12健康

2024年1月17日 (水)

火傷からの生還

去年、12月22日金曜日の朝、
誤って沸騰したお湯を手首にこぼしてしまって
大きな水膨れを作ってしまった。



沸騰したお湯をかぶった瞬間、火傷の応急処置としてすぐに流水でひやした。
しばらく流水で冷やした後も、保冷剤で冷やし続けた。

すぐに冷やし続けたもので、当初は痛みも我慢できる程度で、皮膚がが赤く炎症を起こしている程度だった。
保冷剤をガーゼで巻いて冷やしていると痛みも和らぎ、このまま治ってしまうのではないかと軽く考えていた。

昼過ぎに保冷剤を交換するためにガーゼをはずすと、小豆大の小さな水泡が3、4個できていた。
あとから水泡ができるというのは初めての経験で、時間がたつごとに水泡が少しずつ増えてた。
さらには、小豆大だった水泡が大豆大に大きくなってきた。
さらに時間が経つと、大豆大が梅干し大に膨れていった。

数時間すると、膨らみ続けた隣同士の水泡が合体して市田柿くらいの水泡になった。
病院に行った方がいいかなと思いながら、そのまま様子をみていたら夕方には、膨らんだ水泡が合体して干し柿大の水泡が3個。
このとき病院に行けば良かったのだが、冷やしているせいで、ひどく痛むこともなかったもので、明日にでも病院に行けばいいと甘く見ていた。

すると夕方には、さらに水泡が合体して、大きな2つの水泡になった。
膨らみに膨らんで、なかで水がぷよぷよしている。まるで水ヨーヨーみたいだった。
さすがにまずいかなと思ったが、すでに病院の診療時間終わりの時間だった。
救急外来に行くまではないだろうと、ガーゼでとネット包帯で水泡を潰さないようにカバーして、明朝、病院に行くことにした。

次の日の朝。こわごわ手を見ると水泡はつぶれていなかった。
しかし、写真のごとく前日2つだった水泡は、つながって一つの水泡となっていた。

朝、何科の病院に行ったらいいのか、知り合いの内科の先生に相談したら、皮膚科がいいということで皮膚科に行った。

医師は、火傷の状況を見るなり、「これはひどい火傷ですよ。どうしてすぐに病院に行かなかったんですか。」と大きな声を出した。
整然としている私の態度を見て、老人でことの重大さがわかっていないとでも思ったのか、「これは相当ひどいんですよ。わかってるんですか。本当にひどい火傷なんですよ。」と繰り返す。

私としても、今の状況を見ればひどい火傷だということはわかっている。
昨日の夕方には、すぐに病院に行けばよかったと後悔していた。

しかし、昨日の朝、お湯をかぶった瞬間は、ちょっと皮膚が赤く炎症を起こした程度で、どう考えても病院に行くほどではなかった。
お昼過ぎに小さな水泡ができ始めたが、これも病院に行くほどではないと思っていた。
3時くらいには、水泡が大豆大の大きさになってきたが、それも病院に行くほどではないと思えた。

それが夕方にかけて、あれよあれよと水泡が大きくなってきて、これは大変な火傷だったと思った時には、病院の通常の診療時間が過ぎていたのだ。

火傷したのが22日金曜日。病院に行ったのが23日土曜日。

お医者さんは、「今日は土曜だし、来週は病院が正月休みに入るから、満足な治療もできないですよ。昨日のうちに来ればよかったのに。」と、ぶつぶつ言いながら看護師さんに処理を指示した。

「薬を出しますので、朝晩2回傷口を石鹸で、きれいに洗って薬を塗ってください。そして、月曜日にまた見せてください。」という指示を受けた。

次の日曜日。この日の朝は、水泡がつぶれていた。傷口を石鹼で洗うとしみるのではないかと思ったが、さらりと洗って薬を塗った。
言われた通り、朝晩傷口をきれいにして薬をつけた。

そして月曜日、再診。
先生は傷口をみて看護師に指示。薬を塗ってガーゼと包帯。
木曜日から正月休みになるので、水曜日にもう一回診察に来なさいということであった。

お正月休みが終わった4日に再診。

次の診察の予定日は言われなかった
数日分の薬を出してもらっていたので、朝晩患部をきれいに洗って薬をつけて、ガーゼと包帯と絆創膏で傷口をガード。

水泡が破けた内側に、新しい薄い皮膚ができているのがわかる。

年寄りだけど、まだ自然治癒力はあるようだ。

月曜日から包帯をとった。

火傷からの生還。

今週から、心置きなく、新年の仕事に取り組むことになった。

 

 

 

 

 

 

 

2023年9月18日 (月)

敬老の日

今日は敬老の日の祝日。

このところ、何の日が意識しないまま、カレンダーの日付が赤くなっているから休みという祝日がいくつかある。

もともとは、祝日は、なにがしかの意味があって固定日で定められていた。

それなのに、ハッピーマンデー制度という法律まで作って月曜日を祝日にした。

なんでも、公務員や優良企業を中心に週休2日制となってきたため、月曜日を祝日にして3連休とし、国民に余暇をすごしてもらおうというのが趣旨らしい。

政治屋は、自分たちの利益なしに、国民のためだけを思って法律を改正することに精力を使うことはない。

これは絶対になにか政治屋の利得が隠されているはずなのである。

連休を増やすことで利益を得る圧力団体の利権が隠されているはずで、決して国民の利益を優先した法改正ではないだろう。

 

ともあれ今日は敬老の日。

敬老の対象となる、老人=高齢者の定義は65歳以上となっている。

65歳を高齢者とするのに余り口を挟む気はないが、65歳といえば、50歳代と見まがえるように若々しい人もいて、ひとくくりに老人としてしまうことには異議がある。

ただ、老人福祉法という老人の福祉を図る法律があって、この法律では、老人を65歳以上としていることにより、一般に65歳からが高齢者となっているのだろう。


敬老の日にちなみ、総務省が17日公表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は3623万人。

総人口に占める割合は29・1%で過去最高を更新し、世界トップ。

う80歳以上は27万人増の1259万人で、割合が10・1%と初めて10%を超えた。


私が興味をもったのは、高齢者の就業率。

2020年の高齢者の就業率は25.1%となってる。

これを年齢階級別にみると、65~69歳は9年連続で上昇し2020年に49.6%。

70歳以上は4年連続で上昇し2020年に17.7%となっている。

つまり、半数くらいの人は70歳くらいまでは働いている。

高齢就業者を従業上の地位別にみると、雇用者が510万人で高齢就業者の57.0%、自営業主・家族従業者が275万人で同30.7%、会社などの役員が110万人で同12.3%となってる。

私は自営業主の分類にはいるのだろうが、私と同じ境遇の人が30%を占めている。

さらに、高齢就業者のうち役員を除く雇用者(以下「高齢雇用者」といいます。)を雇用形態別にみると、非正規の職員・従業員が76.5%を占めており、そのうちパート・アルバイトの割合が52.5%と最も高くなっている。 

現在の雇用形態についた主な理由別の割合を男女別にみると、男性は「自分の都合のよい時間に働きたいから」(30.4%)が最も高く、次いで「専門的な技能等をいかせるから」(18.8%)、「家計の補助・学費等を得たいから」(16.2%)などとなっています。また、女性についても、「自分の都合のよい時間に働きたいから」(38.6%)が最も高く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」(21.6%)、「専門的な技能等をいかせるから」(8.5%)などとなっている。 

「家計の補助」という理由より、「自分の都合優先で気ままに働きたいから」というのと「専門的な技能をいかせるから」という理由の方が多いというのも、私にとっては心強い調査結果である。

 

昨年からの私の、「倒れるまで現役」を再認識させられた敬老の日の調査結果である。

ここ数年の大きな悩みであった脊柱管狭窄症の症状も和らぎ、毎朝、健康に生んでくれた両親に感謝の手を合わせている今日このごろである。

2023年8月 7日 (月)

痛みをもって痛みを制す

拙は、ここ3年、脊柱管狭窄症の痛みに悩まされてきた。

拙の腰痛については何度か書いたが、腰痛とは数十年来のお付き合い。

若い時は椎間板ヘルニア。

30年前くらいからは、それに脊柱管狭窄症が加わった。

数年に一回身動きできないくらいのひどいぎっくり腰を繰り返してきた。

現在の脊柱管狭窄症の症状は、コロナの流行が始まりだした頃に突然、身動きできないほどの激痛が腰に走り、それから3年余り通院治療を続けているという状況だ。

脊柱管狭窄症と言うのは、その名の通り腰が痛む「症状」であって、その原因は人それぞれ違っている。

拙の症状は、医師の治療と、リハビリと、もう一つは自分でインターネットや書籍で調べた保存両方の運動やストレッチでの研究の成果と、時間の経過という最大のお薬のせいで、ここのところ痛み止めの薬をずいぶん減らせるほど軽減していた。

痛みが軽くなったからといって、不用意に動くと症状が悪化する。

一番の要注意の時間は起床時で、起きてベッドを降りるときには毎日気をつけている。

ここ数日は、もうすっかり治ったのかなと思うくらい痛みは軽くなっていた。

ところが今朝は、ベッドから起き上がろうとすると膝に結構な痛みを感じた。

脊柱管狭窄症の痛みとして、お尻から太もも、そして脛と足首に痛みが走ることがある。

これは脊柱管の中を走る神経が圧迫されての痛みだが、今朝の痛みは膝関節の痛みだった。

そろそろとベッドから降りたが、今日のは、膝を曲げると結構な激痛。

痛む法の膝を曲げないようにそろそろと歩るき、片足を曲げないように階段を下りた。

よたよたと、事務所に出るのも一苦労。

これも時々ある痛みで、寝ている間に膝になんらかの異常が起きているのだろうが、これは膝に強い刺激を与えないようにして過ごしていると、だいたい1日で治まる症状だ。

今日は今日は夕方前まで痛みが続いた。

想像通り、仕事が終わるころには膝の痛みが治まってきたのだが、夕食の時に気が付いた。

膝の痛みのおかげで、今日は一日腰の痛みを忘れていた。

毒をもって毒を制すということばがあるが、痛みをもって痛みを制すというところだなあと感じた今日の一日だった。

腰の調子はずいぶん改善しているようだ。

 

2022年11月 2日 (水)

腰痛とともに生きる

猛烈な腰痛を発症して、動くもままならない状態で病院に駆け込み、治療を始めてから1年が過ぎた。

私は、いたって健康で大きな病気をしないままこの年(実年齢は伏せさせていただきますが)になった。

唯一の持病は腰痛。

若いころからたびたび腰痛、いわゆるぎっくり腰を経験してきた。

ぎっくり腰の原因はいろいろあるようだが、私は体が硬くて急性筋膜炎系の腰痛から始まり、若いころには椎間板ヘルニアの診断を受けた。

何度もひどい腰痛を体験して、腰に負担をかけない生活が身についていたつもりだった。

しかし寄る年波、最近はずっと脊椎館狭窄症の症状を抱えながら生きてきた。

去年の猛烈な腰痛は急性筋膜炎からのもの(というのが私の素人診断)。

医師の判断も同じだった。

医師の適切な診断と治療、それと鎮痛薬のおかげで激痛は収まってきた。

依頼、もともと抱えていた脊柱管狭窄症の治療でその整形外科医院に定期的に通っている。

このことは前にも書いたことだが、この医師の治療と指導でなんとかこの1年、大きな支障なく日常生活を送ってきた。

それが先週の土曜日、朝起きて立ち上がろうとすると、脛から足首にかけ、いつもにない激痛がはしった。

朝の寝起きに腰から脛に痛みがあって、朝、腰に気を使いながら立ち上がり、顔を洗うときには腰をまげずに膝を折っての洗面となる。

脊柱管狭窄症というのは、腰痛はそれほど強くはないが、下肢・ふとももから脛にかけて(私の場合は脛から足首にかけて)痛みが出て、歩けなくなる。

しばらく腰かけて休むと痛みが治まってまた歩けるようになる。

立っていても下肢にしびれや痛みが出る。

この20年余、この状態がひどくなったり、軽くなったりを繰り返している。

幸い私は不動産屋。しかも自営。

立ちっぱなしででいなくてはならないこともなく、歩き続けなくてはいけないこともない。

もともと出不精で、人との交わりが苦手な質で、1日の大半を事務所で過ごしている。

こんなに人と交わることをしないでよくこれまでメシを食ってこれたなと我ながら不思議に思うほどで、脊柱管狭窄症の症状と折り合いをつけながらやってきた。

先週の土曜日の腰痛の痛みは猛烈だった。

脊柱管狭窄症の発作は、座れば痛みが治まる。

しかし、あの日の痛みは違っていた。

立っていても痛い。座っても痛い。寝ても痛い。膝を曲げて横になっても、膝を立てても痛い。

耐えられない痛み。

ひどくなったのは土曜日の午後で、日曜日は1日痛みに耐えていた。

この痛みが月曜日まで続くようだったら、手術もやむを得ないと覚悟していた。

幸い、日曜日の夜に痛みに逆らって体をひねったら痛みが治まり、月曜日の朝はいつもの腰痛になっていた。

それから今日まで、また今までのごとく、腰痛は感じながらも日常の生活に大きな支障はなくきている。

 

私は自分の体の丈夫さには自信を持っていた。

これまで病気になっても腰痛を発症しても、そのうち治るさと、本気で深刻になったことはない。

しかし今回ばかりは、この痛みが続くようだったら手術をお願いしようとまで決心していた。

なんといっても、寄る年波。

私の師匠から「鉄人」と呼ばれ体丈夫が自慢で、同年代の中では若いと言われてその気になってやりっぱなしにしてきていたが、身の回りの片づけの必要性を感じている今日この頃である。

 

 

 

2022年3月 8日 (火)

幸せは健康が連れてくる うわっ!全部入っている!

昨日の楽天マガジン配信の「週刊現代」の表紙コピーに身につまされるものがあった。

「幸せは健康が連れてくる」

「さあ、死ぬまで元気に生き抜こう」

「脊柱管狭窄症・ヘルニア・膝痛、股関節痛、肩・首」

「薬に頼らずにつらい痛みを消す」

うわっ!やばい!全部私だ!

昨日、腰痛の原因を調べるためにMRI検査をしたのだけど、結果は脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの併発だった。

これは私の自己診断と同じ検査結果。

私には腰の他に膝も股関節も痛みはある。

ここ数日は肩と首の痛みがちょっとひどい

これは自己診断によると頚椎ヘルニアに起因する痛みだ。

若いと思っているのだが、寄る年波。

着実に立派な高齢者の道を歩んでいる。

しかし私は悲観的にはならないことにしている。

だって、この程度ですんでいるのだから。

せいぜい見栄を張って、元気を演じていこうと思っている。

 

 

 

この子は14歳(我家の同居猫になって13年余)。
人間の年齢にすると私と同じくらいのはずなのだが、今年に入って急に食が細くなって、寝ている時間が長くなった。
老け込むには早い。もう少し元気でいろよ。
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2021年12月26日 (日)

薬の飲み忘れ防止法

 最近読んだ「ボケ日和」という本の中に、初期の軽度な認知症の症例として薬の管理ができなくなるという項目があった。

 薬の管理ができないというのは、薬を飲んだか飲んでいないかがわからなくなるということなのだが、私は、昔から薬を飲んだか飲んでいないかわからなくなることがある。

 だから私は、こうしている。

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 薬の取り出し部分に日付を書いたシールを貼っている。

 シールを破って薬を飲むので、飲んだか飲まないかわからなくなることは無い。

 悲しいかな、こうしておかないと「あれ、今朝の薬は飲んだかな」となる。

 ということだから、薬を飲んだか飲まないかわからなくなるのが初期の認知症の症状だとすれば、私はすでに軽い認知症を発していると疑わなければならない。

 しかし私は、私が薬の管理ができないのはADHDの傾向を原因とするものだと考える。

 私は、ずっと以前から自分のことをADHDの傾向があると自己診断している。

 ADHDというのは発達性障害の一つで「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれる。

 不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害で、症状の現れ方によって「不注意優勢に存在」「多動・衝動優勢に存在」「混合して存在」と分類される病気である。

 私は「不注意優勢に存在」の部類だと思っている。

 「不注意優勢に存在」というのは、「不注意」の特徴が強く現れ、「多動・衝動」の特徴があまり強くないタイプ。

 「何事にも集中し続けることが難しい、忘れ物が多い、外からの刺激などですぐに気がそれてしまうなどの特徴があり、一方で、自分の好きなことについて考えたり取り組んだりしていると、話しかけられても気づかず、周囲の人に『無視をした』と誤解されることもある」というものだ。

 症状の前半の部分は、実にその通りである。

 集中を続けることができない。忘れ物が多い。すぐに気がそれてしまう。

 子供のころから忘れ物がひどかった。なにをやっていてもすぐに気がそれてしまって、集中を続けることができない。

 残念ながら、後半部分の好きなことをやっているときは、話しかけても気が付かずに集中しているという部分は違っている。

 私は、好きなことをやっていても、ちょっとした刺激で気がそれてしまうほど、なにごとにも継続できない。

 とにかく私は、忘れ物が多いし、何事においても継続することができない。

 どうでもいいような約束は無論のこと、重要な約束の時間がすっと抜けてしまうこともある。

 ちなみに、私の取り柄は自分を客観的に見れることで、この致命的な欠陥を自覚している。

 だから子供のころから、物忘れと、何事においても継続できないという致命的な欠陥を補うための工夫をしてきた。

 私は、子供のころから計画表を立てるのが好きで、さまざまな手帳や便利グッズを収集するのを趣味みたいにしてきた。

 予定や重要な事柄を忘れないように、いろんな手帳を試し使い方を工夫していたのだが、悲しいかな手帳を見るのを忘れてしまうことが多々あった。

 時計のアラーム機能もりようしたが、昔はデジタル時計は複数回のアラームのセットができるものはなかった。

 懇意にしている時計店の店主に、1日に複数回アラームをセットできる時計を探してくれと頼んでみたが見つからなかった。

 そんな私にとって、携帯電話の登場は願ってもないことであった。

 携帯電話のカレンダー機能を使うと、複数のアラームをセットで来た。

 スマートフォンになってからは、カレンダ機能のみならず、多くのアプリにリマインダー機能がついているから、忘れてはいけないことは、さっさとセットするようにしている。

 私がスマートフォンを使い倒しているのは、私の欠陥を補う手段なのである。

 私は、自分の欠陥を承知しているが故に、それを補う工夫をしている。

 ということで今のところ、私の物忘れはADHDからのもので、まだ認知症ではないと身勝手な判断をしているのだが、このところ実感の不安を抱きつつの日々を過ごしている。

 

 

 

2021年12月16日 (木)

健康食品にひそむ罠

 食べ物によって病気を撃退し健康な体を維持しようと健康食がブームだ。

 あることがブームで沸くと、片方で文を受けると必ずそれに反論する議論が展開される。

 先日、ある週刊誌の「健康食に潜む罠」という見出しで健康食品に警告を示す記事が掲載されていた。

 過激な見出しが目にとまっり、どんな話か読んでみた。

 その内容はこんなものだった。

 体にいいものを食べようと考えて 逆効果であることも少なくないというのだ。

 この専門家は、体にとって必要なのは何を食べるかよりも何を避けるべきかということだと主張していた。

 そこで週刊誌は食と健康の専門家32人に実は体に悪い食べ物をアンケート取材し、その結果が報じられていた。

 なんと 実は体に悪い食べ物ランキングの第1位が 玄米と大豆だった。

 2番目がマグロ。

 なんとなんと 健康に良い食品の 1と2と重なるではないか。

 健康食品で常にトップを走っているのは 納豆である。

 その納豆の原料の大豆が実は体に悪い食べ物ランキングの1位だと言う。

 その理由は、大豆は食物繊維やミネラルなどが豊富だが消化に時間がかかる。

 高齢者や体調の悪い人にはお勧めできない。

 消化不良になってお腹を壊す人もいる。

 また 精白していないということで、白米に比べ農薬の残留量が多いということ、さらに玄米が含有するフィチン酸という成分が鉄や亜鉛とを結合しミネラルの吸収を阻害してしまうのだそうだ。

 また、白米に比べれば少ないが糖質を含んでおりカロリーは白米とそれほど変わらない。

 さらには、カドミウムの含有率が高く継続して大量に食べると肝臓や腎臓に影響が出る可能性があるというのだ。

 大豆は、大豆のタンパク質は老廃物として腎臓から排泄されるが過剰に摂取することで肝臓に負担をかけ肝臓の機能低下につながるのだそうだ。

 納豆や豆乳などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは人間にとって必須の栄養素ではない。

 また反栄養素と呼ばれるファイトケミカルが多く含まれ他のたんぱく質やカルシウムマグネシウムなどの吸収率を下げるというのだ。

 マグロについては、良質なタンパク質ではあるがメチル水銀の含有が気がかり胎児には影響を与える可能性があるため妊娠中は一週間に80 G 程度が目安になる。

 マグロのような大型の魚はイワシなどに比べ海洋汚染物質が蓄積しやすい 含有するメチル水銀は一定以上摂取すると脳や脊髄などの中枢神経にダメージを起こすことが明らかになっていると 食べ過ぎは水銀の過剰摂取になるというのだ。

 なんとも、いずれも、混乱をもたらす「ためにする」意見である。

 どちらも、過剰摂取した場合や食べ過ぎた場合という注釈付きの意見である。と拙は判断する。

 この過剰摂取というのは、マウス等の動物実験のデータをもとにしているのではないかと想像するが、重量比で人間に換算すると一日に納豆100バックを数カ月続けて食べるとか、マグロの刺身100人前を毎日数カ月たべさせたデータであることが多い。

 秋口にコロナが収まりかけたとき、今年の冬は2年間放置していたインフルエンザが猛威をふるうことになると警告を出していた医者がいた。

 人は平穏には大きな反応をしめさないが、不安に大騒ぎするして盛り上がりたがる傾向がある。

 だから、人が安心することを許さず、常に恐怖をあおるのがマスコミの仕事。

 事件が奴らの飯の種なのだからなあ。

 そんな情報の中から、どれが本当なのかを見つけるのが、またおもしろいんだなあ。

 こんなことに面白がって時間を費やしているから、肝心な自分の仕事ができない拙なのである。

2021年11月 8日 (月)

漢方がゼロからわかる  漢方が目指す「養生」

今日、楽天マガジンから配信の週刊現代最新号に「漢方がゼロかわかる」というカラー特集記事が掲載されていた。

この年齢になると、なんといっても、健康には不安があるものだ。

実際、今月に入って持病の腰痛が悪化して、数日は激痛にのたうちまわっていた。

めったに行くことに無いお医者さんにかけこんで、痛み止めの薬をもらって養生して、ここ数日、なんとか折り合いをつけて日常生活ができる痛みに治まっている。

今のところ腰痛の他には健康に不安はないのだが、年齢も年齢、漢方でなにか体にいいこと見つかるかなと特集ページを開いてみた。

「漢方がゼロからわかる」のどでかい見出しにつづいて、「その体調不良、治せます」の小見出し。

なにか体に良さそうだ。

次に進むと、「漢方がめざす養生とは何か」という特集記事だった。

記事の内容はこんなものだった。

漢方では、「気・血・水」のバランスが崩れることで、体調が悪くなると考えられている。
「気とは心と体を動かすエネルギーのことで、気が少ないとすぐ疲れたり(気虚)、めぐりが悪いとイライラする症状が表れたりします(気滞)。
血液やその成分を指す血が少なくなるとめまいが生じたり(血虚)、血のめぐりが滞ると肩こりになったりする(血お)。
水は血以外の水分のことで、水が少ないとせきが出て(陰虚)、めぐりが悪いと倦忠感が表れます(痰湿)」

まずは左表で自分がどのタイプかチェックしよう。
思い当たる症状か2~3つあるのが当たり前。
症状のバランスを見極めて、次々ページ以降に紹介する「漢方ごはん」や「漢方薬」を生活に取り入れてほしい。ということであった。

次のページには、人の体質を6つのパターンに分けられたものが表になっていた。

各タイプに見かけられる症状が6項目から7項目あって、それにチェックを入れるようになっている。

各項目に思い当たる項目が2~3あるのが当たり前、とある。

まず一番目の「気虚タイプ」をチェックしてみる。

胃腸の機能低下や過労、睡眠不足が原因で、体を流れる「気」が不足している状態で、常に疲れやだるさを感じるタイプ。

症状として、朝起きられない。すぐに疲れる。食欲がない。胃腸が弱い。息切れしやすい。かぜをひきやすい。

ということらしいが、いずれも該当しない。

次に「気滞タイプ」

ストレスや生活習慣の乱れで、「気」の流れが停滞している状態。

頭痛や肩こりも感じる。

症状。げっぷおならが出る。のでにつかえ感がある。お腹が張りやすい。食欲にムラがある。イライラしやすい。情緒不安定である。寝つきが悪い。

しっかり該当するという項目は無いが、敢えて言えば、おならがよく出るかもしれない。

もう一つ、イライラしやすいといえばイライラしやすいかもしれない。しかし、それは今の閉そく状態の中でさえ自分のことしか考えない政治家の態度を見たり、巨万の富を得ながら合法的に税金逃れをする奴らを見ていると誰でも感じることではないのか。

こんなイライラは病気ではない。

「血虚タイプ」疲労や慢性疾患が原因で、体内に栄養を行き渡らせる「血」が不足している状態。貧血やメマイ、抑うつ症状などを生じるす。

顔色が悪い。肌が乾燥してカサカサ。髪がバサバサ。疲れ目、かすみめになりやすい。重だるい頭痛がある。立ちくらみする。不安感が強い。

これは、いずれも、まったく該当しない。

その他、「痰湿タイプ」「陰虚タイプ」「血おタイプ」と6タイプ、41項目の症状をチェックしてみた。

全41項目のなかで、あえて拙に該当するものとしては「おならがよく出る」と「イライラしやすい」だけ。

ただ、「あえて」該当するという程度で、症状として該当するという程度ではない。

後の項目はまったくかすりもしない。

体にいいことがあるのなら漢方を取り入れようと思っていたのだが、どうやら拙には無用の特集記事であった。

腰は、いまだ、痛いが、こんなの、どうってことないなと自信を回復できたことがありがたい。

つくづく丈夫な体をもらったことを、ご先祖様に強く感謝した今日のできごとだった。

2021年11月 3日 (水)

腰痛で弱気のムシが

 このところ、腰痛に悩んでいる。

 もともと腰痛は持病で、何十年にもわたってずっと折り合いをつけながら生きてきた。

 しかし、数年に一度耐えられないほどの腰痛を引き起こす。

 いわゆるぎっくり腰のひどいやつだ。

 先々週の土曜日の朝、ちょっと腰にピシッと痛みが走った。

 まずいなと思ってその日1日、腰に負担をかけないように気を付けて過ごしていたのだが、夜になって激痛に変わった。

 痛みで立つこともできず、座っていてもいたい、横になっても痛い。

 座ると立ち上がることもできず、横になろうとしたのだがそれも痛くて寝ることもできない。

 なんとか横になったものの、寝返りをうつこともできない。

 身体を起こそうとすると激痛。

 一度、痛みの少ない態勢を見つけたら、そのままじーっとしているしかない。

 安静にして痛みが治まるのを待つしかないとあきらめて、なるべく痛まない姿勢で眠くなるのを待った。

 なんとか眠りについたと思ったら、寝返りをした時に痛みでが目が覚めてしまう。

 朝、体を起こそうとすると激痛。

 なんとか這うようにしてトイレを済ませて、日曜日はずっと寝たまま、安静にしていた。

 月曜日、痛みは少し収まったが、満足には歩けない。

 よって臨時休業。

 火曜日は、歩くのは痛いし、姿勢をかえるときに激痛が走るが、なんとか動けるようになったので病院に駆け込む。

 最近評判の井上整形外科。

 うわさ通りの繁盛ぶりで、待合室は患者であふれている。

 座ってしまうと立ち上がるのが大変なので、立ったまままつことにする。

 ようやく順番が来て診察してもらった。

 いつも混雑をさばいているだけあって、スピーディーでてきぱきとした診察。

 今回の拙のぎっくり腰の症状については、筋膜性腰痛との診断。

 拙にとっては初めての納得のいく診断だった。

 納得のいく説明だったもので、すぐに痛みが止まったわけではないが精神的に落ち着いたせいか、激痛が耐えられる痛みに変わった。

 すぐには治らないかもしれないが、痛みと折り合いをつけていけば回復すると納得。

 腰痛以外に大きな病気やケガに縁がないことが拙の自信で、年のことは気にしたことがなかったのだが、今回の腰痛はその自信がゆらぐ出来事だった。

 まだ痛い。

 なんとか折り合いをつけられる痛みに治まって、もとの生活に戻れることを願っている。

2021年3月15日 (月)

70歳まで健康習慣  非健康に生きてきたけど

  ある週刊誌に、「70歳まで健康習慣」と題する特集記事があった。

 この週刊誌は40歳代50歳代をターゲットにしているのだろう。

 残念ながら、年齢的に私にとってはすでに手遅れの情報である。

 手遅れの情報ではあるが、いい加減に生きてきた反省の意味をこめて、内容をさらりと眺めてみた。

 まずは食事編で10項目。

 ①1日1回は魚を食べる

    これはまずい。私は肉派で魚は苦手。魚は月に2,3度だな。

 ②緑色野菜や海藻類を意識的に摂る

    これもまずい。野菜はあまり摂取していない。

 ③空腹を感じてしばらくしてから食べる

    これにいたっては、まったくダメ。

    空腹を感じる前に、何か口に入れていて、空腹感を感じる暇がない。

 ④砂糖入りの清涼飲料水を飲まない

    これもダメ。砂糖入り清涼飲料水は大好き。

 ⑤牡蛎または豚レバーを意識して食べる

    わざわざ牡蛎や豚レバーを買うのも面倒でやる気もない。

 ⑥白米やパンなどの白い炭水化物を避ける

    白米もパンも大好き。たらふく胃袋に詰め込んでいる。

 ⑦脂っぽい食事が続いたらワカメ、キノコ類を食べる

    そもそも、ワカメ、キノコ類なんて常備してないぞ。

 ⑧1日にコーヒーを3~4杯飲む

    これはやっているぞ!

 ⑨食べる順番に気を付ける

    これも、やっているぞ!

    野菜、タンパク質から先に食べるようにしている。

 ⑩水をがぶ飲みしない

    1日2リットル水を飲むと体にいいというのは大嘘らしい。

    私は、一気にがぶ飲みをすることはないが、しじゅうちびちびと、1日に2リットル近くの水を飲んでいる。

   「70歳まで健康に生きる」ための食事編10項目の内、私がやっているのは2項目のみであった。

 あとは全部だめ。

 そんな生活を続けてきたけれど私は、まわりの同年齢の人に比べて、すこぶる元気である。

 体の具合はどこも悪くなくて、「健康に生きる」ための食事をしてきたとしても、今の私以上に健康ということはないだろう。

 テレビで長寿の人がとりあげられて、なにが長寿の原因ですかなんて質問に対して、「魚を毎日食べたから」とか「この年でも肉を食べるから」、「牛乳」、「腹八分」「体をまめに動かす」だなんて様々な回答がなされる。

 しかし長生きしている人は、「〇〇な生活をしたから長生きした」のではなくて、長生きした人がたまたま「〇〇な生活をしていた」というのが正確な答えじゃないのかな。

 早死にした人が、長生きした人と同じ生活をしていたら長生きできたかどうか比べようがない。

 だって早死にした人を生き返らせて比較することはできないのだから。

 人、それぞれ。

 ともあれ、私は親からもらった頑丈な体に感謝している。

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