05不動産情報館日記

2018年7月21日 (土)

悪徳不動産屋日記 大家業は人生貢献事業

 今日、「KAIUN」さんのお誘いで、空家対策セミナーに行ってきた。

 「KAIUN」さんというのは、私と同業の不動産会社の商号である。

 実家が海運業で、ご自分が開運することだ大好きで、その二つを合体させてアルファベットで「KAIUN」と名付けたのだそうだ。

 ちなみに、ロゴマークは花のひまわりと舟の操舵ハンドルを組み合わせてイメージしている。

 「延岡市 カイウン」で検索すると「KAIUN」さんのホームページが見れます。

 女社長で顔写真も掲載されてます。

 可愛らしい女の子って感じの写真で、修正はしていませんが、ちょっと上手く撮れ過ぎって感じもします。(失礼m(_ _)m)

 セミナーに参加させてもらったのは、私は、いくつかアパートを所有しているのだが、いずれも築年数が古いので、稼働率をあげるためのヒントをもらおうと思ってのことだった。

 大きな期待はしていなかった(またまた失礼)のだが、これが期待を裏切る?すばらしい講義だった。

 講師は、中西紀二さんという43歳の2代目大家さん。

 高稼働自主管理大家が語る「安定賃貸運営の秘訣」という講座で、実際に大家業をやっている大家さんの実践的な話しだった。

 2代目家主というから、それほど大したことは無いだろうと思っていたのだが、 悪徳不動産屋をうそぶいて、自分勝手でわがままな仕事をやっている私がガツンと殴り倒されるような衝撃を受ける内容だった。

 大家業は人生貢献事業という強い思いがあって、みずから入居者の中に飛び込んで行っている。

 私なんぞは、なるべく入居者と顔を会わせないようにしている。

 今日はちょっと時間がないので、講義の詳細はまた書かせてもらうことにするが、「先にある笑顔を想像できないような仕事をしてはいけない」という言葉には、私の35年以上の不動産業のとらえ方を根底から覆されるような思いだった。

 最近の若い人はすごいと思う今日この頃である。

 

2018年6月30日 (土)

悪徳不動産屋日記 寛容なつきあいをしたい

 朝一番で、新規に月極駐車場を計画している地主さんより電話が入った。
 
  地主さんは建物を取り壊して、月極の駐車場にするための工事をしている。
 
  この駐車場の近くで建築工事を予定してる建設会社が、現場作業員のための駐車場として一括で借りたいという申し込みが入っている。
 
 ぜひ借りたいということなのだが、その建築会社さんは個人規模の会社ではないため、正式契約のためには稟議書をあげて役員さんたちの了承をもらわなくてはならないとのこと。

たかだか車4台、月額2万円ちょっとの話なのだが、本社に稟議をあげて決済をもらわないと正式に借りる話にはならないというのだ。

それで、今月16日に、賃貸借契約書と見積書を作成し担当の方にあずけておいた。

それからもう2週間になる。

 時間がかかりすぎで、気にはなっていたが、この駐車場が借りれないと建築工事に支障があると言っていたから、キャンセルはあり得ないはず。

 7月9日を始期とする契約だから、来週に正式契約になるのだろうと思っていた。

 そんな矢先、地主さんから連絡が入った。

 「あの話どうなっているの?」

 「契約書と請求書を渡してるんですけど、まだ連絡が無いです。今日にでも連絡してみます」

 そんなやりとりをしていたら、こちらから連絡をする前に、担当の方が来社された。

「駐車場の契約はどうなりますか?」という。

「先日、契約書と見積書を渡してますよね。会社の印鑑は持ち出せないのでしょうから契約内容に別段意義がなければ、お渡している契約書に押印していただいて請求金額を入金してもらうことになりますね。」と答える。

「えーそれでよかったんですか。何も言って来ないからどうなってるのかと思ってましたよ」

この担当さんは現在の建設会社に入る前には、長いこと不動産会社に勤めていた。

現在の会社も宅地建物取引業(不動産業)の業務もやっている。

私は、「そんなこと、わからんことあるめー。ほんとは放置していたんじゃないか」と 心の中でつぶやきつつ、「ちょうど地主さんからも、どうなってるのかと問い合わせがあってましたよ。はやめに契約の手続きをお願いします。」と伝えた。

「早急に処理します」ということで話しは終りのはずだった。

なのに、担当の方はなんだかぐずぐずと口のごもっている。

「今本社の社長が出張していて、すぐには決済がもらえないと思うので、すぐには処理できない」というようなことを言っている。

結局、契約は契約開始時期ぎりぎりになりそうだということを言っているようだ。
 
1億円以上建築工事を請け負って、その工事をするためのの駐車場の契約だ。

駐車場の賃料は工事期間通算でも15万円程度。

建築工事請負額の1%にも満たない額。

なにをぐずぐず言ってるんだろう。
 
悪徳動産屋の私には、こんな相手の気持ちがわからない。

「借りるのであれば早く契約を終わらせてよ」

態度に出してはいけないと思っているのだが、担当さんを責めるかのごとく口調が荒くなる。
 
  間の悪い話は、重ねて間が悪くなったりするもの。
 
  建設会社の担当者と話しをしてから2時間後のこと、駐車場予定地の地主さんから工事が遅れるので契約の始期を1週間ずらせないだろうという相談が入った。
 
  あれれ、さっきこそ早く契約するようにせかせたばかりなのに、条件変更か。
 
  建築会社の契約が遅れていて幸いだった。
 
  契約締結後であれば契約内容の変更ということで、借主である建築会社にお詫びしてお願いするという手順になる。
 
  まだ契約前だったから、契約条件の変更であり、契約の始期が1週間遅れることで大きな支障はないはず。
 
  建築工事関係者のための駐車場で、工事着工してすぐに駐車場が不足するということはないから、1週間くらいだったら工事現場内におくなりの工夫をすればなんとかなる話しだろう。
 
  ということで、難しいことは想定せずに、すぐに担当者に連絡を取った。
 
  「そういうことならしょうがないですね」と即答すると思っていたのだが、「困りましたね。稟議をあげたあとですので、上の了解をとれるかどうかわかりません。なんとかならないですかね」と言う。
 
  私は、小さな点で間が悪いことが多々あるのだが、根本的にはツキがあると信じている。
 
  契約が遅れていて幸いというのが、このことだ。
 
  まだ契約もしていないし、稟議も通っていないのだから、それがダメなら契約しなければいいという話しだ。
 
  親切な不動産屋であれば、ダメを承知で、地主さんに駐車場の工事業者をせかせてなんとか最初の予定通り9日から使えるようにならないだろうかと相談をかけたり、当初の予定にあわせるように努力をしてみるところなのだろうが、それが無理だから地主さんから相談が来ているわけだ。
 
  担当者は上司に契約条件の変更を認めてもらうのがやっかいなのだろう。
 
  「なんとかなりませんかねー」となかなか承諾しない。
 
  ぐずぐずと同じ話しをしていて、一向に話しが進まない。
 
  私の悪い癖で、結論が見えているのに、相手の気持ちをなだめるために、無駄とわかっていても努力をする姿勢を馳せるというのは性に合わない。
   
  なにせ悪徳不動産屋なのだから。
 
  「幸か不幸か、まだ御社の方も賃貸条件を検討している状態だから、この条件で借りるか借りないかを検討してください」とつきはなした。
 
  この1年で、当社の周辺に3棟のマンションが建った。
 
  それらの敷地は、すべて月極駐車場だった土地である。
 
  それで当社の周辺では駐車場が不足している。
 
  いま商談している建築会社もそのことは重々承知している。
 
  やっとのことで見つかった駐車場用地だ。
 
  他に変わる物件は絶対に無いし、この建築会社が借りないのであれば、借りたい人はいくらでもいるという状況なのだ。
 
  担当者は、もったいつけて「条件変更で上司に相談して返事します」と言っていたが、結論は見えている。
 
   他に変わりになる土地は無いのだから、1週間の遅れくらいだったら、「いいですよ。なんとかします」と気持ちよく譲ってくれたらいいじゃないか。(というのが悪徳不動産屋ならではの考え方なのかもしれない)
 
  1時間後。担当者から「上の了解をもらいました」と連絡が入った。

 

2018年6月25日 (月)

日向灘を照らす美々津の灯台を見下ろす 中古住宅

  日向市美々津町にある灯台、通称美々津の灯台を見下ろす高台に建つ中古住宅を紹介します。
 
  美々津は日向神話の中で、神武天皇が東征のため、この地からお舟出をしたと言われている伝説の地です。
   
   美々津沖に、七ツバエ、一ツ上という岩礁があり、神武天皇はその2つの岩礁の間を通ってお船出をした。
 
  美々津の灯台は、昔の灯明台を模して作られています。

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 土地532㎡(160.93坪)  建物140.83㎡(42.60坪)

 木造セメント瓦葺二階建 昭和58年築

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ご紹介する住宅のベランダから美々津の灯台の写真を撮ったのだが、広角レンズのカメラで撮影したため、小さすぎてその形は判別できない。
  (後日、望遠カメラで撮影して、灯台のアップ写真を掲載します)
 
 
 物件詳細は当社ホームページに掲載していますが、写真の一部を紹介させていただきます。

 詳しくは、ホームページをご覧ください。

2018年6月19日 (火)

悪徳不動産屋日記 家具転倒防止とりつけのネジ穴の原状回復義務

 大きな地震があると、やっておこうと思うのが家具の固定。

 ホームセンターでも防災グッズの相談が増えているそうだ。

 なかでも多くなっているのは突っ張りポールの相談。

 突っ張りポールというのは天井と家具の間をポールで固定して家具の転倒を防ぐものだ。

 ただし、この突っ張りポールは横の揺れに弱く、万全とはいえない。

 東京都が都民全戸に配布した「東京防災」という本によると、家具の転倒、移動、落下防止はネジ止めが基本でL字型の金具でネジで家具を壁に固定することを推奨している。
 ここで問題になるのが、賃貸物件において壁に釘打ちやネジ止め禁止の規約があることが多いことだ。

 釘やネジで壁に穴を開けてしまうと、退去の際に原状回復を要求されることになる。

 どのくらいの費用を要求されるのかが心配で、ネジ止めはあきらめて、突っ張りポールで我慢するいう人が大半だろう。

 しかし、不思議なことにエアコンをとりつける際のネジ穴については原状回復義務を追わないというのだ。

 これは、エアコンをとりつけるのは一般的となっているので、それをとりつけるためのネジ穴は畳があせるのと同様に、通常損耗として取り扱われることになると、裁判での判例としても認められているところなのだ。

 面白いのは、都営住宅を管理する東京都の対応である。

 都営住宅は釘打ち、ネジ穴を開けることは禁止されているのだ。

 地震防災に取り組んでいる中野明安弁護士によると、借家契約では釘打ちやネジ穴について献上回復義務を定めていることが多い。

 それをなんとか改善しようとしているのだが、なかなか民間の家主さんから了解がとれない。

 それで思いついたのが、大家主である都営字住宅を管理する東京都にお願いすることだった。

 うまいアイデアだと思ったのだが、あにはからんや、東京都はこれを認めてくれなかったというのだ。

 中野弁護士の再三の要請に対して、必要性はみとめるが都営住宅の運用についての改定は5年に1度と決められているので、「あと4年待ってね」というのである。

 「東京防災」で、家具の転倒防止についてはL字の金具のネジ止めすることを強調しておきながらである。

 これぞお役所仕事。

 児童相談所が虐待児童の殺人に手を貸すのと似ている。

 救いは、港区が中野弁護士の意見を採用したこと。

 中野弁護士は地震防災活動を続け、セミナーでこのことについて喋りまくっていた。
 
 港区の防災担当者がそれを聞いていて、区内で協議し口調がそれを認めたらしい。

 権力者は、虚心坦懐に庶民の意見を聞くことだ。

 これが広まって、賃貸住宅での転倒防止のネジ止めは認めれるようになるといい。

 悪徳不動産屋としては、管理している家主を強引に説き伏せて、認めさせようと思っている。

2018年6月15日 (金)

悪徳不動産屋日記 ややこしくなる前に

 今朝、開店前に電話が鳴った。

 知人の奥さんからの電話だった。

 ちょっと教えてくださいとのこと。

 この知人が所有している土地の近くを工事するという業者が、工事期間中、駐車場として土地を貸してくれないかと言ってきているという。

 その業者は鹿児島の業者で、不動産会社か建築会社のようである。

 大手ハウスメーカーの仕事をしているということであるが、その業者の名前は知らない。

 奥さんは、こんなときはどうしたらいいのかと私に相談をかけてきたはずなのだが、大手ハウスメーカーの仕事をしているのだから、問題ないですよねと私に同意を求めてくる。

 別に問題はないとは思うが、名前も知らない業者の話しが大丈夫だと私が断然することもできない。

 私は不動産屋である。

 私にまかせてもらえれば、多少なりとも私の仕事につながるかもしれない。

 それで、心配なら、不動産のことはすべて私にまかせていると言ってもらえれば私が話しを聞いてみますよと伝えた。

 すると、奥さんは、「別に問題ないですよね。話しを進めてみて、心配なときはお願いします」とおっしゃる。

 ようは、自分の不安を消すための後押しの言葉をもらうためだけに私に電話してきたのだろう。

 なにごともなければ私の存在はまったく無いものとなり、もし後で問題が起きたら、だから相談したのだと問題の解決を頼まれることになるだろう。

 仕事になるといっても事務処理料程度の額にしかならないから、相談だけで勝手に貸してもどうってことない話なのだけど、話がこじれた場合のみ私に依頼するってのは、うれしい話ではない。

 親しくしている知人であるし、それでもいいと思って電話を切った。

 結局、その後すぐに電話があって、「おまかせするので、業者さんにおたくに電話するように言っておきました」ということであった。

 私は、悪徳不動産屋であるのに、都合のいい無料の法律相談所みたいに利用されることが少なくない。

 せめて、もめごとが大きくなる前に相談をかけてほしいのだなあ。

 

 

2018年5月19日 (土)

悪徳不動産屋日記 辞任の内田監督に助言

悪質タックル問題の日大の内田監督が辞任表明した。
 
  初期対応が悪すぎる。
 
  まず、当初、「あれくらいやらないと勝てない」と発言している。

 問題がここまで拡大するという自覚はなかったのだろう。

 その後、非難の声が大きくなると雲隠れ。

 「指導者の指導と選手との受け取り方に乖離があった」などと、選手側へ責任転嫁するかのような回答。

 それが、さらに傷を拡げることになった。

 そして、いきなりの辞任。

 言い訳。言い逃れ。

 嘘が暴露されて、言い逃れできなくなって罪を認めざるをえなくなり、追い詰められて辞任。

 財務省や防衛省をはじめとした政界の騒ぎと同じ轍を踏んでいる。

 ずっと権力者の立場にい続けると、謝ることができなくなるのだろう。



 権力者の方々に、社会の下の方を生きてきた悪徳不動産屋から、助言申し上げたい。

 過ちを犯したときの対応は、ただひとつ。

 まずは過ちを認め、心から詫びることだ。

 悪徳不動産屋の私が、不動産業で35年以上生き長らえることができているのは、失敗をしたときは、失敗や過ちを、相手から指摘される前に自分から相手に告げて、まずは素直におわびするようにしてきたからだと思う。

 人間、どう気をつけていても、失敗やミスはある。

 そんなとき、なんとかばれないように黙っていたいが、ほとんどの場合、結局はばれてしまう。

 私の経験上、相手に指摘される前に自分が非をみとめたほうが、相手の怒りはおさまりやすい。

 私は、25年くらい前に、次のような経験をしている。

 その時私は、重要な土地の商談をしていた。

 地主は名古屋の方であったが、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)に代理人なる人物がいて、その人物と条件をつめていた。

 その人物が、なかなか難しい人であった。

 私の前に、別な不動産会社が交渉にあたっていたのだが、半年以上かけても商談が進まなくて、私が変わって商談をすすめることになった。

 ある意味やくざより難しい人物で、その不動産会社の社長の言葉だと、その人物の名前を聞いただけで寒けがするという話しだった。

 確かに、不気味な雰囲気をもっている人で、上から目線で一方的な話しをする人だった。

 無茶苦茶な条件を提示し、その条件をのまなければ商談には応じないという。

 その条件をまるのみしないなら、もうあう必用はないと、たびたび玄関で門前払いという仕打ちを受けていた。

 個人的には、もうやめてしまいたかったが、どうしてもその土地の商談をまとめて欲しいという依頼を受けていたのであきらめずに訪問を続けていた。

 少しずつ話しの糸口が見え、やっとのことで面談ができるようになって、あれこれ条件を提示できるようになった。

 そんな最中、ある日、私は、その人物との面談の約束の時間を忘れて他の仕事にかかっていた。

 携帯電話が無い時代で、私は会社からポケットベルで呼び出しを受けた。
 
 会社に電話をいれると、「〇〇様から電話がありました。約束の時間を忘れているのではないですか。えらい剣幕で怒っていましたよ」とのこと。

 「わー!どうしよう」

 心臓がきゅっと縮まった。

 無理にこちらから面談の約束をとったのに、2時間近く過ぎている。

 お詫びして許してもらうしかない。

 怒られるのを覚悟で、私は、公衆電話のあるところに車を止め電話した。

 私の声を聞くなり、「何時間人を待たせてると思ってるんだ!どうなってるんだ!」と怒鳴りつけられた。

 「すみません。急に他の仕事が入って、ばたばたしていました。今から伺います」と言った。

 すると、「もう来なくていい。来ても話しは聞かん!」と、とりつく島もない。

 あれこれ言い訳をして、今からうかがいますので話しを聞いてくださいとお願いしたが、「いいかげんなことを言うな。来ても、うちの敷居をまたぐことは許さんからな」と怒鳴りつけられて電話を切られてしまった。

 その足で、お宅に訪問した。

 「話しを聞いてください」と玄関で声をかけるが、「話しはない。敷居をまたぐことは許さん。帰れ」のいっぽんやり。

 すごい剣幕である。

 しかし、依頼者のために、ここであきらめるわけにはいかない。

 私は、勝手に座敷に上がって行った。

 「何を勝手に上がって来よるのか。出て行け。1時間も2時間も人を待たせておいて、どういうつもりだ」

 物をなげつけられるかのような、怒りに満ちた声であった。

 私は、座り込んで手をついて頭を下げた。

 「すみません。すっかり時間を忘れておりました。申し訳ありませんでした。」と、素直にお詫びした。

 「なんだって!忘れてた?!」

 忘れていたなど、不届きなと、怒りが増すかと思いきや、一瞬に空気が変わった。

「忘れていたのならしょうがない」と言うではないか。

 私がみえすいた言い訳に腹がたっていたのだろう。

 その後も、紆余曲折はあったが、なんとかその商談はまとまった。

 それ以来、私は、失敗やミスをしたときには、下手な言い訳はせずに、率直にミスを認めてお詫びするようにしている。

 それですべて許してもらえるわけではないが、下手な言い訳するよりは、問題はこじれないと信じている。

 これが悪徳不動産屋の人生訓である。

 世を騒がすお偉いさん方には真似できないことなんだろうなあ。
 

2018年5月11日 (金)

悪徳不動産屋日記  裸の王様たちよ、私を顧問になさい。

 もう、なんとも、不愉快で、腹立たしく、どなりつけたくなる。

 「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と言っていた柳瀬元秘書官。

 参考人招致では、「加計学園関係者と面会した」たことを認めた。

 「記憶の限りではお会いしたことがない」と答えたことについての齟齬を追求されると、「愛知県、今治市の官憲者と会ったことはないかという質問だったから、愛知県、今治市の方にお会いしたことはないと答えた。(加計学園の)随行者の中に愛知県、今治市の方がいたかもしれない」と、自分の答えを正当化した。

 こんな屁理屈を納得するものがいると思っているのだろうか。

 エリートコースをまっしぐらに駆け上がってきてトップにたって、自分の意見に逆らうものはいない、まさに裸の王様状態だったのだろう。

 一般庶民の目には、「王様は裸だ」と、しっかり見えている。

 悪徳不動産屋の私は、言い訳ばかりの人生だが、ばれる嘘はつかない。

 いつかばれてしまうことは自ら先に告白してしまうことだ。

 嘘をついてはいけない。

 嘘はつかない代りに、言い訳には自信がある。
 
 もう一つ、嘘にならない嘘のつきかたというものもある。

 具体的にどうやるのか?

 それは、企業秘密。明かすことはできない。

 お偉い裸の王様の方々よ、許してもらえる言い訳とばれない嘘をつく方法を教えてもらいたかったら、私を顧問に据えて、教えを乞うことだ。

2018年5月10日 (木)

悪徳不動産屋 カシオがコンパクトデジタルカメラ事業から撤退

 カシオが、コンパクトデジタルカメラ事業から撤退する。

 高機能カメラつきのスマートフォンに押されて、年間の出荷台数は、ピーク時の1割いかに落ち込んでいるのだそうだ。

 コンパクトデジカメは、高機能、軽量、薄型と進化を続けてきた。つね

 カシオが02年に発売した「EXILIM(エクシリム)」は薄さを極め、画素数やズーム倍率を競った。

 しかし、スマートフォンの進化は驚くべきで、スマートフォンがデジカメと遜色のない高機能をもってしまって、コンパクトカメラを持ち歩く意味は無くなってしまった。

 それにても、一世を風靡したカシオブランドのカメラが店頭から姿を消してしまうというのは寂しい。

 今の世の中、変化についていけないと生き残ることはできない。

 不動産業もまた同じ。

 大きな変化の渦の中にある。

 私は、その渦に翻弄されながら、なんとか沈没をまぬがれている。

 このまま悪徳不動産屋をまっとうしようと思っているが、先行きに確信は持てない。

 私の師匠が、若いころから、「何もしなければジリ貧」と言って、いつも自分から大きな波を作っていたが、今さらながらに、その先見の鋭さに感服している。

2018年5月 4日 (金)

悪徳不動産屋日記  重なるときは重なるもの③

 3日連続修理依頼の最終は、トイレの水が出ないというもの。

 お客さんが引っ越しをした当日の連絡だった。

 トイレの水を流すレバーをあげても水が出ないのだそうだ。

 引っ越しをした初日からトイレが使えないというのはと私の大失態。

 前の入居者が退去したあとにハウスクリーニングはしたものの、その後長期間次の入居者がきまらず、空き家になっていた物件だった。

 今回の入居に際して、トイレの水がでるかどうかの確認をしていなかった。

 かかりつけの水道屋さんに電話したが、すぐには来られないとのこと。
 2~3時間後なら来てもらえるということだった。

 トイレの水が流れないというのは、案外元栓をあけていないことが原因であることも多い。

 もう一つの原因は、一昨日のように、トイレの水を出したり止めたりを制御しているフロートがうまく作動していないことだ。

 それが原因であれば、私でも直せる。

 実際、今日のトイレの故障も簡単なことだった。

 一昨日とほぼ同様の故障であった。

 水を出したり止めたりする弁につながるヒモの連結部が切れていた。

 車に積んでいた針金を利用しての応急処理で使えるようになった。

 トイレの水を出したり止めたりする仕組みは単純なものだから、その仕組みさえ知っていれば、誰でも簡単に直せる。
 
 水道屋さんになおしてもらうと、5、6千円から1万円はとられる。

 私が、トイレのトラブルを直せるのは、トイレ修理の講習を受けているからではない。

 不動産従事者の資格である宅地建物取引士の試験項目にトイレの構造なんてのはないし、不動産業界に入ったからといってトイレの修理のやり方を誰かが教えてくれるわけでもない。

 私がトイレの修理ができるのは、学生時代のアパート暮らしの中ででおぼえことだ。

 トイレの修理等の、小修理の費用は入居者の負担になっていた。

 トイレをつまらると、それは当然のごとく入居者が修理しなければならなかった。

 異物をながしてつまらせたのだろうと疑われ、異物を流してトイレの本管をつまらせたら困りますよ、と家主さんに怒られかねない。

 貧乏学生の身で修理代が惜しいから、自分であれこれやって、おぼえたものだった。

 トイレが水が流れなくなったときや止まらなくなったときは、家主が直してくれるのかもしれないが、小心者の私は、すぐには家主に言い出せず、自分であれこれやって直したものだ。

 トイレの水をだしたりとめたりする水槽をロータンクというが、そのふたをあけてみれば、その仕組みがわかる。

 よくよく見れば、単純な仕組みで、仕組みさえわかってしまえば、修理は比較的簡単だ。

 当時は、家主が強い時代で、家主は「貸してやる」、借主は「貸していただいている」というような風潮だった。

  「窮すれば通ず」である。

 どうしても自分で何とかしなければならない状況に陥ると、なんとかできるものなのだ。

 今は、借主が強い時代になったというか、借主が「金を払っているんだから、部屋に関する修理は家主や不動産屋がしてくれて当然だ」という客意識が強い。

 悪徳不動産屋とさげすみながら、ちょっと困ったことがあるとなんでも不動産屋に頼ってくる。

 水の出が悪い。蛇口がきちんと閉まらない。トイレの水が流れない。トイレの水が止まらない。

 隣の住人(上下のこともある)の音がうるさいということから、野良猫の鳴き声がうるさいという苦情もある。

 電気を使いすぎてブレーカーが落ちただけなのに、電気がつかないと言ってくる。

 これはまだかわいいほうで、雷の影響で停電したときに電気がつかないと電話をしてきた入居者がいた。

 私は不動産屋で電気屋ではない。「電気のことなら電気会社が電気屋さんに聞け」といいたいところであるが、こちらでできることならやって差し上げようと、あきれながらも丁寧に話しを聞いてあげる。

 まずはブレーカーが落ちたのではないかと思って、それをたずねてみると、ブレーカーの存在をご存じない。

 ブレーカーの意味を教え、ブレーカーのある位置を教え、ブレーカーが切れていないか確認してみるように話しをする。

 別に電気を使いすぎているわけではないというので、ブレーかと同じところに漏電ブレーカーがあるのでそれも確認するように伝える。

 漏電ブローカーも正常だという。

 そこではたと思いあたった。

 その日は、当事務所の近くでも雷がひどかった。

 停電ではないかと確認した。

 すると、なんと、停電という意味がピンとこないようなのだ。

 「窓の外を見てください。隣近所も電気が消えているんじゃないですか?」と聞いてみた。

 答えは、隣近所も真っ暗だということである。

 悪徳不動産屋は怒る。

 しかし、お客様に声を荒らげるわけにはいかない。

 「お客さん。それはですね、停電といって、電気の送電線がどこかで切れていて、町中の電気が使えなくなっているんですよ。最近は、電力会社がすぐに復旧にあたりますので、もうしばらくすると電気が点くと思いますので、それまでお待ちください」と慇懃無礼が伝わるようにお答えしてさしあげた。

 悪徳不動産屋の生きにくい時代である。

 ちなみに、今日のお客さんは、私を責めることなく、感謝していただいて悪徳不動産屋は爪をださずにすんだ。

2018年5月 2日 (水)

悪徳不動産屋日記 重なるときは重なるもの 悪徳不動産怒る

 重なるときは重なるもの。

 この3日間、連日、賃貸物件での小さなトラブルが続いている。
 
 一昨日の30日が、トイレの水が流れないのでどうなっているんだろうという相談。

 当社の都合で、先月引っ越しをお願いした。

 その引っ越し先のトイレの水が流れないというのだ。

 トイレの水の点検をしていなかった当方のミス。

 通常であれば、やかましく苦情を言われても仕方のない事態だった。

 幸い、このお客さんとは6年のつきあいがあって、人間関係ができている。

 そして、しごく温厚な方。

 トイレの水が全然でてこないというのだが、説明を聞いただけでは状況がわからないので、とりあえず私が見に行った。

 私がトイレの修理をできるわけではないのだが、元栓を閉めたままだとか、単純なトラブルであることが多い。
 
 日曜日だし、私の付き合いのある水道屋さんは休んでいる。

 緊急を要することであれば、日曜日でもやっている水道会社を手配しなければいけない。

 私の事務所から3分くらいで行けるところだったので、まずは状況確認にお伺いした。

 元栓は開いている。

 トイレの故障でよくあるのは、水の溜まるタンクのフロートのトラブル。

 それでロータンクのフタを開けてタンクを覗いてみた。

 案の定、ロータンクのフロートと水を停めたり開いたりするフタを繋ぐ鎖が切れていることが原因だった。

 鎖の持ち合わせはないので、手持ちの針金で応急処理。

 すぐに使えるようになった。

 一件落着。

 昨日のトラブルは、早朝。出勤前に電話が入った。

 当事務所から歩いて2分くらいにある貸し店舗の借主さんからだった。

 店舗のシャッターが壊れて、開け閉めができないと言う。

 電話では状況がわからないのだが、店が閉められないので困ると怒っている。

 私は、困ったことになったと思った。
 
 この店舗は建築後40年近い老朽化した建物である。

 家主さんは経済的に余裕がないから、建物が雨漏りしても直さない、その他建物や設備に故障があっても一切家主は修理をしないという条件をつけていた物件だった。

 そんな常識外の物件を借りる人はいない。

 まかり間違うと、私が悪いわけではないの私が悪徳不動産屋呼ばわりされてしまう。

 私は、あえて悪徳不動産屋を自称しているが、それは私の正義がお客さんに通じないことがあるせいである。

 私は、独断的な誇りをもって悪徳不動産屋を自称している。
 
 この家主さんにも、「店舗を貸すというのは、賃貸事業。貸してやるではなく、借りていただくのだから家主としてやるべきことをやらくてはいけない。

 家主が一切何もしないということを納得して借りる人はいない。

 立地的に特にめぐまれているところであれば、その条件でも借りる人がいないとも限らないが、立地は旧商店街で、商店街の3割が空き店舗になっているような場所なのだ。

 そんな物件が成約になったのは、この物件がグリストラップを設備していたためだった。

 グリストラップとは、業務用厨房などに設置が義務付けられている油脂分離阻集器のこと。

 排水中の生ごみ・油脂などを直接下水道に流さないために一時的にためておく設備なのである。

 借主は食品製造業で、グリストラップがないと事業の認可がとれない。

 それで、グリストラップの設備のある物件を探し回っていた。

 不動産会社もいろいろあたり、何カ月も探しているが、なかなか見つからなくて当社にも来社された。

 ちょうど、飲食店をやっていた店舗の空きがあって案内したが気に入らなかった。

 予算を聞くと、これが、非常に低予算。

 そもそも、グリスとラップの条件を抜きにしても厳しい予算である。

 古くて長年空いたままの店舗を安井や賃で借りて、自分で設備する案も提案したが、グリストラップを設備すると30万円くらいはかかるそうで、その費用を捻出するのがきびしいという計画のようだった。

 悪徳不動産屋としては、「そんな物件ないよ。他をあたってください」と言いたいところだったが、困りきった様子を見るとなんとかしてあげたくなるのが私の性分。

 そこで思いついたのがこの物件だった。

 20年以上営業していた飲食店舗の跡で、店内は汚れまくっている。

 それを掃除しないどころか、以後も家主は一切何もしないという条件の物件で、私も取り扱いを停止している物件だった。

 ただし、家主さんは、ちょくちょく当社に立ち寄られていた。

 家賃は安くしてもいいから、なんとか借手がみつからないかと、再三来社される。

 少ない家賃でも生計の足しにしたいということなのだろう。

 借り手の方が、なかなかあり得ないような低予算だが、なんとか見付けたいということ。

 貸し手は、借り手があり得ないような条件。

 両者共に困りきっている様子だった。

 うまくいけば、困っている貸主と借主の両方を助けることになる。

 それで勧めてみた物件だった。

 建物の修理が必用になっても家主は一切責任を持たないという条件で借りる人はいないと思っていたのだが、店舗内で販売をするわけではなく、製造工場としてつかうだけなので一度見てみたいということで、案内したところ借りたいということになった。
 
 何度も、建物が古いし、修理や補修の必要が出てくると思うけど、家主は絶対にしないけどいいのかと確認したのだが、家賃を自分の予算まで下げてくれたら借りたいというので、家主に大幅に家賃を下げる交渉をして、契約した。

 怒りにまかせて、まとまりのない長文になったが、お通夜にいかなくてはいけない時間になったので、続きは明日。

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