09カタカナ語について

2024年6月16日 (日)

レピュテーションがわからない

今朝のワイドショーで、積水ハウスが国立市の「富士見通リ」沿いに建設中で、7月に引渡し予定だった分譲マンションが急遽解体されることになったことを話題にしていた。

このマンションは建設計画の当初から、関東の富士見百景にも選ばれている富士山の眺望が阻害されるとして周辺住民から反対を受けていた。

民法、建築基準法等の法律にてらしあわせても建築は問題はないから建築したわけで、しかも来月引渡しというほぼ完成した今になっての解体。

成約済みのお客さんには、金銭で、金銭的な保証で対応していくというが、売り出し価格7000万円からで、18戸。総額売り上げとしては十数億円になるものをなぜ?

格好のワイドショーネタだから、昨日から報道各局が大きく取り上げていた。

今朝私が見ていたワイドショーでも、結構長尺で取り上げられていた。

それを見ていて私が気になって、マンション解体の実情より先に書きたかったのが、「レピュテーション」という言葉のことだ。

番組に招かれた不動産の専門家が、マンション解体の疑問に対する説明をしたのだが、解説の最初の方で、「企業のレピュテーションリスクを考えてのことなのだと思います」とおっしゃった。

もう少し正確にいうと「レピュテーションリスク、評判を考えてのことだと思います」というふうにおっしゃった。

私には「レピュテーション」は未知の言語。「評判」はすっきり理解ができる。

この解説を見た瞬間に、これを今日のブログに書こうと思って書き留めようとしたのだが、「評判」は耳に残っていたが「レピュテーション」のほうは未知の言葉だったため記憶が定かでない。

耳に残ったままの印象で、「レジテーション」とスマートフォンの手書きメモ欄に書き留めておいた。

番組中に、「レジテーション」で検索してみたが、「レジテーション」という言葉はなく「レシテーション」という言葉はあった。

しかし「レシテーション」の意味では今日の話は通じない。

はたと思いつき、スマートフォン「評判・英語」で検索してみた。

一瞬に解決。

「評判 reputation」と表示されている。

私は英語が大の苦手だが「reputation」を「レピュテーション」と読むくらいはできる。

今日の不動産の専門家のかたにとって「評判」という言葉は、自分が施行する中での標準の言葉でなくて「reputation」が自分の思考の基礎となる言葉であるから、さらりと「reputation」という言葉を発してしまってから、あっ下々の大衆は「reputation」では通じないなと思って」「評判」という言葉をつけて解説するのだろうか。

国会での議論を見ていても、政治家の記者会見を見ていても、有識者の方々や専門家と呼ばれる方々のお話を賜っていると、この種の話法をされることが多い。

テレビに出演するコメンテーターや専門家の方々は、何事につけてもさらりと英語で言いたがる傾向がある。

「+〇♡▼%@♤☆」つまり「〇〇〇〇」って具合だ。

これが新しく派生した言葉で、日本語に翻訳しにくい言葉の場合は仕方がないが、通常日本語で使っている内容のことをわざわざ英語に置き換えて、「あっ!つい英語が出てしまった」とでも見せたいのか、「+〇♡▼%@♤☆  つまり〇〇〇〇」と翻訳を加えながらしゃべる人が多いと感じるのは、英語が苦手だと劣等感のある私のひがみなのだろうか。

 

2022年4月26日 (火)

アパレルとは

先々週の14日、I先生にブログ更新の督促が気になってブログを更新した。

更新が途切れていたのは仕事が忙しかったから、という内容だった。

その後、またしても10日くらい更新していない。

I先生の目が気になる。

先週ブログの更新が途切れているのも、仕事が忙しかったせい。

ちょっと金額の大きな契約と、決済があった。

決済の方は東京の住友林業系の不動産会社との契約だったのだが、これが非常に手間がかかってストレスのかかる仕事だった。

このことについてはまた、悪徳不動産屋の口として、その詳細をお伝えしたいと思っている。

 

今週は、怒涛の2週間が過ぎ、ちょっと時間に余裕がある。

それでキーボードを一叩き。

今日の朝日新聞で、安い服が流通していることについての問題を取り上げられていた。

その記事の中に、「アパレルは完全な機械化が難しい」という言葉があった。

私はカタカナ語が大の苦手で、「アパレル」という単語も、意味不明瞭なまま耳にしていた単語だった。

何気なく使っていて、衣服とかファッション(ファッションはカタカナ語であっても、身に染みて感じている単語)関係の単語であるという認識だった。

今日の新聞記事の「アパレルは完全な機械化が難しく、人の手が必要とされる産業」という言葉をみて、「アパレル」の意味をしっかり全身に焼き付けようと思ってググってみた。

解説は、「衣服。特に既製服」。

納得。

今日以後「アパレル」は私の全身に焼き付いた単語となった。



しかし、いつも思うのだが、なぜ「衣料産業」ではいけないのだろうか。

私は、言葉がその国の国民性を形成すると思っている。

日本語で育ち生活することによって日本人の国民性が形成される。

英語で育ち生活する人には英語圏の国民性が形成される。

英語を学ぶのは、その国民性の違いを知ること、という高校1年の時の英語の先生の言葉が私の全身に焼き付いている。

国民性という言葉で説明できない言葉に「アイデンティティ」という言葉がある。

「アイデンティティ」という言葉を日本語で置き換える単語は見当たらない。

そんな言葉(単語)はしかたがないが、通常の日本語で表せる言葉があるのに、わけのわからないカタカナ語に置き換えることは日本人のアンデンティティを放棄することにほからならないというのが私の憂い。

 

学生時代、英語の勉強をなおざりにして英語が苦手な年寄りの遠吠えでもある。

 

 

 

お前たちの言葉もわからんなあ

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2018年7月12日 (木)

ハザードマップ

 西日本豪雨で、改めてその存在が顕在化したのがハザードマップ。

 ハザードとは、危険物とか障害物という意。

 マップは地図。

 すなわちハザードマップとは、災害予測地図ということである。

 ハザードマップという言葉の意味がわからないひとは少なくないだろうが、被害予測地図という言葉の意味がわからない人はいないだろう。

 日本にいて、日本語だけの生活をしている日本人にとって、被害予測値地図という言葉は、直接的にその語感が伝わる。

 いつも思うのだが、なぜ英語で表現するのか。

 これは横道。

 本題に戻って、このたびの豪雨で浸水被害を受けた地域は、ハザードマップ・災害予測地図の浸水予測図とみごとに一致した。

 ハザードマップが浸水の危険を正確に予測しているのに、住民がそれを生かしきれてなかったというような報道を見かけたが、それはおかしい。

 たしかに、自分が住んでいる地域が危険であるということを熟知し、危険が迫ったときに早めに避難して、身の安全をはかることは大事なことだ。

 しかし、ハザードマップを作成したことで行政の責任をまぬがれることはできないということを忘れてはいけない。

 国や、地方自治体といった行政が、危険なところを危険なまま放置していることを責任追及する声がわきあがってこないのはおかしい。

 国民の安全のために、トランプに言われて追加購入するスカッドミサイルや戦闘機一機で、倉敷の堤防工事費が賄えるのではないか。

 国防、国家運営には、私なんぞの凡人にはあずかりしらない難しい問題があるのだろうが、災害の最中に飲み会を開いていたことについてどうお考えかという質問に対して、質問をはぐらかして答える安倍総理の答弁を見ていると、為政者は何をして国家を運営しているのか疑問になる。

2016年6月 4日 (土)

 4年前と同じ思い「経済センサス」

 このところ私のブログに、「経済センサス」がらみのキーワードでの来訪が増えている。

 キーワードの例は、次のようなものだ。

 「経済センサス 面倒」

 「わからない 経済センサス」

 「手間 経済センサス」

 なんと、「しね 経済センサス」というキーワドもあった。

 「経済センサス」について、書いた記憶は確かにある。

 批判的なことを書いたことは覚えているが、詳しい内容までは覚えていない。

 そもそも「センサス」ってのはなんだろうと思って、ググッてみた。

 「センサス」= 1.人口調査 国政調査 2.実態調査 一斉調査 とある。

 それなら「経済実際調査」と言えばいいのに、なんで多くの人が理解できない「センサス」なんて言葉を使うのだろう。

 いつも思うことだが、やはり日本はアメリカの属国なのかもしれない。

 日本の総理大臣の動きや、法律や政治、そして経済も、ぜーんぶアメリカの意向に沿って決まっているように感じる。

 余談はさておき、多くの人が経済センサスの調査票のわかりにくさに悪戦苦闘しているようだ。

 なんとも手間がかかる。

 私だけが理解力に欠けるのかと思って何人かの人に聞いてみたが、みんなわかりにくくて手間がかかって面倒だという。

 「わからない」「手間」「面倒」。まさに検索語のとおりである。

 はたして4年前に、どう書いているか自分のブログを確認してみた。

 2012年1月30日に「経済センサス???手間がかかるし、意味わからんし」

 1月31日に「経済センサスへの疑問」という記事を書いている。

 なんと1月30日のブログを見ると、「センサス」の意味を調べるところから始めている。

 今日とまったく同じ行動をとっている。

 私に進歩がないということでもあるが、「センサス」という言葉がその後一般化していないということでもある。

 4年前の記事を読み直してみたが、「経済センサス」に対する思いは、4年前と全く同じだ。

 今日書いても同じようなことを書くだけだろう。

 ただし、文章は4年前の方がいいはず。

 よろしければ、4年前の1月30日のブログと1月31日のブログをご覧いただければ幸です。

2015年4月16日 (木)

電話帳登録方法

  商談をしているパーマ屋(美容室)さんの住所を調べるために電話帳をひいた。

 屋号は「★★★」さん。

 まずは青色の電話帳で調べてみた。

 青色の電話帳は企業名の電話帳だ。

 表記は大きな活字で「ハローページ」とある。

 どうして「ハローページ」なのだ?

 「ハロー」はこんにちは。

 でも「ページ」じゃなくて「ブック」じゃないのか?

 英語が苦手な私は、電話帳を引くたびにいつもそう思ってしまう。

 ともあれ、青色の電話帳で「★★★」さんを探してみた。

 青色の電話番号は50音別の電話番号なのだが、「★★★」という店名の登録はない。

 あっ!まただ!

 
 パーマ屋さんだけでなく、飲食店やホテル業の方もよくやる失敗登録だ。

 そこで私は、黄色の電話帳を引っ張りだすことになった。

 黄色い電話帳は職業別の電話帳。

 これまた、黄色地に黒ベタ白抜きの巨大な活字で「タウンページ」という表示が目にとまる。

 そして、日本にいて日本語を使うのが申し訳ないとでもいうかのごとくに、その数10分の1の小さな活字で「職業別」とある。

 日本語を使うのがはずかしいのなら、いっそのこと「ハローページ」じゃなく「
Hello Page」と書けばいい。

 そんなことを思いつつ、「美容院」のページを開けた。

 開けてびっくり。

 美容室の多いこと。

 「★★★」での登録はない。

 さてさて、「★★★」さんの正式の屋号はなんだろう。

 美容室ではじまる店名が10数店あるが、「★★★」という名前の店はない。

 次に多いのが「ビューティーサロン〇〇〇」だが、ここにも「★★★」はない。

 ヘアースタジオではじまる店も多いし、ヘアーメイクではじまる店もある。

 なぜかヘアースペースではじまる店もひとつではない。

 「カットハウス〇〇〇」というのもいくつかある。

 頭文字になんてつけてるんだぁ?

 サロンドで始まる店も10店以上もある。

 結局、職業別の電話帳を最初からあたるしかない。

 飲み屋さんにも、この手の登録が多い。

 たとえば「スナック星子」が屋号だとしよう。

 だけど、「スナック星子」のお客さんは、「スナック星子に行こう」なんて言わない。

 「星子に飲みに行こう」というはずだ。

 居酒屋さんなんかでも、たとえば「居酒屋『暖炉』」という店があったとしたら、お客はその店を「暖炉」と呼んでいるはずだ。

 居酒屋という呼称も、「旬食亭〇〇」だったり「うまか家〇〇」と、多岐にわたっている。

 もし電話帳を引くなら、接頭語の「居酒屋」や「旬食亭」で電話帳を引くお客さんは少ないはずだ。

 これはすべての商売につながる。

 衣料品店でも、「洋服の〇〇〇」だとか「着物の〇〇」なんて屋号をそのまま電話帳に載せても、電話帳に載せる意味がない。

 たとえばユニクロが「衣料品店ユニクロ」というのが正式名称だったとするでしょ。

 でもみんなから「ユニクロ」と呼ばれていたら、「ユニクロ」で登録すべきなのです。

 特にホームページをもっていないお店の方は、次の電話帳登録書き換えのときには、ぜひやってみることをおすすめします

2015年4月 8日 (水)

エモーショナルな上西小百合衆院議員

 維新の党を除名された上西小百合衆院議員のことでもう一つ。

 上西さんは議員活動を継続すると表明した際、維新を「エモーショナルな対応」と批判した。

 英語苦手の私には「エモーショナル」は、まったく未知な言葉であった。

 「???」 いつものことではあるが、私は、学生時代英語を勉強して来なかった自分の不明を嘆いた。

 しかし、ワイドショーのテレビ画面には「エモーショナル(感情的な)」と文字で注釈が入っていた。

 私だけではなく、「エモーショナル」という言葉の意味をわからない人が多いのだろう、ホッとした。

 その後ネットにつないでみたら、上西議員の「エモーショナルな感じ」に批判殺到という見出しがあった。

 やはり、エモーショナルがわからない人が多かったのかと思ってネットを開いてみたら、批判の声というのは「エモーショナルなのはあなたとあなたの秘書でしょう」ということだった。

 
 私は、エモーショナルの意味がわかる人が多かったことに打撃を受ける結果になってしまった。

 でもね、「議員なら分かりやすい言葉でお願いします」といった注文もあったりして、打ちのめされずにすんだのであった。

2014年4月11日 (金)

小保方さんの記者会見 言い忘れたこと

 昨日のブログに小保方さんの記者会見のことを書いたのだけど、小保方さんのスタップ細胞の真偽のほどや、理研の責任問題について、私は論じるつもりはなかった。

 昨日は、記者会見を見ていて私が一番気になったことを書こうと思って書きはじめたのだけど、書いている内に話がそれて、書きたいことを書き忘れてしまった。

 ただ、昨日、前説的に書いた「200回以上」成功しているという数字と、研究ノートは「4.5冊」あるという数字に違和感を感じたのは私だけじゃなかったみたいだった。

 みなさん「200回以上」の根拠と、「4.5冊」という数字へ対する疑念を持ったようだ。

 やっぱりね、みんなそう思ったんだろう。

 ということで、やっぱり小保方さんの釈明会見はアウトのようだ。

 おっと、また本論を忘れるところだった。

 私が、小保方さんの記者会見で一番きになったのは、「インデペンデント」という言葉だった。

 英語苦手の私の辞書には「インデペンデント」はない。

 私が学生時代にアルバイトをしていた東京の吉祥寺に「インデペンデントハウス」というディスコがあった。

 なぜか、そんなことを思い出したが、「インデペンデント」の意味がわからない。

 インタビュアーの「インデペンデントにやったことはあるのか」みたいな質問に、小保方さんが「インデペンデントにはあります」と答えようだった。

 な、な、な、何だろう。

 意味のわからない私は、すぐにスマートフォンで検索してみた。

 グーグルで「インデペンデント」とカタカナで検索してみると、研究社の英和辞典での意味が表示された。

 研究社 「新英和中辞典」

「independent」

【形容詞】
1a独立した,自主の,自治の,自由な; (他に)頼らない,自主的な.用例 
.
b【叙述的用法の形容詞】 〔+of+(代)名〕〔…から〕独立して; 〔…に〕頼らないで,依存しないで

2独立心の強い,自尊心の強い.

3a〈人が〉独立して生活する,自活する.

4他に依存しない,独自の.

5(比較なし) 【政治】 無所属の,独立党の.

6(比較なし) 【文法】〈節が〉独立の (cf. main clause).

【名詞】【可算名詞】
1独立した人[もの].
2無所属の人[議員].

  とある。

  わからない。辞書を見ても、質問者と小保方さんが使っている「インデペンデント」の意味がわからない。

 テレビの会見を見ていると「第三者」を意味するようだったが、辞書には第三者という単語は無い。

  小保方さんと研究チームとは違う、独立した別な人ということで「第三者」なのだろうか。 

 とにかく、小保方さんの釈明はまったく意味がわからず、「インデペンデント」という言葉が、私の頭の混乱に拍車をかけることになった。

 でも、なぜ「インデペンデント」なんて単語を使わなくてはいけないのだろうかなあ。

2013年11月 1日 (金)

九州一周駅伝 今年で終了

 九州一周駅伝が、第62回の今年をもって終了する。

 今日のコースは、宮崎県庁を出発して、延岡市役所がゴール。

 地元を走るコースとあって、精鋭を集め、ライバル福岡を引き離してトップでゴールした。

 毎年、宮崎と福岡の優勝争いで、 1990年から2004年まで宮崎が24連破した。

 宮崎県民としては誇れる大会で、県民こぞって声援を送ってきた大会だった。

 1000㎞を超すコースを10日間かけて走る世界最長の駅伝大会と言われ、伝統ある駅伝大会だったが、交通量の増加による警備などの運営費の増大や、選手の安全の確保ということで、今年の大会をもって終了することになった。

 一昨年の60回大会から、九州一周を切れ目なく結ぶコースを、8つのコースぶつ切りにして、呼称も「グランツール九州」と名付けた。

 私は、最初に「グランツール九州」という名称を聞いたとき、別なレースが始まったのかと思った。

 これが九州一周駅伝だとわかったとき、どうして「グランツール九州」なんて名前をつけるんだ。

 またしてもカタカナ語かぶれかとと、ちょっと腹立たしく思っていた。

 「九州一周駅伝」と言えば、即、その内容はわかる。

 しかし、「グランツール九州」なんて聞くと、その内容はわからない。

 またしても西洋かぶれの結果かと、怒っていたのだが、この大会の人気がなくなっていたようだ。

 宮崎は、常に優勝争いに加わっていて、24連破という大記録も作った。

 それに対抗するのが福岡で、このところは福岡と宮崎が交代で優勝していた。

 宮崎県民は、毎年優勝争いを楽しんでいるが、他県は優勝争いは蚊帳の外。

 他県民は、宮崎県民のような愛着を持てない大会だったのかもしれない。

 交通量の増加で、警備も大変だというのも本当だろうし、残念だが終了もいたしかたがないことなんだなあ。 

 

交通量の増加による警備などの運営費増大や、選手の安全確保の問題か

2013年7月 5日 (金)

全日本柔道連盟の組織改革、「タスクフォース」ってなに?

 朝のワイドショーで、全日本柔道連盟が、組織改革のための「改革促進タスクフォース」なるものの発足を発表していた。

 「タスクフォース」????

 またしても未知の言葉との遭遇。
 
 柔道って、そもそも日本の伝統武道だったはず。

 全日本柔道連盟は、その伝統を継承するための組織ではないのか。

 それなのにどうして「タスクフォース」を発足するのだろう。

 柔道は日本の伝統武道だが、今は世界のジュードーになっている。

 代表選手や役員さんは、海外での活動が多いからカタカナ語を常用しているから、「タスクフォース」という言葉の方がわかりやすいのかもしれないが、私にはその意味がわからなかった。

 私の知性がないからわからないのかと、はずかしいけど周りの人に聞いてみたが、私の周りに「タスクフォース」の意味がわかる人はいなかった。

 これは当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の知的レベルが低いのかもしれない。

 昨日、宮崎県民性について書いたが、宮崎県は教育レベルも低いのだ。

 しかし、偉い人たちにお願いしたいのは、レベルの低い人にもわかる言葉で話して欲しいということだ。

 ちなみに、「タスクフォース」とは、「特定の課題を達成するために一時的に設置される組織のこと。任務組織、特別作業班などと訳されるが、もともとは軍事用語で『機動部隊』を指す」(コトバンク)

 充分、日本語に翻訳できる言葉である。

 任務組織、特別作業班、機動部隊。立派な日本語があるではないか。

 「特別作業班」と言ってもらえれば、そのまま、だれにも理解できる。

 カタカナ語が苦手な皆さん、カタカナ語を知らないことを恥じることなく、カタカナ語を拒否する運動を起こしましょう。

2013年6月28日 (金)

NHKが外国語を使いすぎることに、精神的慰謝料請求訴訟。

 NHKは放送番組や番組名で外国語を使いすぎるのをやめるべきだと、71歳の男性が名古屋地方裁判所に提訴した。

 男性は、外国語の乱用で内容を理解できず、精神的苦痛を受けたとしてNHKに対し141万円の慰謝料を求めている。

 裁判まで起こすということについては異論もあろうが、私も常々カタカナ語の乱用に腹立たしい思いをしている。

 それで、自分のブログにも「カタカナ語について」という項目を設けている。

 この男性がNHKを提訴したのは、「NHKは国家機関が関与する公共放送で、広範囲で視聴できるため影響力が強い」からだそうだ。

 そして「公共性の高いNHKが日本語を軽視する姿勢にも強い疑問を呈している」

 男性は、一昨年末、NHKに公開質問状を提出したが、回答がなかったため、訴訟に踏み切ったのだという。

 NHKのみならず、テレビ業界人、知識人と言われる人たち、政治家の方々は、うちそろってカタカナ語を乱用されている。

 過去にも書いたことだが、品派に耳にする言葉が「ガバナンス」「コンセンサス」「リスペクト」等々 等々 等々

 国会議員の先生も、日本国民のための政治を司っておられるはずなのに、国民に発する言葉は外来語が多い。

 気の利いた知識人さんは、「ペラペラナンチャラ×△◎@*※」とわけのわからない外来単語をお喋りになって「つまり○○○○」なんて日本語で解説を入れられる。

私は、英会話教室に来ているんじゃないのだから最初から日本語で喋れと、常々腹立たしく思っていた。

この訴状について、「外国語やカタカナ語が苦手な少数派の意見に配慮して欲しいと考える男性の心境は充分理解できる」なんて解説している先生がいらっしゃったが、私の周りの人を見る限り少数派ではない。

少数派なんて言われてしまうと、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)は、日本における少数派の集団になってしまう。

私が、この男性にお願いしたいことが、一つある。

国家機関が関与する企業であるところの、日本タバコ、国鉄、日本郵政等々が、のきなみJT、JR、JPと改名することについても追求してもらいたい。

 農協がJA。なんのことやらわからない。

 がんばれ、原告男性。

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