認知症検査の結果報告
もうずいぶん前の頃からだが、「あれ。このタレントの名前なんだっけ?」ってことがよくある。
顔は思い浮かぶんだが名前が出ない。これもよくあること。
これは、名前と顔を記憶する脳の場所が違っていて、顔は思い出しやすい場所にあるけど、名前というのは思い出しにくい仕組みになっているという説明を聞いたことがあるので、あまり問題にしていなかった。
しかしちょっと前から、たまに顔を合わせることのある人の名前や仕事上の付き合いのある会社の社員際の名前が出てこないことがある。
これは、まずい。
久しぶりに顔を合わせて、「あら、久しぶり」と挨拶を交わしながら、名前がわからないはずはないのに一瞬名前が出てこない。
顔はニコニコ、会話を続けながら、「あれ、名前なんだっけ?」と頭の中は大混乱ってことがある。
これは、認知症のまえぶれではないかと、軽い不安を覚えることがある。
これも、脳の名前と顔の記憶場所が違うせいだと、そう深刻には考えなかった。
ただし、名前が出てこないというのは、人の名前、すなわち固有名詞に限ってのことだった。
しかし最近、普通名詞が出てこないことがある。
といっても、めったにないことなので、具体的にどんな固有名詞が出てこなかったのかという説明はできないのだが、めったに使わない品物の名前が出ないことがあるのだ。
この年になると(実年齢は伏せさせていただきますが)、名前が出てこなかったり、ちょっと忘れ物をすると、「認知症が始まったのかもしれない」と、ふざけて軽く口にすることがある。
それは口だけで、本当のところは、拙はまだまだ並み以上の頭脳の持ち主だと思って生きているのだが、本音のところ少々不安になるときがある。
だから、新聞や雑誌の健康記事には全部目を通している。
全部というのは、拙は、雑誌は楽天が運営している「楽天マガジン」という1200誌以上の雑誌読み放題サービスを利用している。
週刊誌は一般週刊誌だけで15誌くらいに目を通している。
最近の若い人は紙の新聞や週刊誌を金を出して読まなくなっているという話をよく耳にする。
実際、今年5月に日本最古の週刊誌「週刊朝日」が休刊に追い込まれた。
今や、週刊誌なんてのを読むのは高齢者だけのようで、したがって週刊誌にはふんだんに高齢者を対象とした記事が盛り込まれている。
15誌の週刊誌全部を読む時間はない。
目次にさっと目を通し、気になった記事だけ読む。
今日目についたのが、「週刊フラッシュ」の「30点以上なら大丈夫。認知症チェックシート20」という記事。
早速やってみた。
20の問題がこれ。
外出する際、車や家の鍵を5分以内に探して見つけ出すことができる
買ったことを忘れてしまい、同じ商品を買うことはほとんどない
今日の日付や、曜日を5分以内に思い出すことができる
夏はTシャツ、冬はコートなど季節や気温に合わせた服装ができる
今までできていた料理は今もスムーズにできる
部屋は整頓されており、物が溢れ、足の踏み場かない状態ではない
通勤電車や通勤する道順を週に1度以上問違えることはない
入浴、歯磨き、髭剃りを3日間以上サボることはない
会社の同僚や知人の名前を10人以上挙げることができる
徒歩10分程度で着いた場所まで15分かかるようになっていない
ペットボトルの蓋は、固くても手であけることができる
片足で30秒以上立つことができる
階段を一段抜かしで登ることができる
月に1度以上、運転する車をぶつけたり、壁に擦ることはない
飲食店などの接客についてイライラしても本部にクレームの電話をすることはない
セクハラやパワハラで会杜から注窟を受けたことがない
知らない店や、新しい旅行先に行ってみたいと思う
性欲があり、異性への興味を持っている
酒の場で喧嘩をするなどトラブルを起こしていない
コンビニやスーパーで何を買いに来たのか忘れてしまうことはほとんどない
20問、それぞれの質問に1点から3点のポイントがついていて、合計40点。
30点とれれば心配なし。
30点を下回ると、最近話題の軽度認障害(MIC)の危険性があるので要注意ということだ。
こんな問題で30点取れなかったらヤバイだろう。
拙ができなかったのは、
買ったことを忘れてしまい、同じ商品を買うことはほとんどない
部屋は整頓されており、物が溢れ、足の踏み場かない状態ではない
の、2つのみで38点だった。
認知症にはまだ遠い。自身が確信に変わった瞬間であった。
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