事に熱心でない悪徳不動産屋。

こちらからはしつこい連絡はしない。

今回も、また他の不動産屋で決めたようだ。

私は悪徳不動産屋だけど、こんな強烈に案内を要求した人が、お手数をおかけしましたとも、何にも言ってこなくても、善良なる消費者様はこんなもんさと独りごちるのみ。

 

 

お前は太平楽。そんな寝相で体は痛くならないのかい?

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2022年4月14日 (木)

悪徳不動産屋日記 負うた子に教えられ浅瀬を渡る

気がつけば、またしても、10日もブログの更新が途切れていた。

そろそろI先生から、「どうなってるんだ」とのメールが入るころ。

ちょっと余裕ができたので、手短に更新。

実は今週は、不動産売買契約3件、決済1件という、私の不動産業界歴40年で一番の忙しさだった。

元来、私は、自分でもあきれるほどのよだきんぼ(宮崎弁で、怠け者)で、複数のまとまりそうな商談を抱えると、ほっとしてしまって、自分の都合でスケジュールを組んで、仕事を調整してしまう癖があった。

全部の仕事を一気に仕上げて、爆発的な成績をあげようなんて欲が無い。

これとこれを今月の契約にして、これは来月に持っていこうなんて、そんな『よだきんぼ(宮崎弁で、怠け者)』な営業マンだった。

それは私が、慎重で臆病なせいでもあって、これは『よだきんぼ』の言い訳なのだろうが、3つも4つもまとまりそうな商談を同時に進めると、どれか間違いを犯してしまいそうな不安があって、一つ一つ方づけていこうというやりかたでもあった。

その真偽のほどはとにかく、やり手のトップセールスマンなら朝飯前のことなのかもしれないが、現実的に一週間に3件の契約は私にとって初めてのこと。

ということで、このところブログを書いている余裕はなかった。

明日もう1件契約が控えているが、今日、2件目の契約を終わらせ、ちょっと余裕が出たのでI先生から「どんげしたっけ?(どうしたのか?)」というメールをもらう前にと、キーボードを叩いている次第。

私が忙しくしているのは、今、いっしょに不動産業務をやっている清水君のおかげ。

彼は、私が試験のこつを伝授して宅建の試験に合格したいきさつもあって、清水不動産として開業して今、私の会社と業務提携して共同で仕事をしている。

ついでのことに自慢をさせてもらえば、私の指導で宅建を合格した人はこれで3人目。

3人の宅建合格の奇跡はまた、話題が無い時に使わせてもらうことにしよう。

ともあれ、今、不動産業の新人清水君と二人三脚で仕事をしているのだが、おこがましいが、いわば私が師匠で彼は弟子。

この弟子が、信じられないほどよく動くのだ。

物件調査。人との面談。

次々に、新たな案件の相談がかかる。

彼は、1日に8時間以上の時間のすべてを不動産の仕事に費やしているようなのだ。

私の長い不動産業歴の中で、多くの中の良い同業者たちと過ごしてきたが、不動産屋は「よだきんぼ(怠け者)」が多い。

1件1件の収益額が大きいから、要領が分かってくると、あまり几帳面に細かく動き回ることをしなくなる。

これは私の思い込みではなく、昔読んだ不動産屋の裏話的本に「不動産屋は怠け者の集団」という話しがあった。

このブログを書くにあたって仲の良い不動産業者に、ちらっと内緒でブログのネタにするという目的を隠して、「1日に何時間仕事していると思?」という質問をしてみた。

「完全な仕事と言う意味での時間は2時間かなあ?3時間かなあ」という返事が大半であった。

情報交換と名目での仲の良い同業者との雑談、人脈作りという名目の気の良い仲間との集まり。こんな時間を仕事の時間にカウントしないで、実際の契約に向けての仕事に絞って計算すると2,3時間と言うのが昔流の不動産屋の仕事量なのだ。

しかし、若く、不動産業と職業に意欲に満ちた若者は違っていた。

私はこう見えて(どう見えているかはわからないが)、人の目を気にしながら生きてきた人生。

弟子の目を気にして、師匠たらねばならないと、手を抜けなくなっている。

その結果が、1週間で3本の契約という結果になった次第。

 

 

こんな言葉が身に染みる。

「負うた子に教えられ浅瀬を渡る」。

教えるつもりが教え子に、私の生涯目標である「倒れるまで現役」の力添えをしてもらっている。

 

2022年3月28日 (月)

悪徳不動産屋日記 お客さんといっしょに消えてしまっていた悪徳不動産屋     物を言うことをやめてはいけない

「おーい。どうしたとけー?17日間もブログの更新が無いじゃないけ。『昼間のミステリー お客さんが消えた』という記事を最期に、あんたも消えてしまっているじゃねーけ」というラインが入った。

私の人生建前の師匠からのラインメッセージが入った。

自分のブログを見直してみたら、その通りだった。

 

自分なんぞが考えても詮無いことだが、どうしてもプーチン大統領の侵略戦争に思いが募る。

世界の列強の指導者たちが雁首揃えてもどうにもならない有様に、自分の頭の蠅も負えない私が意見を述べるのも意味がない。

おまけに腰痛は完治せず、なんとか耐えられる痛みと尽きないながらの毎日。

つい無力感に襲われて、今年に入って言葉を発することに無力感を感じ、たびたびブログを中断してしまいそうになりながら、なんとか気を取り直して更新を続けていた。

3月のある日、「、無力と微力は違うのだ」という言葉にはげまされた。

「無力を感じて何も手を尽くさないのではなく、微力でもやれることはある」

と教えられて、3月9日のブログで「物を言うことをやめてはいけない」と思った。

そう思って、次の日はウクライナから離れたブログを書いたのだが、頭が侵略戦争から離れられない。

 

きっかけを失ってしまい、このまましばらくはブログは休みにしようと思っていたところに師匠からのメッセージ。

戦争だけにとらわれないで、復帰してみることにした。

 


このところ、私でなければできない仕事の相談がいくつか入って来ている。

悪徳不動産屋の私を必要としてくれている人がいることを感じる幸せ。

しばらくは仕事に忙殺されることにする。

 

 

 

こいつらも、私を必要としている。

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2022年3月10日 (木)

悪徳不動産屋日記  昼間のミステリー お客さんが消えた

突然、すっと女性のお客さんが入ってきた。

当社の入り口は自動ドアではない。

全面透明ガラスの引き戸で、お客さんは入る前に一瞬立ち止まって中の様子をうかがいながら入ってくる。

さらに少々ドアが重いせいか、お客さんがドアを開けて入ってくるまでに一瞬立ち止まる瞬間がある。

今日のお客さんは、ドアをすっと引きながら、さっと入ってきた。

そして、こちらから声をかける前に「物件はありますか」と抑揚のない声で聞いてきた。

ここで普通なら私は、「物件ってどんな物件何だい。物件もいろいろあらーな」と思いながら、「どういった物件をお探しですか」と聞くことになる。物件と言っても、賃貸、売買、土地、新築住宅、中古住宅、戸建て、マンションといろいろある。

ところがこのお客さんは、私が言葉を発する間もなく、「駅に近いところで3万円のアパートを探してるんですけど、なにかいい物件はありますか」ときた。

駅に近くて3万円の予算と言うと、私の会社が家主となっている物件がある。

延岡駅まで徒歩2分。家賃3万円。ただし駐車場が無いので、しばらく空いたままになっている。

私の不動産屋としての感では、このお客さんは市外、おそらくは県外からのお客さんで、車は無いのではないか。

それなら、6畳に3畳のキッチンの1のアパートでちょっと狭いかもしれないが、条件と家賃は合っている。

「駅から2分くらいところに3万円の物件がありますよ」というと、「新しいですか?」ときた。

3万円の賃貸物件と言うと、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)のような田舎町といえども低廉な部類の物件。

古い、狭いという物件となる。

田舎で賃貸家主間の競争が少ないせいか、私は、わが町の賃貸物件の家賃は所得に対して高いように感じている。

「3万円のお家賃だと、新しい物件というのは少ないですよ」と思ったがそれは口にせず、「古いです」と端的に答えた。

築30年を超しているが、中は3万円ならそこそこだと思っている。

このお客さんは、当地の状況もよくわかっていないようだし急ぎのような感じもする。

当社は現在あまり賃貸物件の斡旋はやっていないので、通常なら当社から歩いても3,4分のところにある私が元勤務していた会社を紹介するところなのだが、家主としてこの物件はぜひ見てもらいたい。

このお客さんの雰囲気では気に入らないだろうなと思いつつ、物件の写真等を見せてないようを説明。

気に入らなければ、そのままその不動産会社を紹介しようと思っていた。

するとお客さんは、「案内してください」と、無機質な声で言う。

場所を気に入ってもらえばめっけもの。

当社が家主だから、要望があれば極力それに合わせるつもりで案内した。

当社から車に乗ってもらって、1分程度で現地に到着。

物件は3階。エレベータは無い。

室内に入るなり、「古いですね」ぼそっと言われる。

「はい。古いことは古いです。」と答えるしかない。

だって築30年余なのだから。

お客さんは、さっさと部屋を出て行った。

私は、戸締りをしてお客さんのあとを追う形になった。

このお客さんは足が無いようだが、私の出身不動産会社までなら歩いても4,5分。

ついでのことに私の車に乗せてお連れしてあげようと思って車に戻ったら、お客さんの姿が無い。

窓を閉め、戸締りをしていたけど、お客さんがいなくなってしまうほどの時間はかかっていない。

車に乗っているのかと思ったが車の中にはいない。

車のまわりを見回すが、お客さんの姿が無い。

このアパートは1階が飲食店で、2階、3階がアパートの雑居ビル。

小さなアパートだから2階で迷子になっていることもないはずだ。

1階の飲食店でも見て回っているのかと思って1階をのぞいてみたが、ここにもいない。

一瞬狐につままれたような伏木な気分になった。

がてんがいかず、きょろきょろとまわりを見回すが姿が無い。ミステリーゾーンに入ったような錯覚に陥った。

ふっと駅の方をみると、100m先位に、この女性と思われる人の後ろ姿。

物件を案内して、言葉を交わすことなく置いてけぼりにされたのは初めての体験。

悪徳不動産屋としては、普通に案内したつもりだったのだか、なんか気に障ったことでもあったのか。

 

アパート前の道路は一方通行。

すぐ車を発車させるとこのお客さんに追いつく。

気の弱い私は、このお客さんに声をかけるのもためらわれて、女性が道路の角を曲がるのを待って車をスタートさせた。

車で角を曲がるとき、お客さんの歩いて行った方を見てみたら、その女性は公衆電話に入ろうとしていた。

携帯電話を持っていないのだろうか。

どこかいい部屋が見つかっているといいのだが。

 

 

 

 

 

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2022年2月10日 (木)

悪徳不動産屋日記 不動産屋を何と心得る

る忙しい時に限って、仕事の邪魔が入る。

今日は家主さんへの家賃の振りこみ日。

昨日までに済ませておけばよかったのだけど、半分くらい今日に残ってしまった。

なんとか午前中には終わりそうな感じだったのだが、こんなときに限って余計な仕事が飛び込んでくる。

今日は午前中の早い時間に、月に2回の定例の同業者の情報交換会もあって、それを済ませたら残りの家賃振り込みの手続きをする予定だった。

いつもなら私は、はずかしながら、情報交換会の間に電話が入ることなどない暇な不動産屋なのだが、こんな時に限って電話が入る。

着信表示を見ると、去年の暮、貸店舗の相談があっていたお客さんからだった。

予算も少なくすぐに見つけられそうにもない条件だったし、他に多くの不動産会社さんにも依頼しているようで、あえて当社を当てにしているようでも無かった。

またなにか条件に合う物件が出たら連絡してくださいということだったが、条件に合う物件がみつからなくて、今日までなんの連絡も取っていなかった。

電話もしてきたというのは、親切に対応していたから、その後も当社を当てにしていたのかもしれない。

そうだったら申し訳ないことをしたと、私は情報交換会が終わるとすぐに電話した。

「すみません。電話をいただきまして。こちらから電話もせずにいて申し訳ありません」と切り出した。

すると、「いえいえ、いいんですよ。今日は(当社の)売地の看板を見て、その土地のことで電話しました」と言うではないか。

条件にあう貸店舗物件がないから、自分で建物でも立てるのかと思ったが、その土地は市街地からははずれているし通りから引っ込んでいて店舗には向かない。

どんな話なんだろうと思っていると、「その土地に1日車を3台くらい置かせてもらえないか」と言う。

「車を3台、1日だけ置きたいというのは、どういうことですか」と聞くと、近くに貸店舗を見つけて開店セールをやるので、オープンの日にスタッフの車を置かせてもらいたいというのだ。

当方は、まがりなりにも何も探してあげてなかったと気にしていたのに、さっさと他の不動産屋で店舗を借りていたわけだ。

近くにたまたま、当社の売地の看板があったので電話してきただけで、当社が貸店舗の相談に立ち寄っていた不動産屋だということはわすれていたようだった。

これが善良なる消費者様のあるべき姿。

店舗探しに力を入れてなかった悪徳不動産としては、そんなことかとがっかりするやら、ほっとするやら。

 

この土地は売却の依頼を受けて3年になるか売れていない物件で、依頼者から再三早く売るように催促を受けてきている。

私としてはすっかり売りあぐんでいて、ここ半年くらい報告もしていなくて、こんな相談はかけたくない。

1日だけなら黙って停めておいても、私も気が付かないままだっただろうし、地主さんも気が付かないでいただろう。

私の土地だったら、1日くらいなら無償で使ってもいいと了解するところだが、土地は売却依頼を受けたあずかりもの。

置いてもいいかと聞かれてしまうと、地主の承諾なしに置いてもいいとは言えない。

地主さんは、しっかりしたシビアな法人様である。所有の不動産を管理する部門を持っておられて、空き室や空き地は定期的に掃除したり草刈りをしたりしておられる。

地主の了解もなしに私の一存で停めさせておいて、もし管理部門の人が来てなぜ勝手に停めているのかともめて、不動産屋さんの了解をとりましたと言われるとメンドクサイことになる。

地主さんにお伺いをたてれば、1日くらいならかまわないよと了解はでそうだが、地主さんは手広く不動産賃貸業をやっておられる会社だから、頼むにあたってタダで貸してやってくれとは言えない。

停めさせてくれと言ってきたお客(過去の見込み客であって、今は私の仕事の邪魔をする迷惑な存在←こんなことを思うから私は悪徳不動産屋と言われるのだ)に、『停めさせてくれというけど、賃料は考えているのか」と聞くと、オープンセールの来客用の駐車場は店の近くに借りていて、そこは5、6台停められて一日2,000円で借りているので、それ以上は無い」という。

私がこんな理由で車を置かせてくれといくのだったら、せめて5,000円くらいは出すだろう。

子供の使いじゃあるまいし、地主さんに、タダで貸してくれというのも気が引けるし、1000円でどうですかなんてもっと恥ずかしくていえない。

地主さんを教えてあげるから自分で行って相談しなさいと言いたいところだが、私から言われて来ましたと、こんな話で行かせるわけにもいかない。

地主さんに貸してあげてくださいと頭を下げて頼むか、勝手に車を停めることは許さんと突っぱねるか。

迷うところだ。

どちらにしても、私にはまったく利益のない話なのに、地主さんにお願いして了解をもらったら、ありがとうございますと頭を下げて、地主さんとの貸し借り勘定でいくと、ちょっと借りができる。

地主に聞くこともせずに、私の一存で車を停めることはまかりならぬと断れば、なんと冷たい不動産屋だと恨まれる。

なんともわりのあわない依頼なのだ。

開店セールといえば、事業スタートの最大のイベント。

そのための駐車場とあれば、1万円2万円の価値はあるのではないか。

たった1000円の値打ちしか認めない話を、悪徳不動産屋に持ち込まないでくれ。

当然、私への報酬なんてことは金輪際頭にない依頼なのだ。

人様の土地をたった1,000円で貸してくれと頼んでもらえないかというのだ。

そんな小さな話をタダで私にしてくれというのだ。

悪徳不動産屋を何と心得る!

と思いつつ、断り切れずに地主さんの会社の不動産管理部門の方に電話した。

「このところまったく商談が切れていて、こんな電話で恐縮手なんですが、当社の売地の看板を見て、1000円で、車3台を1日停めさせてもらないか聞いくださいという話がきているんですが・・・・」

資産数十億円の会社に、1000円という話をするのが恥ずかしい。

自分のことだったら絶対にしない。

想定の通り、「社長にはかってお答えします」とのこと。

待つこと1時間。

ひたすら電話を待っていたわけではないが、話の決着がつくまでは気がやすまらない。

そこに「お貸しします」との回答の電話が入る。

「ありがとうございます。当社にお尋ねのあったお客さんに伝えて、直接そちらに行ってもらいますのでよろしくお願いします」

お礼を述べ、依頼者に連絡した。

「了解をいただきました。つきましては、直接地主さんの会社に出向いて、不動産の管理担当の〇〇さんを訪ねてください。」会社の所在地を教えてボランティア作業完了。

他の不動産屋で店舗を借りた消費者様からは「ありがとうございました」との短いお礼の言葉。

こんなものだよ善良な消費者様は。

蚤の心臓の悪徳不動産屋が気に病んで地主さんにお願いした心の負担の数十分の1くらいの感謝の気持ちしか伝わってこなかった。

電話の後、私の携帯電話からこの人の電話番号を消却した。

 

 

 

 

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2022年1月15日 (土)

悪徳不動産屋日記 ご無沙汰は無事の便り

来客があった。

お母さんと子供さん2人の3人連れである。

お母さんの顔には見覚えがある。

お母様の方は、以前取引があったというアピール顔だが、どちらのどなた様かは思い出せない。

それで、私があいまいな応対をしていると、「〇〇です。わかりますか。」と名前を名乗られた。

6年前くらいに中古住宅をお世話したお客様だった。

どうされたのだろう。

古い中古住宅だったから不具合でも出てきて、改装の相談だろうか?

それとも、母子3人で来店とということは、ご主人がなくなって相続の相談なのか?

それに伴う売却の相談か?

あるいは、なにか取引上の不備があっての苦情か?

ご無沙汰は無事の便り。

取引の後にお客様から連絡があるときは、なんにか取引に問題があったときで、取引に問題がないと年賀状でのご挨拶以外には縁を切らしてしまうことが多い。

ただし、取引上の問題があった場合の連絡は取引後1年か長くても2年。

今日のお客様のように取引後6年も経ってからの苦情ということはほとんどない。

それで、先に書いた「ご無沙汰は無事の便り」なのだ。

取引した物件が問題がないとご無沙汰してしまうということになるわけだ。

しかし、6年経って見つかった問題点も無くはない。

多少不安な気持ちも抱きつつの応対となる。

「ご無沙汰してます。お変わりなかったですか。今日はどんなご相談でしょう。」

多少、ドキドキである。

お客さんの要件は、私の心配には及ばないことであった。

子供さんたちが訪問介護の施設を開設するための家を探してくれということであった。

取引後に縁を切らしてしまう不動産屋も良くないが、取引後に重ねて不動産のご依頼をいただくことは少ない。

嬉しい一日となった今日の悪徳不動産屋のできごとだった。

2022年1月 5日 (水)

悪徳不動産屋日記 コンビニのトイレ

 今日、突然、ご近所の方が来訪された。。
 
 何か紙のようなものを手にして、困りごとの相談があるような顔に見える。

 「何かありましたか?」

 私の質問に対して、ご近所の方の口から発せられたのは、「ソンポジャパンの電話番号を教えてもらえませんか」という言葉。

 「ソンポジャパン」?

 一瞬意味がわからなかった。
 
 「損保ジャパン」だろうか?

 その話番号をなぜ私に聞きにきたのだろう。

 当社は損保ジャパンとは何のつきあいもないし損害保険の代理業務もしていない。

 「保険会社の損保ジャパンのことですか?」

 「そう。損保ジャパンの電話番号を控えていたのだけど、わからなくなったので電話番号を教えてもらえませんか」

 なぜ、それを私に聞いてくるのかわからなかったが、こんなことはよくあること。

 なぜか、なぜそんなことを聞いてくるのだという、当社とは関係のない飛び込み客が多い。

 道案内を求めて入ってくるのは日常茶飯事。

「水道の出が悪いのだけどどうしたらいのだろう」「テレビの映りが悪いけどなぜか」「トイレがつまった」「どこか美味しい食べ物屋を知らないか」「車が動かないのだけどどうしたらいいだろう」「携帯電話をもらないので、タクシーを呼んでくれないか」

 今回の「損保ジャパンの電話番号を教えてくれ」のような、なぜウチに聞いてくるのということがしょっちゅうだ。

 電話番号だったら「104」で聞けばいいのだろうが、「104」も今は有料。

 悪徳不動産屋を、無料で利用するコンビニのトイレみたいに考えているのだろうか。

 ちなみに、なぜウチに聞きにきたのか訳を知りたくて聞いてみたら、最近電話番号を調べようとおもったのだがNTTから電話帳をもらってないの、ウチにはNTTの電話帳があるのではないかと思って・・・とモゴモゴ言っている。

 こんなやりとりをしていても時間がかかるだけ。

 私はちょうどパソコンを開いていたところだったので、「延岡にある損保ジャパンの電話番号を調べればいいですね」と確認して、ちゃちゃっとインターネット検索して調べてあげた。

 悪徳不動産屋の面汚し。今日はコンビニの無料トイレになってしまった。

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